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【J2:第42節 札幌 vs 甲府 レポート】甲府、執念のロスタイム逆転劇! 札幌は3位の可能性が消滅(05.11.23)

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11月23日(水) 2005 J2リーグ戦 第42節
札幌 2 - 4 甲府 (13:04/札幌ド/17,608人)
得点者:'19 清野智秋(札幌)、'39 長谷川太郎(甲府)、'48 砂川誠(札幌)、'89 長谷川太郎(甲府)、'89 須藤大輔(甲府)、'89 須藤大輔(甲府)
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 後半ロスタイムの3分間、これで勝負は決まった。甲府にとっては劇的な、そして札幌にとっては、あまりにも非情な3分間となった。

 まず先制したのは札幌だった。左サイドに張った甲府のFW、長谷川のスピード溢れる突破に手を焼き、押されぎみの札幌だったが、前半19分、砂川のタテパスに走り込んだ清野がDFを振り切り、角度のあまりない難しいポジションからシュート。前節で京都相手にハットトリックを決めた勢いそのままに、ボールは左サイドネットに吸い込まれる。その後も札幌は、この試合好調の砂川が、右サイドから攻撃の基点となり、29、33、34分と幾度も好機を作り出すが、得点までは至らない。

 決める時に決めなければ、流れは変わる。前半39分、左サイドから井上からのクロスが上がる。札幌DFはクリアできるかに見えたが、ゴールラインを割るとジャッジしたのか、そのままゴール前をすり抜けていく。そこに走り込んだ長谷川の伸ばした足がギリギリ間に合い、本人曰く『ドロ臭い』ゴールで同点。札幌にとっては、前節と同じように、先制後、前半のうちに浴びた同点弾であり、防げたかに思われた状況だっただけになおさら悔やまれる失点となった。

 その後、前半終了間際から後半開始にかけては甲府のペース。特に左サイドから盛んに攻め上がり見せ、加賀がディフェンスに追われる場面が目立ったが、その間隙を縫うように勝ち越し点を決めたのは札幌。後半3分にボランチの金子からいい形でフリーの砂川へボールが渡ると、豪快に右足一閃。見事なミドルを決め、再びゲームをリードする。

 仙台が水戸を相手に前半終了時点で1-0とリードしていることもあり、どうしても負けられない甲府は幾度もチャンスを作るが、どうしても得点に結びつけられない。追い打ちをかけるように、後半21分には、背中の痛みから本調子ではなかったチームの得点王、バレーが須藤と交代。札幌も、西嶋、中山、堀井と次々とカードを切り、また長谷川にはスピードのある和波をマークにつけるなど、1点を守りにかかり、甲府にとっては不利な状況になっていく。それでも攻め続ける甲府。豊富な運動量を必要とするプレースタイルのため避けられない部分でもあるが、札幌の足が徐々に止まりだした終盤は、ほぼ甲府のペースとなる。だが、相手が本気で守りにかかれば、そう簡単にはゴールネットを揺らせない。時間は過ぎていき、後半も残りはロスタイム3分のみ。勝負あったかと思われたとき、再び長谷川の言葉を借りると『ドラマのような』時間が始まった。

 まずは長谷川が、フリーでボールを受けると、右サイドを切れ込んでいき、そのままシュート。札幌にとっては、前節同様、終盤で同点にされる失点。前節の京都戦では、その後攻撃に転じられたが、あと3分を逃げ切ることに集中していた札幌に、前節のような余力はもうなかった。直後に右サイドからのクロスをバレーに代わって出場した須藤が頭で押し込み、あっという間の逆転劇。歓喜に沸く甲府ベンチ、抱き合う選手達。一方の札幌は、呆然とした表情でピッチに崩れ落ちるように座り込む選手も見られた。結局、終了間際に札幌のミスもあり、須藤がもう1ゴールを決め、タイムアップ。4-2という、ロスタイム突入時とは全く異なる結果が、電光掲示板に示された。

 仙台が水戸に勝利したため、甲府と仙台の勝ち点差は変わらず1のまま。今後、福岡、京都と上位との対戦が続くが、この奇跡的な逆転劇は消化不良のゲームが続いていた甲府に『勢い』という短期決戦に一番必要なものをもたらすだろう。一方、今節で3位の可能性が完全に無くなった札幌は、このホームで起こった悲劇のような敗戦を、来季歓喜を迎えるための糧にしていかなければならない。

以上

2005.11.23 Reported by 原子 禅
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