今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第42節 山形 vs 草津 レポート】立ち上がりの草津の猛攻をしのいだ山形が、今季最多の4得点で快勝!(05.11.23)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
11月23日(水) 2005 J2リーグ戦 第42節
山形 4 - 0 草津 (13:00/山形県/4,185人)
得点者:'10 林晃平(山形)、'43 根本亮助(山形)、'67 大塚真司(山形)、'70 高橋健二(山形)
----------

 後半2点を追う中で、草津がカウンターから3点目、4点目を浴びる。いずれも左サイドの大きなスペースを起点に使われたもので、3点目は、最深部でボールを拾った林のクロスを、マーク不在の大塚がヘッドで決めたもの。4点目は佐々木のクロスをニアで齋藤が弾いたが、ペナルティーエリアのすぐ外にこぼれたボールに高橋が右足を振り抜いた。

 両SBとも高く上がり、GK小島がペナルティーエリアを大きく飛び出して何度かクリアするような状況の草津にとって、この2つの追加点はビハインドの状況を考えればある意味仕方のないもの。問題は、立ち上がりの10分間の中にある。

 前半1分、草津がゴールほほ正面、約25メートルのFKを得る。キッカー氏家のボールはゴール右隅に向かいきれいな弧を描いて飛んだが、跳び上がったGK清水が伸ばした手に弾かれた。中盤のルーズボールを圧倒的に拾う草津の流れはさらに続く。3分、右SB杉山がドリブルで持ち上がったあとのミドルシュートがバーの上を通過。7分、杉山のクロスに佐藤大典がヘディングシュートを放つが、これも清水が弾く。9分、オーバーラップした杉山が後藤からパスを受け、シュート性のクロスを放つ。しかし、これも枠には飛んでいたが清水にキャッチされた。

 草津・手塚監督は、「全員でアグレッシブにプレッシングを掛けて戦おうということで、非常に入りは思ったように選手も動いてくれた。2、3度ゴールしてもおかしくないシーンもつくれて、いい入りだった」と振り返った。しかし、ラインを積極的に上げることで機能していたその戦術は、1本の縦パスによって、そのリスキーな面を大きくクローズアップされることになる。

 前半10分、永井の縦のボールをチカと競り合った林が、そのままスピードで振り切り、たまらず前に詰めてきたGK小島をもかわした。無人のゴールに放たれたグラウンダーのシュートが、山形の先制弾となった。この1点で、山形は草津の勢いを止めることに成功。完全に流れを引き寄せたと言うには互いにミスの多い展開だったが、球際の強さを発揮した山形が徐々に主導権も握っていく。

 40分、左サイドから中へ入っていた櫻田のミドルシュートがゴールポスト横のボトルに当たり、ヒヤリとした3分後、内山のロビングが貴重な追加点を呼び込んだ。ボールはバーのわずかに内側をかすめて落ちてきた。キャッチしようと小島が挙げたその手よりも、飛び込んだ根本の頭が一瞬早くボールに触る。
ゴールネットを揺らしたのは勢い余って着地した根本本人だったが、肝心のボールもしっかりと枠の内側に落ちていた。この2点のリードを後半で4点に増やした山形が快勝した。

 草津は5連敗。12節も前の勝利の余韻は、微塵も残っていない。12人中5人をルーキーで臨んだこの試合でも、立ち上がりの勢いが消えてからは得点の匂いが薄く、バランスを崩した中で選手交代も効果を上げていない。櫻田は「今日の4失点は、今まででいちばん悪い出来」と話し、氏家も「試合の流れを勉強してほしい」と敢えて若手に苦言を呈した。本格的な捲土重来は来季以降になるが、つかみ取ったものを形として残すためにも、残りの2試合でぜひ勝利をつかみたい。

 山形は、今季最多の4得点。鈴木監督も「全体を通して、ボールのつながり、ランニング、スペースへの飛び出し、守備の意識も含めて、選手は非常によく戦ってくれた」と、決めるべきところを決め、無失点に抑えた今節の戦いを評価した。

 しかし、仙台、甲府の勝利で今シーズンの5位以下が決定、昇格の可能性は完全に消滅した。昇格も勲章も待ってはいないが、残りの試合は「プロの誇り」という無形の、しかしもっとも大事なものを懸けた戦いになる。今年少なかったホーム戦の勝利をサポーターにプレゼントできる機会も、もう1試合残されている。

 「終戦」は、2試合先にある。

以上

2005.11.23 Reported by 佐藤 円
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2026/02/16(月) 10:00 【週末のゴールをイッキ見!】明治安田Jリーグ百年構想リーグ 全ゴールまとめ【0213-0215】