今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第42節 横浜FC vs 鳥栖 レポート】「ゲームの入り方」に大きく左右された試合は、気持ちが上回った鳥栖に軍配があがった。(05.11.23)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
11月23日(水) 2005 J2リーグ戦 第42節
横浜FC 0 - 1 鳥栖 (13:00/三ツ沢/5,243人)
得点者:'15 加藤秀典(鳥栖)
----------

 これがチームを研究しつくされた結果だったのかもしれない。今日の横浜FCは、その今までの勢いが完全に封じ込まれてしまっていた。

試合後の会見で鳥栖・松本監督は「今日はゲームを作る山口と内田、そして高さのある富永、背後に入るスピードのある北村をプレーさせないのが重点だった」と語った。試合は正にその通りで、山口へのコースは完全に封じられ、横浜FCはDFラインから中盤に全くボールがつなげず、ロングボールばかりになっていた。山口は「徹底してコースを切られ、あれだけマークにつかれたら自分にボールが入ってこないのは当たり前。相手のブロックを崩す工夫というものが足りなかった」と、その言葉が中盤でボールを繋いで攻めあがることが出来ず、攻め手を欠いていたことを象徴していた。内田も「素さん(山口)が相手に消されてしまっていたので、その所でうまく回すことが出来ず、自分自身がもっと受けて動けたら良かったのだが…」と悔しさをにじませた。「前からのプレスをいつも以上に意識して臨んだ試合だった」と話したのは鳥栖の新居。そのプレスから中盤で全く繋げない横浜FCは、前線にいる富永へロングボールを多く送る。富永頼りになっていた部分は否めない。富永に当てた次のセカンドボールも、鳥栖に奪われるという場面も多かった。

前半15分、コーナーキックの場面。キッカーは鳥栖・濱田。ゴール前に放たれたクロスが横浜FC選手にあたると、そのこぼれ球に加藤が落ち着いて反応し、ゴールネットを突き刺した。先制点を奪われた横浜FC・足達監督はその場面を「キックオフからのあとのプレーで、まず最初のピンチを迎えた。その流れが15分くらい続く中で、濱田(鳥栖)のリスタートから、非常に鋭いボールが入ってきていた。このボールが危ないので、とにかくリスタートを与えない。そこからの失点は気をつけていた。そのかたちでの失点ということで、ゲームの入り方として非常に悔やまれる」と振り返った。鳥栖もここ数試合、セットプレーからの失点が悪い失点パターンとなりつつあった為、横浜FCとしてもそこが突くべき点だったのだが、度重なるチャンスを得点に結びつけることが出来なかった。

 後半に入ると、城、トゥイード、貞富を送り出し反撃を図るものの、1点は遠く、そのままゲームセット。何とか奪った1点を守りきった鳥栖に軍配が上がり、鳥栖は5試合ぶりの勝利。また、これで現在勝ち点52とし、今までのチーム史上最高の「51」を上回ることとなった。

「立ち上がり、ラインが設定できず、戦いのプランが崩れてしまった」(横浜FC・早川)、「攻撃において、中盤で繋いでいくのか何なのか統一感がなかった感じだった」(横浜FC・山尾)と振り返る選手たちからは「試合への入り方、立ち上がり」が反省点にあがった試合だった。なかには「一時の悪い時に戻ってしまった…」と肩を落とす選手もいた。足達監督も、「前節の試合内容が良かっただけに、この試合への入り方はとても大事だとミーティングでも話していたが、フワッとしたカタチで入ってしまった」と話し、その部分に、試合を大きく左右されたことを象徴していた。鳥栖・松本監督も、不本意な試合が続く悪い流れを断ち切りたいというところから「今日の試合への臨み方は一番重要だった」と、ゲームの入り方に重点を置いていた。松本監督は「今日はシーズン開幕戦の時の気持ちを思い出して、その気持ちで試合に入れ」と選手に伝えていたという。

 昇り調子でこの試合に臨んだ横浜FC、悪い流れから早く脱却を図りたかった鳥栖。今日はその鳥栖の気迫が勝っていた試合でもあったと感じた。新居(鳥栖)も「今日はアウェイで勝てたことに意味があり、これは大きい」と話し、松本監督も「今日の完封勝利で残り2試合戦う上での方向付けが出来た。90分間、選手たちがよく耐えてやってくれた」と、戦い抜いた選手を称えた。

 「ここしばらく良い試合が続いていたので、過信してしまっていた部分があったのかな」と試合を振り返った内田。今月に入ってからの試合で、チームが強い手応えを感じてきているのは間違いないだろう。今日三ツ沢に集まった5,000人を超えるサポーターは、そんな勢いのあるチームを期待していたに違いない。残り2節。ここまでの流れをまた次節で取り戻し、今シーズン最後の三ツ沢に戻ってきてほしい。そして日々進化を遂げているチームを後押しするために集まるファンに、最高のプレーを見せ シーズンを締めくくってほしいと強く願う。

以上

2005.11.24 Reported by 浅野有香
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2026/02/16(月) 10:00 【週末のゴールをイッキ見!】明治安田Jリーグ百年構想リーグ 全ゴールまとめ【0213-0215】