引き分けながら福岡が2位以内を確定し、J1昇格を内定させた。残る昇格枠は、入れ替え戦への進出が可能な3位のみ。その3位の座を目指して激しく火花を散らしているのが3位仙台と4位甲府だ。この両者にある勝ち点差はわずかに1点。得失点差を見ても3位仙台が2点差でわずかに甲府をリードしているが、ほとんど差はないという状況だ。
両チームとも1年間を戦ってきた、その結果として勝ち点を積み上げてきたがその結果としての3位と4位とでは大きく意味が違ってくる。場合によっては今節にも3位が確定するという状況でもあり、目が離せない戦いが続く。
難しい相手ではあったが、前節の水戸戦を3-0でものにした仙台は確実に3位の座をキープした。40節には、甲府がその水戸を相手に3-0で完敗を喫して4位に転落しており、好対照をなしたとも言える。35節から続く不敗記録は8試合に伸びており、流れはいい。そんな仙台が今節対戦するのは、37節にJ1昇格を内定し、すでに優勝を決めた京都。優勝チームとしての気の緩みを期待したいところだが、京都は38節以降の5試合で4勝1分けと負けがない。昨年の川崎Fもそうだったのだが、昇格を内定させた後にはJ1昇格後のポジション争いが待っており、気を抜く余裕はない。もし手を抜いたプレーを見せたとしたら、それは即ポジション争いの後退につながるのである。そういう事実をふまえると、仙台はまさに額面通りにJ2首位の力を持つチームと対戦することになるのである。つまり、一瞬たりとも気を抜けない戦いになるのは間違いなく、だからこそサポーターの後押しが必要となる。入れ替え戦に向けて、今季3度目となる1万9千人台(満員)の入場が予想される。一方、前節の甲府の戦いはあまりにも劇的だった。負ければ仙台との勝ち点差が4に開くという大事な試合は90分をすぎて1-2。後がないロスタイムに同点、逆転、だめ押しの3ゴールを畳みかけたのである。40節の水戸戦。41節の山形戦と、2試合連続で喫してきた前半終了間際の失点は、チームに「昇格争いの厳しさ」を叩き込んだが、その高かった授業料をこの1試合で取りもどした形になった。
最後まで気を抜かない集中力と、最後まで諦めない強い気持ちを、昇格争いという真剣勝負の中で体験した甲府は精神的にひとまわり大きくなったはず。そんな甲府が今季のホーム最終戦の相手として迎え撃つのは、苦しみながら前節2位以内(J1昇格内定)を確定させた福岡。京都とは違い、苦しい戦いを経てつかんだ栄光なだけに中2日で気持ちの切り替えができているかどうかが問われる。そんな福岡に、この試合に向けて闘争心をかき立てさせる要素がないわけではない。実は今季3度のこの対戦は、甲府が2勝1分けと大きくリードしているのである。福岡にしてみれば来季返せるか分からない雪辱を最後に晴らしておきたいという気持ちは強いはず。また昇格のプレッシャーから解放されて、のびのびと戦えるという側面もあるだろう。
ちなみに甲府はホーム最終戦となるこの試合後に、まさに精神的支柱としてチームを引っ張ってきた仲田建二の引退セレモニーが開催される事が決定。そういう意味でも勝利に向けてのモチベーションは間違いなく高い。お互いに気持ちがぶつかり合う激しい試合が期待できそうだ。
2005.11.25 Reported by 江藤高志
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