11月26日(土) 2005 J1リーグ戦 第33節
G大阪 1 - 2 千葉 (15:05/万博/20,833人)
得点者:'29 遠藤保仁(G大阪)、'33 阿部勇樹(千葉)、'42 山岸智(千葉)
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試合前、サポーターがスタンドの各座席を回わり、訪れた観客の人たちに配付されたボードの掲出を頼んで歩く姿が目に留まる。それがどんな光景に繋がるのかと期待しながら迎えた選手入場のシーン。ホーム最終戦が行なわれる万博記念競技場は、ゴール裏だけではなく、スタンド全体が青と黒のチームカラーに彩られる。息を飲むような圧倒的なホームの雰囲気。そんなファンに後押しされ、ジェフ千葉との試合がキックオフを迎える。
千葉と言えば、ナビスコカップ決勝の舞台で、G大阪の目の前で優勝カップを掲げた唯一のチーム。あの時の悔しさを選手たちが忘れるはずもない。また、残り2戦を前に負けられないという思いも選手たちに拍車をかけているのだろう。立ち上がりからいいリズムを見い出したのG大阪。出場停止のFWアラウージョの代役として先発に抜擢されたMF寺田が独特のリズムを刻むドリブルから積極的に攻撃に絡んでいく。11分にはそのMF寺田があげたクロスにFW三木がヘディングシュートを放つも、枠はとらえられず。19分にも同じく流れの中からMF寺田からFW三木へとボールが渡るが、ゴールには至らない。
だが、このユース同期コンビが新たな攻撃のリズムを前線にもたらしたこともあり、序盤は明らかにG大阪ペース。MF寺田やMFフェルナンジーニョらのドリブルなど個人技が光る中、自慢の攻撃力が示されながらゴールへと近づくシーンが多く見られる。だからこそ、29分、MF遠藤の放ったフリーキックが直接枠をとらえ先制しても、何ら驚きではなかったはずだ。いつゴールを挙げてもおかしくない、といった雰囲気は明らかにG大阪にあったのだから。
だが、そのわずか4分後の33分。「点をとったあとの5分は気をつけようと言っていた(DF宮本)」にも関わらず、エリア内でMF阿部に対してDF渡辺が痛恨のファウル。PKを与えてしまう。しかも、そのチャンスをMF阿部が落ち着いて自身でものにすると、終了間際の42分には、DFストヤノフのパスを受けたMF山岸がG大阪GK藤ヶ谷のポジショニングを落ち着いて見極めて左足で流し込み、逆転に成功する。
G大阪がMF渡辺に代えてMF松下を投入した後半は、立ち上がりから緊張感のある展開に。だが1点を追い掛ける展開の中、攻め急ごうとするあまりか、中盤でのパスミスが多く見受けられ、なかなかペースを握れない。千葉はそのG大阪のミスを拾って、カウンターからことごとくフィニッシュへと繋げ、再三にわたり決定的なシーンを作り出す。ゴールこそ割られなかったものの、追加点を奪われてもおかしくない展開に、スタジアムには悲鳴と安堵のため息が交互に漏れる。
とはいえ、G大阪に好機がないわけではない。57分にはコーナーキックのチャンスからDF山口が頭で繋げ、左ポスト前にこぼれて混戦。押し出されたボールをDF山口がダイレクトでシュートを狙うも、これは大きく枠をそれる。67分にもMFフェルナンジーニョがキレのあるドリブルから細かくパスを繋いで形を作り最後はMF松下がシュートを放つも、最後のツメが決め切れない。その状況を撃ち破ろうと、G大阪はMF寺田に代えて、FW松波を投入。万博でのラストプレーに熱い思いを込めてこの日を迎えた『ミスターガンバ』に、思いを託す。
そんな彼に引っ張られるようにペースをあげていくG大阪イレブン。何とか追い付こうと、ミドルレンジからMFフェルナンジーニョやMF橋本が思い切りよくシュートを放ったり、クロスにあわせた松波のヘディングが炸裂するも、1点が奪えない。そうして、1-2のまま試合は4分と表示されたロスタイムに突入。集まった20,833人の観衆が見守る中、最後までゴールを目指し続けたG大阪イレブンだったが、奇跡を起こすことはできずにまさかの3連敗。結果、22節以降守り続けてきた首位の座を、最終節を前に、セレッソ大阪に譲る結果となった。
試合後、今季限りの引退を表明しているFW松波正信の引退セレモニーが行なわれ「このガンバ大阪でのプロ生活は、ただ、ただ幸せでした」と挨拶。場内一周時にはG大阪ファンはもちろんのこと、千葉サポーターからも『松波コール』が沸き起こり、13年間に及んだ彼のプロ生活に惜しみない拍手が送られた。
以上
2005.11.26 Reported by 高村美砂
J’s GOALニュース
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