11月26日(土) 2005 J2リーグ戦 第43節
草津 1 - 3 横浜FC (13:00/群馬陸/4,463人)
得点者:'14 佐藤正美(草津)、'28 高田保則(横浜FC)、'31 北村知隆(横浜FC)、'51 城彰二(横浜FC)
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敗戦が濃厚となったゲーム終盤、スタンドから「戦え!」「走れ!」という叱咤激励の声が響いていた。サポーターに感謝の意味を表す意味でも、どうしても勝ちたかったホーム最終戦での無残な結果。試合後、現実を受け入れるしかない選手たちは一様に肩を落とし、うなだれていた。
試合前、アウェイ横浜FCのゴール裏には『この順位ふざけんな』という横断幕が掲げられた。11位の横浜FCと、12位の草津の対戦。両クラブともすでに今季の順位が決定しているものの、両サポーターにとっては、もうこれ以上の敗戦はみたくないといったところだ。
荒れたピッチコンディションに影響されてか、ボールが落ちつかない序盤の展開の中、最初のチャンスをものにしたのは草津。14分、櫻田からのパスを受けた酒井が右サイドをドリブルで突破しセンタリング。ニアの佐藤大には合わなかったものの、その裏から走り込んだ佐藤正の右足がゴールを捕らえた。「古巣からのゴールだったのでやはり嬉しかった」と佐藤正。だが、悲劇はその後に訪れる。
28分、横浜FC・内田の右CKに、マークを振り切って走り込んだ高田がヘッドで合わせ同点。「それまではいい流れだったが、セットプレーからの1点が痛かった」(小久保)。草津の選手のショックも癒えない31分、今度はポストプレーの裏に飛び出した北村がそのままドリブルで持ち込みゴール前へ。GK小島との1対1も落ち着いてかわし、瞬く間の逆転劇。佐田は「2点目をすぐに取られて、相手の攻撃に耐えられなくなっていった」。
後半の巻き返しを図った草津だが、その狙いも虚しく、後半開始わずかの51分。右サイドからのセンタリングに、齋藤との競り合いで勝った城が頭で押し込みダメ押し。「トップと中盤のサイドが入れ替わりながらスペースを作るように、中盤のシェイプ(形)を変更した」(足達監督)という横浜FCの戦略に対し、草津は防戦一方。前がかりなる草津を尻目に、横浜FCは次々とチャンスを作った。草津は、チカを早々と前線に上げ、3−4−3の陣形でなりふり構わず1点を取りに行ったが、急造システムは見ていて痛々しかった。ゲームは横浜FCの完勝。11位と12位の下位対決とはいえ、勝ち点差は22点(43節終了時)。その差がそのまま結果に表れたとも言える。
酒井は「いまのうちには、2点取られてから再びひっくり返す力はない。それが現状です」と嘆けば、小久保は「1点取ってから、どう戦うかを考えなければいけなかった」と話した。9月4日の徳島戦以来、約2ヶ月間も勝利がない草津は、完全に『勝ち方』を忘れた。
試合後、他の選手が躊躇する中、罵声が飛び交うゴール裏サポーター前に率先して足を運んだ主将・鳥居塚。今季、彼のキャプテンシーがゲームで発揮されることはないのか? 「Jで解雇された選手が集まってここまで戻ってきた雑草軍団だったが、Jの舞台ではまだまだ通用しなかった。来年は今以上に努力して新生ザスパをみせたい」と鳥居塚は悔しさをかみ殺した。地域リーグ時代から草津を応援している熱心なサポーターは言った。「雑草は踏まれても絶対に枯れない」。サポーターは、温泉街に芽生えた小さな雑草が、Jの大地で強く逞しく根付くことを頑なに信じている。今季の悔しさこそが、来年への糧となるはずだ。
以上
2005.11.26 Reported by 伊藤 寿学
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第43節 草津 vs 横浜FC レポート】草津、横浜FCに敗れホーム最終戦で屈辱の今季30敗目。『雑草』は踏まれても枯れない。(05.11.26)
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