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【J1:第33節 清水 vs 鹿島 レポート】澤登、ホームラストゲームでJ1残留を決めた清水。鹿島は優勝への望みを残す勝ち点1。(05.11.26)

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11月26日(土) 2005 J1リーグ戦 第33節
清水 2 - 2 鹿島 (15:04/日本平/15,888人)
得点者:'31 マルキーニョス(清水)、'44 野沢拓也(鹿島)、'63 マルキーニョス(清水)、'82 深井正樹(鹿島)
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澤登の日本平ラストゲームを勝利で飾れなかったが、残留は自力で確定した清水。何が何でも勝利がほしい試合で勝ちきれなかったが、首の皮一枚で優勝の望みを残した鹿島。引き分けという結果は、どちらにも悔いが残るものだったが、試合内容自体は素晴らしいものだった。

優勝のために勝ち点3がほしい鹿島は、ケガの小笠原が予定を早めて復帰。鈴木と名良橋も久しぶりに先発に入って、序盤から気合い十分。清水のほうは、久保山とチェ・テウクが共に膝を痛めて欠場し苦しい状況となったが、今日がホームでのラストゲームとなる澤登が13試合ぶりの先発出場を果たし、チーム全体を引き締める。
そのため当然のように、立ち上がりから激しい攻防が繰り広げられた。開始2分には、澤登が右からドリブルで中に切れ込み、左ポストをかすめるミドルシュートで先制パンチ。7分には鹿島が攻めこんで、DFのクリアミスからアレックス・ミネイロが決定的なシュートを打つが、これは右に外れる。
中盤の構成力、個々のキープ力では小笠原が戻った鹿島が上回るが、逆に清水は全体の意思統一で上回ってセカンドボールをよく拾い、その後でいかに速くボールを前に運ぶかというイメージも、鹿島より明確。試合展開は、ほぼ五分五分。前半から少しのミスが命取りとなるようなスリリングな展開となった。
そんな中で先制点を奪ったのは清水。31分に清水が左から攻めて、枝村がミドルシュート。これはバーに当たったが、跳ね返りをマルキーニョスが冷静にゴール左に決め、ワンチャンスで大きな先制点を奪った。しかし、鹿島も前半ロスタイム、左からの新井場のクロスをファーの鈴木が頭で折り返し、そこに野沢が飛びこんで同点ゴール。どちらも、相手の一瞬のスキをついたゴールだった。

後半は、清水のFWチョ・ジェジンが腰を痛め、ハーフタイムで西野と交代。これで清水は、前線への長いボールが思うようにつながらなくなる。逆に鹿島のほうは、前半の途中でリカルジーニョが負傷交代(→野沢)したことで小笠原がボランチに下がり、ここでしっかりとボールを落ち着かせ、広い視野で幅広く展開するため、前半よりもボールポゼッションで上回るようになっていった。
チャンスも鹿島が多く作り、徐々に押し込んでいくが、トニーニョ・セレーゾ監督が試合後に指摘したように、両サイドバックが同時に上がってしまう場面も多くなった。後半18分、百戦錬磨の澤登は、そのスキを見逃さなかった。カウンターのチャンスに右サイドでボールを受けた澤登は、迷うことなく左のマルキーニョスに大きくサイドチェンジ。このボールをフリーで受けたマルキーニョスは、ドリブルできれいに1人かわして、そのまま冷静にゴール右に流し込み、2点目をゲット。

残り30分は、まさに激闘。鹿島が押し込み、清水がカウンターで攻め返す展開で、どちらも決定的なチャンスを作るが、決めきれず。しかし、37分に鹿島が混戦から執念でボールをつなぎ、深井が鋭い動きから左足で素晴らしいシュートを決めて、しぶとく同点に追いつく。その後、清水のほうは残留を決める勝ち点1を得るために無理はしないが、カウンターから何度かチャンスを作る。鹿島は、DF岩政を前線に上げて捨て身の攻撃に出るが、岩政へのハイボールは、19歳のルーキー青山がしっかりと弾き返す。結果的に、最後は清水のほうが惜しい場面を多く作ったが、最後まで目が離せなかったゲームは、2-2のまま終了した。

これで鹿島は、ここ5試合勝ち星なし。しかし、2つの大阪勢が足踏みしたおかげで、かろうじて優勝への望みを残した。
一方、清水は、先発11人のうち6人が今年加入したメンバーとなっており、兵働、枝村、青山といったルーキーの活躍も含めて、内容的にも新生エスパルスを感じさせたゲーム。「私は今シーズンで引退しますが、来シーズンは健太監督の下、かならず優勝争いするようなチームを作ってくれると思います」。引退セレモニーでの澤登の言葉は、今のチームの手応えでもある。


以上

2005.11.26 Reported by 前島芳雄
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