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【J1:第33節 柏 vs 東京V レポート】大量5得点をあげ、ホーム最終戦・柏が勝利で東京Vに降格の引導を渡す(05.11.26)

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11月26日(土) 2005 J1リーグ戦 第33節
柏 5 - 1 東京V (15:03/柏/11,198人)
得点者:'18 大谷秀和(柏)、'27 小林慶行(東京V)、'45 矢野貴章(柏)、'57 平山智規(柏)、'62 土屋征夫(柏)、'85 永田充(柏)
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小春日和となった日立柏サッカー場。穏やかな天気とは対照的に、スタジアム内にはピリピリとした緊張感が漂う。「絶対負けられない」が合言葉のように飛び交う中、J1残留をかけたサバイバルマッチの火蓋が切られた。

「ヴェルディは必ず両サイドから攻めてくるだろう」柏・早野監督の言うように、東京Vは小林慶・小林大の両サイドを高い位置に保って攻撃を組み立てる。しかし、それは柏にとっては想定内。「フリーランで走りこみ、シンプルに使っていこう」という指示のもと、ボールを持つと大きく空いたサイドのスペースに展開。そこに前線の矢野・宇野沢を始め、大野・増田など2列目・3列目の選手が次々に顔を出し、流れるような動きでヴェルディDF陣を翻弄する。
そして前半18分、中央でボールを得た大谷が、一旦宇野沢に預け、折り返しをシュート。まずは21歳(大谷)と22歳(宇野沢)の若手コンビで先制点をたたき出す。

「レイソルはいい形でプレーして、はじめのほうはマークをしきれなかった」(東京V・バドン監督)。たまらず東京Vはボランチの山田をセンターバックに下げ、両サイドを相馬と柳沢にして4バックから3バックへと変更する。このシステム変更が功を奏し、徐々に東京Vがボールをキープする時間が多くなっていく。そして前半27分、左CKを小林慶がきれいに合わせ1-1の同点に追いつくと、一気に流れは東京Vに傾いていった。
それまでラインを高く保ち、積極的に仕掛けていった柏だったが、東京Vの勢いに押されてズルズルとラインが下がり始める。ここでなんとしても追加点がほしい東京Vだったが、柏のDF陣が踏ん張りをみせ、前半は1-1の同点で折り返す。

そして後半、いきなり試合は動いた。開始30秒で柏・矢野がゴールを決め、早々に得た追加点によってチームは勢いづく。「矢野が本当にいい時間帯で点を取ってくれた」と早野監督が言うように、彼の一発が傾きかけた流れを一気に引き戻した。57分には平山、そして62分には土屋が次々と得点を重ね、最後は左膝前十字じん帯断裂から復帰したばかりの永田の今季初ゴールで締めくくる5得点。
「サボるやつが一人もいない。全員でカバーしてくれる」(柏・大野)。全体の動き出しも早く、全員でボールを奪い、そして一気に攻撃に転じる。チームが一つになって戦った結果、5-1で東京Vに圧勝した。そんなチームを牽引していたのは、最年長の土屋・増田ではなく、キャプテンマークをつけていた波戸でもない。矢野・宇野沢・大谷・小林祐・永田といった若手選手だった。
「若い選手が入ったことで運動量が増えたし、チーム全体が活性化した」(増田選手)と言うとおり、なかなか出場機会に恵まれなかった若手選手が、残留をかけた緊迫した試合の中で生き生きとプレーし、そしてチームに勝利をもたらしたのだ。この勝利はこれからの柏にとって、大きな意味を持つだろう。
自動降格は免れたものの、清水が鹿島に引き分けたため、最終節を待たずしてJ1・J2入れ替え戦への出場が決まった柏。しかし「今日の戦い方をすれば負けることはない」と、どの選手の表情も自信に満ち溢れていた。

そして、点差が開いても最後まで下を向かずに戦い続けた東京Vの選手達。Jリーグ発足時から名門としてリーグを牽引してきた誇りにかけても、絶対に負けられない試合だった。しかし無常にもJ2降格を告げる試合終了のホイッスルが鳴り響く。しばらく呆然と立ち尽くす選手達。悔しさに顔をゆがめ、なかなか動くことが出来ない彼らに、東京Vサポーターは惜しみない拍手とヴェルディコールを送り続けた。
「次の大分戦はサポーターのためにいい試合を見せて、1年でJ1に戻ってくるという自分たちの姿勢を示したい」(高木選手)。そう言い残して東京Vの選手達はスタジアムを後にした。


以上

2005.11.26 Reported by 柴田愛子
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