ベガルタ仙台とヴァンフォーレ甲府の両チームは、入れ替え戦進出をかけて勝ち点1差で最終節を迎えた。3位を狙うこの両者の間で決定的に違うものがあるとすれば、それは年間を通じてプレッシャーとともに戦ってきたか、否か、という点である。
今季からチームを見ることになった仙台の都並敏史監督はトップチームを指揮する経験が今までなかったということもあり、序盤は苦しいスタートとなる。下位に低迷するチームに対し「J1昇格はクラブとして当然の目標」と考えていたサポーターは監督を含むチームやフロントと鋭く対立。仙台は目の前の敵との戦いとともに、不満を抱えるサポーターに結果を見せるという意味でも戦いを強いられてきた。厳しいプレッシャーにさらされ続けてきた選手たちはいつしか力強さを身につけ、それがスタートダッシュに失敗したチームをして3位に位置させる原動力となっている。
一方の甲府の立場は、年間の大半を通じてその対極にあったと言っていい。即ち「J1昇格」の夢は持ちつつも、まずは経営の足場を固める事に専念するクラブの方針の中、チームはノープレッシャーに近い中で戦いを続けてきた。海野一幸社長がJ1を口にしたのは、39節を終えた後の事。始めて明言されたJ1という言葉に選手たちが押しつぶされたわけではないのだろうが、40節からの4試合で1勝2敗1分けと負け越した事実が重くチームにのしかかっている。
リーグ終盤に来て、J1へのプレッシャーをヒシヒシと感じているであろう甲府に対し、仙台はサポーターとのあらゆる意味での葛藤を含め、年間を通して昇格という現実と戦ってきた。その違いが出る場所があるとすれば、それは最終節の戦い以外にないだろう。対戦相手はともにすでにJ1昇格を決めた京都パープルサンガ(対甲府)とアビスパ福岡(対仙台)。最終節を終え、その後に控える入れ替え戦のことを考えると、これは自らの力を推し量る最適の舞台だと言える。もちろん今オフでの補強があるのは間違いないが、それでも京都と福岡は来季からのJ1での戦いを決定付けている。つまり柏レイソルとの決戦を前に、どこまでやれるのかを判断する物差しになり得るのである。
これは一部願望が含まれるが、3位になるチームは、おそらくは勝利したチームになるだろう。ここで強豪を相手に勝ちきる力がなければ、入れ替え戦を勝ち抜くことは厳しいかもしれない。だからこそ、3位を手にするチームには、勝利を期待したい。そしてそのいい流れのままに、入れ替え戦へと臨んでほしいと思う。
2005.12.01 Reported by 江藤高志
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