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【J1:第34節】鹿島 vs 柏:トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(05.12.03)

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12月3日(土) 2005 J1リーグ戦 第34節
鹿島 4 - 0 柏 (14:04/カシマ/23,851人)
得点者:'7 野沢拓也(鹿島)、'44 アレックスミネイロ(鹿島)、'53 野沢拓也(鹿島)、'79 本田泰人(鹿島)
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):

「基本的に、サッカーでの感動は試合にあるものだと思う。しかし、今日は私がサポーターから感動をもらった1日だった。自分たちが勝たなくては他会場の結果は関係ないと思っていたので、ロッカールームに引き上げてくるまで結果は知らなかった。リーグ戦で指揮を執るのは最後だが、これが集大成ではない。今日は先制点の後でリズムを失ってしまった。もっと得点を重ねてもおかしくない内容だったので、ハーフタイムにはテンポを落とさないようにと要求した。全体的には、悪くはなかったと思う」

Q:日本に6年いた感想と将来の展望は?
「監督のキャリアのスタートとして充実していた6年だった。ブラジルでは1年しか監督をしていなかったが、このチャンスを与えてくれたジーコに、この場を借りてお礼を言いたい。ジーコに感謝の気持ちでいっぱいだ。
日本は、欧州や南米に比べると結果に対するプレッシャーが少ない。当初は多少のミスは許された。鹿島はチームも再建の時期で、ゲームを決定づけられる選手も補強することはできなかった。が、そんな中でも充実期を迎えた選手たちがいてタイトルが取れた。また、日本代表になった小笠原や本山ら、若い選手たちを育てることができた。今のチームでベテランといえる人間は本田、大岩、名良橋くらい。深井や増田、野沢といった多くの若い選手を育てられたと思う。
この6年間を短い時間で話すのは難しいが、キャリアのスタートとして素晴らしい時期だった。監督を育てるための、すばらしい環境を与えられたことに感謝している。鹿島という街は小さく、サポーターと接する機会も多い。単身で来日した私にとって、チームスタッフはファミリーともいえる存在だった。そういう人たちの励ましがあって、いろんなことを乗り越えられたと思う。監督を育てる環境はブラジルが世界一だと思うが、恵まれた環境という意味で日本は申し分ない。
今後のことについては、私はボールを蹴るのが好きだが、長い間、蹴っていてひざが痛くなっているので、まず手術する。そのリハビリを終えたらサッカー界に戻りたい。監督の職がなければ、誰かの下で研修のために仕事をするかもしれない。また、イタリアにいる私の家族と過ごす時間も必要だし、ブラジルでやっている事業のための時間も必要だ。だが、今話したことは全て1月2日以降になるように頑張りたい。

ここで、この場を借りてひとことお礼を言いたい人がいる。親友の横浜FM・岡田監督からゲームシャツをもらった。レターも添えられていて、素直な気持ちが書かれてあった。私はそれを読み非常に感動したし、心からお礼を言いたい。現役時代には、いろいろなチームのゲームシャツを集めていたが、監督からもらったのはこれが初めて。私の監督のシャツコレクションの第1号にしたい」

Q:本田にPKを蹴らせた理由は?
「人は誰でもミスを犯すものだが、長谷川のラストゲームの時、私が勝敗に固執しすぎたために彼に出場機会を与え忘れてしまった。彼をスッキリと送り出せなかったことを今でも反省している。今日は本田に感謝の気持ちを伝えたかった。彼には就任してからずっと、守備だけでなく攻守に活躍できるボランチになれと言い続けたが、忠実に成長してくれた。また、彼のプロとしての姿勢を見てきたので、最後の感謝の気持ちを表現したかった」

以上
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