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[第84回全国高校サッカー選手権大会:展望と見所] 頂点に立つのはオレたちだ!! 混戦必死。全チームにチャンスあり!(05.12.20)

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第84回全国高校サッカー選手権大会が12月30日に国立競技場で開幕。全国の予選を勝ち抜いた48校が頂点を目指し激突する。今年は近年まれに見る混戦模様。どのチームにもチャンスがある選手権で、頂点に立つのは……。
 今年で84回を数える全国高校サッカー選手権大会。激しい地区予選を勝ち抜いた48校が、いよいよ激突する。夢の国立への切符を手にし、頂点に立つのは果たしてどのチームか。目が離せない選手権が12月30日に開幕する。今大会は本命不在といわれるが、それだけに各校の監督も「チャンスはある」と口をそろえる。スタートラインはほぼ同一といっていいかもしれない。

 まず、鹿児島実業(鹿児島)から星陵(石川)までのブロックを見てみると、国立に最も近いのは、やはり昨年の覇者・鹿児島実業。 今年は、インターハイ、全日本ユースともにベスト8に進出。タイトルこそないが、攻守にバランスの取れたチームで冬の大一番を向かえる。チームを引っ張る主将は、昨年の優勝メンバーでもあるMF赤尾公(3年)。ボランチの位置から仲間を鼓舞し、的確な指示を与えるキープレーヤーだ。その他にも、得点力の高いDF赤井田侑志(3年)、的確なラインコントロールを操るDF西岡謙太(3年)、果敢にゴールを狙い県予選で12得点を記録したFW栫大嗣(3年)など、各ポジションにレベルの高い選手を配置し連覇への準備は万全だ。

 U−18日本代表のエースストライカーFW森島康仁(3年)を擁する滝川第二(兵庫)も面白い。常にゴールを意識する大会屈指の個性派集団は、全ての選手が高い攻撃力を持っている。攻撃にかける姿勢は見ていて気持ちがいいほどだ。その滝川第二と1回戦で対戦するのが、最激戦区といわれる静岡を制した初出場・常葉学園橘(静岡)だ。現在の2年生は中学3年時に全国中学校サッカー大会で優勝したメンバー。攻撃陣がややおとなしい印象があるが、その分、確実に攻撃の芽を摘むU−17日本代表のDF薗田淳(2年)を中央に配置する4バックが堅守を見せる。磐田での監督など指導者としての経験が豊富な長澤和明監督が振るう采配も楽しみだ。

 そのほか、俊足のU−18日本代表FW伊藤翔(2年)が属する愛知のタレント軍団・中京大中京(愛知)やJ1内定選手を多く輩出する大津(熊本)、名門・東福岡(福岡)、インターハイ準優勝の那覇西(沖縄)など鹿児島実業の前に立ちはだかるのは個性豊かなチームが多い。順当に勝ち上がった場合にベスト4で対戦する星稜(石川)も見逃せない。鹿児島実業に赤尾がいるように星稜にもチームを支える選手がいる。MF大畑将徹(3年)は攻守の要。大畑の出来にチームの勝利がかかっているといっても過言ではないほど、重要な選手だ。

 一方、国見(長崎)から流通経済大柏(千葉)のブロックでの注目は、何といっても今夏のインターハイを制し、最も優勝に近いといわれている青森山田(青森)。U−18日本代表にも選出されFC東京に入団が決まっているFW小澤竜己(3年)と、インターハイ得点王に輝いた俊足FW伊東俊(3年)は抜群のコンビネーションを発揮する。中盤もテクニシャンのフランク(2年)、ドリブル突破が持ち味のMF松本怜(3年)などタレント豊富。青森県勢初の優勝旗を手にする可能性は十分だ。その青森山田が勝ち進んだ場合に3回戦で対戦することになるのが、初出場・流通経済大柏(千葉)と強豪・多々良学園(山口)の勝者。流通経済大は、かつて習志野(千葉)を率い、インターハイ優勝など、全国での戦い方も熟知している本田裕一郎氏が監督。187cmの長身FW長谷川悠(3年)、U−18日本代表GK林彰洋(3年)と攻守に軸となる選手がそろい、初出場といえども未知なる力を秘めたチームだ。一方、多々良学園は、18度目の選手権出場となる常連校。全員攻撃・全員守備が合言葉だが、今年は爆発的な攻撃力を見せるチームに仕上がった。3年目にして真のエースに成長したというFWハウバード・ダン(3年)を中心に、広い視野と展開力を持つMF平間直道(3年)が攻撃を組み立てる。学校の経営問題に揺れ、その苦境を乗り越えての出場で、悲願のタイトルへ、全員の気持ちはひとつだ。

 もちろん国見もこのまま黙っているとは思えない。インターハイ出場を逃し、選手権にかける思いはどこよりも強い。伝統ともいえるサイドアタックは今年も健在。MF中川翔平(3年)の右サイドが攻撃の起点となる。前線で待つFW中筋誠(3年)、田中政勝(3年)、田中信也(2年)の3人は決定力も高く、力強い。20年連続20回目の出場で、王座奪還となるのか。古豪・富山第一(富山)との初戦で勢いに乗りたいところだろう。また、国体で3位となったメンバーが11人そろう野洲(滋賀)も気になるチームだ。ゲーム中心のトレーニングで個性を磨いてきた。
 そのほか、豊富な運動量で守備を崩す鵬翔(宮崎)やコンパクトでスピーディーなサッカーを展開する名門・四日市中央工業など、古豪、名門チームが虎視眈々と国立への切符を狙う。

 簡単に見てきたが、今年のJ1リーグ同様、最後の最後まで見逃せない雰囲気が漂う選手権。それだけに、どんなドラマが生まれ、どこからヒーローがでてくるのか楽しみな大会でもある。生まれ変わった優勝旗を手にするのは、どのチームか。10日間の熱き戦いが始まる。

2005.12.20 Reported by 青柳舞子
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