4月5日(水) 2006 J2リーグ戦 第7節
柏 1 - 0 愛媛 (19:04/柏/4,464人)
得点者:'80 ディエゴ(柏)
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ゴールの瞬間のスタジアムの熱狂は甘美だった。ゴール裏は鬱積したフラストレーションを一気に爆発させ、生き物のように躍動し、メインスタンドの観客は両手を突き上げて立ち上がった。
試合開始から攻め続けた柏レイソルが、後半35分になってようやく手にした決勝ゴールの意味が、この反応で理解できた。柏は苦しんでいた。
立ち上がりの時間帯。愛媛FCは真っ向勝負を挑んでいた。高い位置から積極的にプレスをかけてボールを狙い続け、柏を苦しめた。ごく狭い範囲に両チームの選手が固まり、激しいボールの奪い合いが展開された。好ゲームを予感させる立ち上がりは、しかし、愛媛が折れる形で収束する。
「高い位置からプレスをかけたいと思っていたが、柏のほうが1枚も2枚も上だった」と愛媛・望月一仁監督は振り返る。現実を見極めた上での限界点の模索。それが8人をゴール前に戻す守備的な戦いになった。ただ、それが結果的に柏を苦しめることとなる。
柏・石崎信弘監督はこの日、これまで先発出場を続けてきていた北嶋秀朗に代えて、フランサを初めて先発で起用した。前所属のレバークーゼンでは、01-02シーズンのチャンピオンズリーグ決勝出場をはじめとして、ヨーロッパの第一線で活躍してきたこの大物選手は、起点を作るという意味ではその持ち前の個人技を生かしていた。ただ、ペナルティーエリアの周囲を8人ほどの選手で守り抜いた愛媛に対しては、さすがに1人で打開するのには限界があった。また、2列目以降の選手との連係にわずかながらのズレが生じたこともあって、必ずしも思うようなプレーができていた訳ではなかった。
愛媛の高萩洋次郎は「前半途中は自分たちのリズムが作れていた」と振り返っているが、それは試合を支配するという意味のリズムではなく、相手の攻撃をしのぐという意味のリズムだった。そしてそれは柏と対峙するアウェイチームにとって十分に許容される戦い方だった。
試合を支配していたのは柏だったが、愛媛も時折鋭いカウンターを仕掛けた。その中心となっていた菅沼実は気持ちのこもったプレーを披露。Jrユースから柏で育ち、プロとしてのキャリアをスタートさせたチームに対する意地を見せていた。
「「やっぱり(レイソルに所属してたので)気持ち的に入った試合でした。絶対勝ちたいというのがあったけど、ミスが多いし、もっともっとストライカーにならなきゃいけない、チャンスを作らないと、と思いました」(菅沼)。
試合を分けたのは、1チャンスの集中力。試合時間も残すところ10分というところで、ハーフライン付近のディエゴから右サイドの谷澤達也へと大きな展開のパスが出た。難しいバウンドだったが、谷澤がこれをうまくコントロールし、さらにドリブルで突っかけてクロスをあげた。
「GKとDFの間をイメージして蹴った」と振り返る谷澤のクロスに、走り込んできたディエゴが頭で合わせた。
1点を追いかける愛媛は反撃を仕掛けたが、ここからの10分間は柏が一枚上手だった。開幕戦で喫したロスタイムでの同点ゴールをしっかりと脳裏に焼き付けて試合をコントロール。愛媛のカウンターに肝を冷やす場面もあったが、最後まで1点のリードを保った。やりようによっては、愛媛は引き分けに持ち込むことはできたのかもしれない。ただ、やはりそこで1点を奪える力強さが柏にはあった。
勝利の後も石崎監督を筆頭に選手からも謙遜の言葉ばかりが出てくるが、柏の強さは本物だ。無敗記録がどこまで伸びるのか、注目したい。
以上
2006.04.05 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第7節 柏 vs 愛媛 レポート】柏が強さを見せて、1-0の勝利。無敗記録を守り、着々と勝点を伸ばす。(06.04.06)
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