4月5日(水) 2006 J2リーグ戦 第7節
山形 0 - 0 神戸 (19:04/山形県/2,401人)
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「前半は恥をかいた」
昨シーズン途中から山形でプレーし、今季は神戸のボランチとしてチームを支える小森田の言葉が、神戸の状況を端的に表していた。
霧雨で濡れたピッチの上、互いに激しいプレスを掛け合う立ち上がりは、時間とともに山形ペースに変わる。中盤のルーズボールを拾う局地戦で勝り次々とパスをつないでくる山形に対して、圧倒的な攻撃力の産みの親とも言える組織的なプレスは、ここではまるで、ウナギでも捕まえるかのような危うさ。後手を踏み、ヌルリヌルリとかわされていた。
連敗を4でストップさせ今季初勝利を挙げたいホーム山形には、復調への戦術があった。怪我から復帰したFWレアンドロのコンビとして財前を指名。前節で果たせなかった前線でのタメをつくることで、よりゴール前に詰める人数を増やそうという狙いだ。登録上はレアンドロの1トップだが、実質は2トップ。2人で常に近い距離を保ち、縦の関係をつくることで前線での起点と裏への飛び出しを同時に狙ったが、その起点をつくるエリアにも狙いを定めていた。
「神戸の試合を観ると、攻撃のときに小森田選手の1ボランチになりがちなので、そのサイドでポイントがつくれれば相手のディフェンスラインを引き出せる」(樋口監督)
ポゼッションに定評のある山形にしてみれば、小森田の両脇のスペースはパスをつなぐのに十分な広さだ。中盤から永井や佐々木もボールを受けにたびたびそこへ侵入し、ゴール前に次々と危険なボールを押し込んでいった。
山形の圧倒的優位のなか、思わぬ形で試合が動く。すでに警告を受けていた神戸の左サイドバック坪内が、前半35分に2枚目のイエローカードを受け、退場に。その穴を三浦が埋め、三浦がいた中盤の穴を栗原や朴が戻って埋め、守勢に立たされた前半残り10分を、神戸がなんとかしのいだ。
1人少ない神戸は後半、陣形を立て直す。トップ下の栗原をDF小林に代えるとともに、両ウィングを中盤に吸収して4−4−1に。さらにライン全体を下げ、後ろ2列をそろえることでスペースを消した。前半に欲しいだけ与えられていたスペースを失った山形は攻めあぐねる。中盤の攻防だけをみれば、神戸は互角に持ち込むことができた。ただし、それは攻撃力の低下という大きな代償を払って手に入れたもの。奪ったボールを1トップのバロンに当てようとするが、他の選手のフォローアップが間に合わず、カウンターは不発。38分から3本続けてCKを得たが、最後はバロンのヘディングシュートが左にそれ、少ないチャンスを生かせなかった。
一方の山形も、3分のロスタイムを含めた残り時間で攻め込み、佐々木や途中出場の阿部が次々とシュートを放った。しかし、山形サポーターの溜飲を下げる1点を見る前に、終了のホイッスルが響いた。
神戸は、シュート数でこれまで最低の第3節・鳥栖戦(9本)をさらに下回る7本に抑え込まれたが、相手シュートを6本しか許していない鳥栖戦と違い、この試合では16本ものシュートを打ち込まれた。1人少ない状況とは言え、敗れた3試合でもシュート数では常に相手を上回ってきた神戸にとっては由々しき事態。守備をもう一度見直し、次節(4/8)はホームの札幌戦で4節ぶりの勝利を挙げたい。
開幕戦以来の勝点が1にとどまった山形は、前節の試合からまずは守備の整備に着手。組織崩壊へと向かう針を、2節前の地点まで戻すことができた。そして、真価が問われるのは次節・湘南戦(4/8)。本来の実力に見合った勝点をここから積み上げていけるのか。あるいは「いいチーム」のまま最下位に定着してしまうのか。恐れやあきらめは、チャレンジャーには似合わない。
以上
2006.04.06 Reported by 佐藤円
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第7節 山形 vs 神戸 レポート】山形が神戸を内容で圧倒するも、ゴールは遠く。結果はスコアレスドロー。(06.04.06)
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