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【ヤマザキナビスコカップ 磐田 vs 大宮 レポート】ハードな日程の中での一戦も、ニューヒーローの活躍が目立った磐田が今季ホーム初勝利!(06.04.06)

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4月5日(水) 2006 ヤマザキナビスコカップ
磐田 2 - 1 大宮 (19:00/ヤマハ/6,956人)
得点者:'16 森田浩史(大宮)、'34 太田吉彰(磐田)、'72 船谷圭祐(磐田)
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過密スケジュールのため、両チームともターンオーバーを意識したフレッシュなスタメンで臨んだゲーム。それゆえに「お互いにむずかしいゲームだった」(山本監督)という試合展開も見られたが、その中で試合を決めたのは、磐田の『ニューヒーロー』たちだった。

磐田のスタメンは、2日(日)の大分戦から変更が4人。そのうちDFラインは、右サイドバックに入った大井が今季公式戦初出場となった以外はベテランで固め、それとは対照的にボランチから前の6人は全員23歳以下。ナビスコカップ恒例の「ニューヒーロー賞」対象選手が、11人中7人という若いチームとなった(先発の平均年齢=24.45歳)。
対する大宮は、中2〜3日で5試合続く(次節横浜FM戦まで)というJ1の中でもっとも厳しい日程となっているチーム。そのため、日曜日の鹿島戦から先発9人が入れ代わるという大胆なターンオーバーを試みた(鹿島戦に先発したのは吉原、冨田のみ)。しかも、今季公式戦初出場の選手が5人。ただ、経験という意味では(MF橋本以外は)どの選手も不足はなく、先発11人の中にニューヒーロー賞対象選手が0というのが、磐田との大きな違いだった(先発の平均年齢=28.09歳)。

そうした年齢構成の違いが影響したかどうかはわからないが、磐田のほうは「前半は45分間寝たままの選手が何人もいた」(山本監督)というように、前線からのプレスがほとんどかからず、自分たちのサッカーができない状態。一方の大宮は、「前半に失点したくなかった」(三浦監督)という狙いの中でも、ボランチにボールをつなげるタイプの選手が揃ったこともあり、いつも以上にしっかりとビルドアップするサッカーを展開する。16分には、磐田の緩いプレッシャーの中で大宮が連続してパスをつなぎ、右サイドバック西村卓のクロスから森田が高さを生かしたヘッドを決めて先制点を奪った。
1点を追う形となった磐田は、ポゼッションでは上回るものの、誰かが動いてスペースを作り、そのスペースを他の誰かが使うといった連動した動き出しがなく、大宮のきっちりセットアップされた守りに対して、後ろの選手がパスの出しどころを見つけられない状況が目立った。このあたりも、若さが出た部分と言えるかもしれない。
しかし同点ゴールも、動きの量という若さの良い面から生まれた。34分、ボランチのファブリシオが攻撃に参加して左からクロスを入れると、もう1人のボランチ・菊地がいつの間にかファーサイドに上がってフリーになっており、ヘディングで正確な折り返し。これが右サイドから中に入っていた太田につながり、太田が冷静にゴール左に決めて、前半のうちに追いつくことに成功した。

後半は、山本監督にハーフタイムで檄を飛ばされた磐田の選手たちが、前線からしっかりとボールを追いかけ、前半よりも押しこむ時間が多くなる。だが、最後の崩しの部分では物足りなさが残り、リスタート以外では両チームともなかなか決定機を作れないという状況が続いた。
すると山本監督は、ケガからようやく復帰してきた前田を、計ったように残り30分で投入。これでチームの攻撃が劇的に良くなったということはないが、前田の安定したポストプレーは、今のシステム(4-2-3-1)との相性の良さを感じさせた。逆転ゴールも、その前田のポストプレーから始まる。後半27分、前田が下がってクサビのボールを菊地に落とすと、それによって生まれたスペースに左から船谷がタイミング良く走りこむ。そこに菊地から絶妙な長いスルーパスが出て、受けた船谷は冷静にGKをかわしてゴール右に決める。新システムの中では、ひとつ求められていた形からのゴールだった。

逆転された大宮は、得失点差を気にするというよりも、勝点1を目指して反撃に出たが、そこはボランチの菊地とファブリシオや、ベテラン主体の守備陣が集中した守りを披露。終盤になると足が止まってラインが下がりすぎてしまうという今季目立っている問題も現われることなく、2-1のまま磐田が逃げ切って、ようやくホームでの今年の公式戦初勝利を果たした。
ただ、敗れた大宮も、三浦監督が「今日のメンバーは(いつでも)問題なく先発させられる」と、内容的な手応えを十分に感じとり、チームの成長を確認して3日後の横浜FM戦に気持ちを切り換えた。
一方、勝った磐田で目立ったのは、何と言っても21歳にしてキャプテンマークを腕に巻いた菊地直哉の大活躍。攻撃では2アシストを決め、守備でも大きな声を出し続けながら、自らも豊富な運動量を見せて中盤のバランスを保ち、危ない場面では身体を張って相手をつぶすという獅子奮迅の働き。何よりも気持ちでチームを引っ張るという姿勢が、見ていてとても気持ち良く、おかげでニューヒーロー賞の投票にもまったく悩む必要がなかった。


以上

2006.04.06 Reported by 前島芳雄
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