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【J2:第8節 横浜FC vs 柏 レポート】柏の独走をガッチリ阻止。チーム史上初の4連勝で、勢いに乗る横浜FC(06.04.08)

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4月8日(土) 2006 J2リーグ戦 第8節
横浜FC 2 - 0 柏 (14:04/三ツ沢/4,328人)
得点者:'5 三浦知良(横浜FC)、'16 城彰二(横浜FC)
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キックオフ約2時間前。三ツ沢の上空は厚く薄暗い雲に覆われ、雷雨に見舞われた。選手たちのピッチ内練習が始まる頃にはその雨も通りすぎ、澄み切った青空と眩しいほどの太陽の光が選手たちを迎えたが、その不気味な天気は、これからピッチで何かが起こるであろうことを予告していたのかもしれない。

「前半、耐える時間が多くなるだろう。前半うまく凌げれば、相手の運動量が落ちる後半でチャンスは巡ってくるはず」(高木監督)、「相手は前半のプレスがすごい印象がある。とにかく、前半耐えられるかがカギ」(城)と、試合前日の練習後に語ってくれたこれらの言葉からもわかるように、柏との戦いにおいて、前半は苦しい時間が続くであろうことは覚悟していたことだった。だが、ふたを開けてみると、そうではなかった。前半を終えて2点のリード。ハーフタイムにピッチから戻ってくる横浜FCの選手たちへスタンドから送られた拍手は、あたかも試合が終わった時のようなものだった。

柏は前節、途中で負傷退場したフランサに代わり北嶋が先発。高木監督は「ターゲットとなってくる北嶋、そして中盤のディエゴ、そしてサイドからの攻撃には警戒しなくてはいけない」と話していた。
試合開始早々の前半1分、そのディエゴが山根へ、さらに北嶋へとつなぎシュート。直後には谷澤が逆サイドの大谷に大きく振り、大谷のクロスから鈴木達也がシュート。そして、またその1分後には山口を振り切った谷澤が果敢にゴールを狙うなど、柏が立て続けにチャンスを作り横浜FCゴールを脅かしていた。
しかし、柏ペースで試合が進むと思われた前半5分、流れの中から横浜FCの先制ゴールが生まれた。決めたのは三浦だった。「ルイス(アウグスト)からいいスルーパスが出てきた」(三浦)。先週の水戸戦からその力を存分に発揮し始めたアウグストから柏DFの裏へ鋭く抜けるスルーパス。これにきっちり反応した三浦が抜け出してフリーとなり、そのまま左足で流し込んだ。柏が優位にゲームを進めると思われた立ち上がりだっただけに、この先制点にはスタンドが沸いた。高木監督もベンチを飛び出し、三浦と抱き合って喜ぶ姿があった。
その約10分後、横浜FCに追加点が生まれた。アウグストが左サイドから相手DFを交わしゴール前にクロスを入れると、そこに大谷を引きずりながら城が飛び込みヘッドでゴールを決めた。城は「思い切って飛び込んで頭に当ててやろうと思った。ルイスが左利きなので鋭いボールを入れてくるなという感覚はあったので…。久々にああいうゴールが出来たのでとても嬉しかった」と、「城らしい」ゴールシーンを振り返った。
この追加点で流れは一気に横浜FCへ。後半に入っても3点目を奪おうと果敢に攻め込みシュートを放っていた横浜FCだったが、後半21分に中島が2枚目の警告で退場。横浜FCは10人での戦いを強いられた。これに対して柏は「北嶋に代えて永井を入れて、ディエゴを前に出してプレーさせたいと思っていたが、相手が10人になり4‐4‐1をとっていた。真ん中を固められてしまうと思い、両サイドを崩していこうと思った(柏・石崎監督)」と、小林亮に代えて鈴木達也をサイドに入れ、宇野沢を投入し打開を図った。最後は岡山も前線まで上がりパワープレーを試みるも、ことごとくゴールに嫌われ無失点。試合立ち上がりに得た2点を守りきった横浜FCが柏の連勝を止め、チーム史上初の4連勝を飾った。

全得点に絡む活躍を見せたアウグストは「自分のプレーも試合を重ねるごとに良くなってきているのを感じる。これからもどんどん良くなって、チームの勝利に貢献できれば」と自身のプレーを振り返った。中島の退場で、ケガから復帰し今季初の出場を果たした岩倉は「今日はベンチに入るとも思っていなかったし、まさか試合に出るとは思っていなかった」と驚きを隠せない様子だったが、試合を終えたその顔には充実感が漂っていた。「思っていないところで試合に出ることが出来て、そしてこういう状況の中で守りきることが出来、とても良かった。自分としてももっと良い状態にして、それを維持していきたい」と、今後に向けた意気込みを話してくれた。半年ケガでピッチを離れ苦しんでいた分、勝利の喜び、そしてピッチでプレー出来る喜びはひとしおだったに違いない。

一方、無失点に終わった柏だったが、やはり中2日での試合は大きなハンデだっただろう。横浜FCが警戒していたディエゴも「多少疲れがあったのではなかと思った」と高木監督が話すなど、連戦の疲れがこの試合で大きく響いた結果となってしまった。しかし小林祐三は「中2日で少ししか練習が出来なかったハンデはあったと思うが、そういう状況でもうちは優勝しなければならないチームなので、言い訳はできない」と表情を引き締め、石崎監督も「次は体調をしっかり整えて臨みたいと思う」と話した。
横浜FCにとって、この勝利はとても大きなものだ。しかし選手たちは、この完勝を喜びながらも「柏に勝ったことは自信になるが、相手は水曜日に試合をやっている。そういった面も含めてしっかり考えてやっていかないといけないと思う(早川)」と、相手のコンディションやスケジュールなども味方しての勝利だった…と謙虚に受け止め、その目線はしっかりと次に向けられているようだった。
「まだまだこれからだと思います。これから、本当に真価が問われるのだと」と早川は話す。仙台、神戸など強豪との試合が続くが、この価値ある大きな1勝で勢いに乗り、ここからさらに「本当の強さ」を見せつけてほしい。


以上

2006.04.08 Reported by 浅野有香
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