4月12日(水) 2006 ヤマザキナビスコカップ
鹿島 3 - 1 川崎F (19:00/カシマ/4,455人)
得点者:'39 アレックスミネイロ(鹿島)、'63 小笠原満男(鹿島)、'85 我那覇和樹(川崎F)、'89 深井正樹(鹿島)
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アレックス ミネイロ選手(鹿島)
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ヤマザキナビスコカップ予選リーグBグループでともに勝点3ずつを挙げている鹿島アントラーズと川崎フロンターレの直接対決。昨年末にサンパウロFCをクラブ世界一に導いた鹿島・アウトゥオリ監督に、かつて鹿島で10年間コーチを務めた川崎F・関塚隆監督が挑むという意味でも、この試合が注目されていた。
先に決定機を作ったのは川崎F。開始4分、中村憲剛のスルーパスに反応した我那覇和樹がDF裏に抜け出しフリーになったのだ。いきなりのGKとの1対1。しかし我那覇はそのままシュートを打たず、鹿島GK小澤英明をかわそうとした。それが裏目に出て、結局ゴールならず。「角度的に厳しかったんで、中に入って打とうとしたのが裏目に出た。ああいうのを決められないと自分もチームも勢いに乗れない」と本人も悔やむこの1プレーが全ての始まりだったのかもしれない。彼らはゴール運に見放され、決定機を何度も逃した。逆に鹿島はアレックス・ミネイロの先制点を手始めに3ゴールを奪い、終わってみれば3−1の快勝。8日のガンバ大阪戦を終了間際のPKゴールで落としたショックを全く感じさせない試合巧者ぶりも見せつけた。
4シーズンぶりのナビスコカップ王者を狙う鹿島。先月29日のBグループ初戦・大分トリニータ戦を4−1で勝ち、幸先のいいスタートを切っている。しかし今回の2戦目はJリーグでまだ1敗しかしていない川崎Fが相手。ジュニーニョや我那覇ら得点能力の高い選手を揃えるだけに、決して油断はできない。アウトゥオリ監督は右ひざ痛を再発させたフェルナンドを休ませたものの、小笠原満男ら主力を温存せず、ほぼ最強布陣でこのゲームに挑んだ。対する川崎Fももちろんベストメンバー。8日のサンフレッチェ広島戦で2得点をマークした黒津勝が負傷を抱えていることもあり、先発に我那覇が復帰。左サイドもJデビューを飾ったばかりの西山貴永ではなくマルコンを使った。
前半は川崎Fの拙攻もあり、鹿島が完全に主導権を握った。最終ラインが川崎F攻撃陣をがっちりマークして仕事をさせず、中盤でボールを回して攻撃を組み立てるという彼らのサッカーがうまくできていた。開始15分にはアレックス・ミネイロからのパスを受けた野沢が決めたゴールがオフサイドと判定されるものの、得点が生まれるのにそう時間がかからなそうな空気が漂った。
先制点は前半39分。きっかけは若き右サイド・内田篤人の突破だった。CKを得た鹿島は小笠原が鋭いボールを蹴る。これをニアサイドで岩政が頭ですらし、中央に飛び込んだアレックス・ミネイロが絶妙のタイミングであわせてゴール。美しい形の得点で前半を1−0で折り返した。
「鹿島の技術の高さを目の当たりにして前半は下がってしまった」と話す川崎F・関塚監督は、積極的に前へ行くように選手たちに指示。それもあって後半の川崎Fは打って変わってアグレッシブになった。最大の同点機は後半15分、ジュニーニョの突破を本山雅志が倒し、PKを得た場面だった。もちろんキッカーはジュニーニョ。これを決めていたら、その後の勢いで川崎Fが逆転していたかもしれなかったが、彼のシュートはGK小澤に阻まれ、クロスバーを叩いた。この日の小澤は好セーブを連発し、鹿島イレブンの士気を大いに高めた。
鹿島がPKを得たのは皮肉にもこの失敗の直後。マルコンに代わって左サイドに入っていた西山が内田の突破を止めきれず、ペナルティエリア内で倒してしまったのだ。「マルコンはケガ上がりだし、西山を入れることで勢いをつけられる。プラン通り後半15分前後で代えた」と関塚監督は話したが、この采配も裏目に出てしまった。鹿島はこのPKをエース・小笠原がきっちりと決め、2−0。PKの成否で試合の明暗がくっきりと分かれた。
この日の川崎Fはことごとく運に見放されたような印象だった。が、「それでも諦めず追いつけるのが今年のフロンターレの強さ」と箕輪義信が話すように、この後も諦めずに最後までゴールを狙った。しかし鹿島守備陣は集中力を切らさず、相手の猛攻を守る。アウトゥオリ監督は後半30分に本山と深井正樹を交代したが、この采配もよかった。スピードと運動量でピッチを駆け回る深井が入ったことで、攻める意識をチームに持ち続けさせたのだ。
だからこそ終盤、川崎Fの我那覇に1点を奪われても慌てなかった。鹿島は終了間際にアレックス・ミネイロの粘りに呼応した深井が60〜70mの距離を走ってゴール前に飛び込んでシュート。ダメ押しとなる3点目をもぎ取った。川崎Fにしてみれば「決定力の差で負けた」ということになるが、鹿島にしてみれば「知将の鋭い采配」と「選手たちのあくなき闘争心」、「ムダのない試合運び」が勝利の原動力になったといえるだろう。
懸念されていたG大阪戦の影響も全く感じさせなかった。「この前の負けを引きずらずに勝てたことは大きかった」と深井も強調していた。これでBグループ首位に立った鹿島。この快勝を3日後のJ1リーグ戦・清水エスパルス戦(@カシマ)に確実につなげていくことが肝要だ。チーム完成度も高まってきて、これからの戦いぶりが非常に面白くなってきた。
以上
2006.04.12 Reported by 元川悦子
J’s GOALニュース
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