4月12日(水) 2006 ヤマザキナビスコカップ
清水 2 - 2 広島 (19:00/日本平/5,407人)
得点者:'15 マルキーニョス(清水)、'32 森崎浩司(広島)、'45 佐藤寿人(広島)、'77 枝村匠馬(清水)
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兵働 昭弘選手(清水)
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引き分けという結果は、どちらのチームにとってもまったく不満足なもの。ただ、内容的には両チームとも自分たちなりの収穫を得たゲームだった。
ホームの清水は、4/9(日)の大分戦からスタメンを6人入れ替えて、この試合に臨んだ。藤本と青山のケガ、中2日の日程、リーグ戦は次節から鹿島、浦和、川崎Fと続く強豪との連戦、それらを頭に入れた長谷川監督の決断だ。新しい選手を試すという余裕はなかったが、誰が入っても自分たちのサッカーは変わらないという自信はあった。公式戦初出場となる19歳・平岡康裕(センターバック)や、今季初出場の和田拓三(左サイドバック)の起用も、戦力としての計算は立っていた。
一方の広島は、体調不良で欠場した森崎和の代わりに弟の浩司がトップ下に入り、右に李、左にベット、底に戸田が入ったダイヤ型の中盤を組み、センターバックを小村と西河のコンビに入れ替えた。センターバックの変更について小野監督は「DFラインを統率してオーガナイズできる小村の能力に、(清水のFW)チョの強さやマルキーニョスのドリブルを防げる個の強さを持った選手ということで西河を組み合わせた」と語る。
だが前半は、その広島がラインを高く保つことができなかった。前線で自由に動き回るマルキーニョスや久保山に引っ張られてスペースを作られたこともあり、守備が後手に回ってラインを上げきれず、2列目でワイドに開く兵働(右)と太田(左)にもスペースを与えてしまう。その結果、前半は清水が主導権を握る展開に。「ニューヒーロー賞」対象選手ながら、今や完全にチームの柱となっている兵働のゲームメイクが冴え、サイドチェンジも多用しながら、速いボール運びでスペースを生かした。3人が代わった4バックも高木和の統率で破綻はなく、デビュー戦の平岡も落ち着いたプレーを見せた。
そうした流れの中で、先制ゴールを奪ったのも清水。15分、左サイドに上がったボランチの杉山がクロスを入れると、ファーサイドで2人がフリー。そのうち、よりゴールに近いほうにいたマルキーニョスが難なく頭で合わせて先制ゴールを決めた。広島のDFラインのバタつきが、この場面でも現れてしまった。
ただ、この日の広島は、先制されても混乱に陥ることはなかった。清水優位の展開は変わらないが、落ち着いて少しずつ自分たちのリズムを作り、攻めの厚みも増してじわじわと反撃。32分には右サイドへの大きな展開から駒野がアーリークロスを入れると、2列目から飛びこんだ森崎浩が頭で決めて、前半のうちに同点に追いつくことに成功する。
前半の戦いぶりを「悪くはないけど良くもなかった」と振り返った清水・長谷川監督は、ハーフタイムで太田→チョ・ジェジン(久保山が太田の代わりに右サイドへ移動)、杉山→枝村と一気に2人を代えて、勝点3を取りにいく。
だが、開始早々の集中力の欠如が清水にとって命取りとなった。キックオフ直後に広島が前線の上野にロングボールを入れると、そこからの裏へのパスで佐藤寿がオフサイドぎりぎりで飛び出し、きっちりと左足でシュートを決める。後半開始10秒あるかないかという電撃的な速攻で、広島が逆転。
これで攻めるしかなくなった清水は、前半以上に攻めの意識が強くなるが、広島がハーフタイムで守備のほころびを修正したこともあって、前半ほど攻撃のスペースがない。逆に自分たちのミスが目立って、広島のカウンターを受ける場面が目立った。こうなると冴えるのが、広島・佐藤寿の裏に飛び出す動き。「相手DFが自分とボールの両方を見づらいところにポジショニングを取ろうと意識した」という狙いで、ハイボールに強い清水DF陣の網を逃れてタイミング良く裏に飛び出し、逆転ゴールの場面以外にも、きれいに背後に抜け出すシーンを何度も作る。このあたりは、さすが日本代表とうならせるうまさを見せた。
昨年の清水だったら、このまま流れが広島に傾いていったかもしれない。しかし、今は「攻めきる」自信がついている。相手のカウンターにもひるむことなく攻め続けた後半32分、市川が右から切れ込んで作ったチャンスのこぼれ球を、枝村が拾ってペナルティエリア手前から右足を一閃。これが糸を引くような弾道でゴール右隅に突き刺さり、枝村自身ずっと決めたかったミドルシュートがようやく決まって、清水が同点に追いつく。
その後は、広島もよりラインを高く上げ、お互いに引き分けを良しとしせずに攻め合うが、決勝ゴールが決まらないままタイムアップ。清水は絶対に欲しかったホームでの勝利を逃し、広島も今季の公式戦初勝利を逃した。
だが、広島のほうは「今までとは違い、戦っていく、挑んでいく、強気強気のプレーを選手が発揮してくれた」(小野監督)ことで、勝利まであと一歩と迫ったことがひとつの収穫。清水も、出場機会を得た選手が結果を出し、「シュート数も19対9と圧倒して悪いサッカーではなかった」(長谷川監督)と、メンバーが変わっても攻撃的に戦えるという層の厚さを示した。
ただ、Cグループは、2連勝した千葉が、2位の清水に勝点4差をつける首位。4月26日(水)の次節には、どちらも必ず結果を出さなければならなくなった。
以上
2006.04.12 Reported by 朝比奈 穣
J’s GOALニュース
一覧へ【ヤマザキナビスコカップ 清水 vs 広島 レポート】攻め合いながらも、勝点1を分け合った両チーム。収穫ある一戦も、結果は得られず。(06.04.13)
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