4月18日(火) 2006 J2リーグ戦 第10節
徳島 0 - 0 札幌 (19:04/鳴門/2,221人)
----------
結果はどちらもゴールを奪えずスコアレスドローに終わった。しかし、内容は、前節の戦いで対照的な姿を見せたチーム同士の対戦とは思えない白熱したものであった。
試合は立ち上がり、両者ゴール前でのスリリングなシーンが続く。
先にチャンスを掴んだのは札幌。開始早々立て続けに、左サイドを基点とした攻めから2度の先制機を生み出した。しかしながら、徳島に勢いの差を見せつけるようなオープニングアタックではあったものの、FWフッキの強振は空振り、MF芳賀のシュートもクロスバーを叩くというツメの甘さを露呈し、先制はならなかった。すると今度は、負けじとホーム徳島がセットプレーから札幌ゴールを脅かす。CKとロングスローでこちらも2度あわや先制かと思わせる惜しい場面を作り出した。が、MFジョルジーニョのシュートは相手DFの身を挺したブロックにあい、石田のダイビングヘッドは僅かにゴールをそれ、こちらも絶好機を逃すことになる。
今振り返ると、両者にとってはこの立ち上がりの決定機こそが、試合を通して最大の得点チャンスであった。
そしてこの攻防は、その後の試合展開に大きな影響を与えることとなる。両者互いに大ピンチを招いたことで守備への意識が高まったのか、中盤では早いチェックを掛け合い相手に自由を与えず、非常に集中した守備を披露しあった。局地戦ではどちらも一歩も引かないせめぎ合いが繰り返され、それによって徐々にチャンスを生み出すことさえも難しい状況となっていった。特に、システムの違う両チームではあるがサイドに攻撃の糸口を見つけようとする部分では共通しており、徳島の右サイドバック金と札幌の左サイドハーフ関、徳島の左MFジョルジーニョと札幌の右サイドバック加賀のマッチアップは、再三にわたり緊迫した潰し合いで互いに譲らない。
とは言え、両チーム共に時折その厳しいチェックをかいくぐり、果敢にゴールを目指す姿勢を見せる。特にホーム徳島は前節からスイッチが切り替わったかのように遠めのエリアからでも思い切ったシュートを放つ場面が見られ、積極性が感じられた。さらには、この試合からセンターフォワードにポジションを戻した羽地を起点に、回数こそ少ないながら攻めの意欲は失わず最後まで札幌ゴールを狙い続けた。
対して札幌は、個人技のあるフッキとMF砂川を中心にリズム良いパス交換から虎視眈々とチャンスをうかがう。が、惜しい形までは作るものの、勝負どころで犯すキックミスなどが響き決定的な場面にはもっていけない。この点については柳下監督も「ミスが多いと点は取れない」と試合後に眉をしかめた。
こうして緊迫感の漂う時間が経過し、結局試合は終了のホイッスルを迎える。両チームにとってのビッグチャンスは立ち上がりすぐに訪れた2度ずつ。どちらにもゴールは生まれなかったが、内容的には前節から中2日というハードスケジュールにもかかわらず、選手たちが全身全霊を尽くした見ごたえのある一戦であったと言えよう。
ただ、引き分けという結果の受け止め方は、前節までの戦いを考えれば両者まったく逆のものであろう。前節山形にシュートわずか1本で敗れた徳島としては、好調の札幌相手に一歩も引かず、シュートも積極的に放ったことで価値あるドローゲームと言える。事実、田中監督も「チームとしてまずまずの出来と評価できる」とコメントを残した。
しかし逆に、3連勝と勢いに乗って臨んだはずの札幌とすれば、勝点を獲り損なった一戦と感じているに違いない。柳下監督の「我々は勝点3を常に獲ろうとしているので、引き分けの価値などない」という言葉がそれを物語っている。
この一戦を目の前に迫る次節以降にどうつなげるか、両チームの今後の戦いに注目していきたい。
以上
2006.04.19 Reported by 松下英樹
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第10節 徳島 vs 札幌 レポート】徳島には価値あるドロー。札幌は前節までの勢いを活かし切れず悔やまれる勝点1。(06.04.19)
- J.LEAGUE ALL-STAR DAZN CUP
- 明治安田のJ活
- QuizKnockとJリーグがコラボレーション!
- ベイブレードコラボ
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ フライデーナイトJリーグ
- 2025 移籍情報
- 2026 月間表彰
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- 2026Jユースカップ
- JLEAGUE UNDER14 2026
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE













