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【J2:第10節 柏 vs 山形 レポート】狙い通りの展開で山形が快勝。首位の柏は3戦連続で早い時間帯に失点し3連敗。(06.04.19)

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4月18日(火) 2006 J2リーグ戦 第10節
柏 1 - 3 山形 (19:04/柏/5,553人)
得点者:'4 財前宣之(山形)、'39 レアンドロ(山形)、'63 レオナルド(山形)、'78 岡山一成(柏)
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6連勝して首位に立った柏はその後2連敗。横浜FC戦5分、神戸戦4分。敗れた2試合はいずれも早い時間帯で失点し、リズムをつかめないまま試合を終えた。この日の山形戦も、まずは序盤で失点しないことが試合の大きなテーマであったはずだが、前半4分に失点。同じ展開は3度繰り返されてしまった。

J2第10節・柏対山形はリーグ首位と最下位の対決となった。柏にとっては神戸戦に引き続きホームでの試合。サポーターの前で連敗するわけにはいかないという気持ちが強かったのかもしれない。ゲームの入り方はとても慎重で、最終ラインからFWにロングボールを当てる展開が続いた。対する山形は前節、ようやく初勝利をあげチームの士気も高まっていたのか運動量も多く、柏の最終ラインにも積極的にプレスをかけていた。

先制点はあっさり決まった。右サイドでボールをキープしていた永井から、ディフェンスラインの裏に飛び出したレアンドロにパスが出る。レアンドロが柏ディフェンスの間にマイナスのパスを折り返すと、タイミングをずらしてゴール前に入ってきた財前がダイレクトでシュート。前半4分、見事な速攻で山形が先制した。
1点取ったあと、山形の攻撃のリズムはさらにあがる。13分には左サイドで奪ったボールを逆サイドに展開。ボールを受けた佐々木の後ろを右サイドバックの臼井が駆け抜け、絶妙のタイミングでサポート。フリーになった臼井があげた折り返しを、レアンドロがボレーシュート。惜しくも外れたものの試合の流れは山形がつかんだ。
柏はいったん失った流れを取り戻すことができない。19分、ディエゴがGKと1対1となる絶好機を迎えたが、抜群のタイミングで飛び出したGK清水にシュートをはじかれ得点には到らない。悪いことには悪いことがさらに重なる。追撃ムードが出てきた21分、FWの北嶋が負傷退場。そして39分、またも速攻から山形に得点が入る。この日、何度も左サイドを突破した佐々木から縦に早いタイミングでパスが出る。パスを受けたレアンドロは、ディフェンスを巧みにブロックして体を前に入れドリブル。最後はGKもかわして無人のゴールへシュート、山形が前半で2点のリードを奪った。

ハーフタイムから戻ってきた選手に、柏のサポーターから大声援が起きる。1点を取ればまだまだわからない状況だったが、次の得点も山形に入った。後半18分、柏は山形のCKからの展開をうまく断ち切ることが出来ず、本橋がやさしく落としたボールをレオナルドが豪快にミドルシュート。決定的な3点目が決まった。その後、33分に柏・岡山がFKにヘディングで合わせて意地の一発を決めるものの、反撃もそこまで。首位と最下位が入れ替わったような試合展開でゲームを終えた。

柏の攻撃は試合を通じてかみ合う場面がほとんどなかった。ほとんどの選手がボールの動きを追ってしまい、次の展開を予測して動くという連係が見られなかった。ルーズボールに対して3人もの選手が寄っていくというシーンが何度も見られたことからも、お互いの意図が通じ合っていないと思われる。怪我人の続出、タイトな日程と苦しい状況が続く。だが、ここ数年の低迷は、こうした状況で踏ん張ることができなかったことが大きな原因となっている。次節は累積警告でディエゴが出場停止となる。まだ第1クールとはいえ、柏にとって今がいちばん重要な時期と言えるかもしれない。

対する山形は、試合終了のホイッスルが鳴ると樋口監督が大きなガッツポーズをしたように、狙い通りの快勝だった。チーム状態は上向いている。模索中だった攻撃の形もはっきりと見えてきた。特に右サイドの佐々木、臼井の連係がすばらしい。次節は、こちらも東京Vに快勝した仙台との東北ダービー(4/22・山形県)だ。選手にとってもサポーターにとっても、負けられない相手との一戦を前に、大きな自信を得たことだろう。


以上

2006.04.19 Reported by 田中滋
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