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【J2:第11節 山形 vs 仙台 仙台プレビュー】ボルジェス不在の攻撃陣と充実の守備陣でアウェイに乗り込む仙台。サンタナ監督の選手起用にも注目。「勝利」こそが峠を越えてやってきたサポーターへの最高のプレゼント(06.04.21)

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4月22日(土)J2 第11節 山形 vs 仙台(14:00KICK OFF/山形県)
-ゲームサマリーはこちら-
-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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宮城と山形を隔てる関山峠、ここを越えて、仙台から山形へ大量のサポーターが訪れるようになった最初の試合は、2001年の10月13日の試合だと記憶している。

元々、近隣地域ゆえの意地がぶつかり合い、常に他の試合よりも熱を帯びてきたこのカード。そこにこの第4クールでの対決では、序盤から快調に勝ち点を重ねてきた仙台と、終盤の追い上げで昇格戦線に食い込んできた山形が、文字通り昇格を賭けて争うというしびれる背景が加わり、それまでと比べ物にならないほどの注目が集まった。12,203人と発表されたこの日の観衆、その内7,000人強が、仙台からやってきた黄金色のサポーターという光景は、大一番に臨むチームに勇気を与えた。この試合を0‐2でものにした仙台はその後、土壇場での躓きこそあったものの、最終的にJ1まで駆け上がることとなる。

・・・そこから、わずか2年間で終わってしまったJ1生活を隔て、J2の場でというのが残念ではあるがともかく復活した「みちのくダービー」。きっと仙台のサポーターには、前述の一日の素晴らしい記憶が色濃く残っているのだろう。2004年から数えて、今まで4度あった山形でのアウェーゲームにおいて、そのつど仙台のサポーターは日本海側に向けて大移動を繰り広げている。

仙台のオフィシャルHPに最近、クラブからのとあるメッセージがアップされた。「アウェイ山形戦は周辺道路の混雑が予想されます。車で行かれる際は早めの到着を!」。行間から、サポーターの変わらぬ熱心さを讃える、クラブの感謝の気持ちがにじみ出ていると感じるのは気のせいだろうか。

今年も、おそらく光景は変わらない。2006年、みちのくダービー第1ラウンドである。

注目の一戦に挑むにあたり、仙台は難題を抱えることとなった。前節の東京V戦にて、早くも通算4枚目の警告を受けたボルジェスが出場停止に。ここまで前線の選手としてはロペスと共に810分間フル出場し、チームトップの4得点を記録していた彼の欠場は、絶大な信頼を与えていたジョエル サンタナ監督にとって思案のしどころである。

システムは?メンバーは?東京V戦後、一日の室内練習を挟んで組まれた20日のピッチ練習には、メディア陣の大きな注目が集まったのだが、残念なことにこの時間に限って練習場は暴風雨に見舞われ「軽傷を抱えた選手も多い中、濡れたピッチでリスクを負うことも無い」という首脳陣の判断から、この日の練習は25分間のランニングのみで終了した。

だが練習後の会見でサンタナ監督は、ボルジェス不在の次節の布陣について、3つの試案を披露してくれた。ボルジェスの位置に中島、もしくは萬代をそのまま投入するという二つのパターンに、チアゴ ネーヴィスとロペスという、これまで「4‐3‐2‐1」システムの「2」を務めていた二人をそのまま前線に並べて2トップを形成し、中盤にもう一枚駒を投入するパターンである。

この中で、最も可能性があると考えられるのは、萬代を「1」に投入する、二つ目の選択肢。当の萬代は、もし自分が使われたらという前置きこそ忘れなかったが「ボルジェスと同じプレーはできないけど、逆に足元でもらうことが多いボルジェスにはあまりない、裏を使うために前へ走るプレーを混ぜていきたい」と意気込んでいる。横浜FC戦では終盤に投入され良い動きを見せたものの、スターティングメンバーでゴールラッシュに沸いた東京V戦では出番無し。目の前にあるかもしれないチャンスに、燃えないわけがない。

また、前線には変化があるものの、ここまで5試合連続完封という素晴らしい結果を残している守備陣は全く不動。これまで通りの強さで、山形の攻撃陣を苦しめることだろう。山形には、昨年までの仙台在籍中、このみちのくダービーで多く活躍し、今も仙台のサポーターに強烈な思い入れを残している財前がいるが、そんなサポーターに対して自らが健在であることを示す場としては、今年の仙台戦はいささか酷かなと思わせる守備陣の充実度が仙台にはある。

ボルジェス不在の攻撃が形を見出せれば、山形サポーターに一つの歓喜も与えることなく、峠を越えてやってきた仙台サポーターに最高の一日をプレゼントできる可能性は大いにある。欲しいのはただの勝利ではなく、完封での完勝。そして仙台は間違いなく、それを狙っている。


◆仙台・今節の注目選手◆

・菅井直樹選手
昨年の第4クール、アウェーで0‐2と勝利を収めた試合は、山形出身の菅井にとって初の「地元に乗り込んでの試合」だった。「もっとブーイングされると思って、期待していたのに」と試合後に語ったその言葉の奥に、地元での試合ということへの意識を感じた記憶がある。

だが今年最初のダービーに対する意識を菅井に聞いたところ「ダービーだからどうこうっていうのは、なんだか、どうでもなくなってきたんですよ」と言う。

今季、シーズン当初から主力として活躍できているという意識と「年間を通じた活躍をしたい」という目標のおかげで「その試合毎に何か理由をつけて、特別に気持ちを高めようとはしなくなりましたね」と菅井。山形出身の仙台の選手ということで、どうしても対決の度に注目は集まってしまうが、そうした目線で菅井を見ること自体、もはやナンセンスなのかもしれない。

ゆえにここで取り上げたのも、もちろん彼の活躍が理由。昨年自信を深めたボランチと、今年新たに新境地として身につけたSB。菅井がその双方をそつなくこなし、試合中のポジション変更にもスムーズに対応できることが、仙台の布陣の柔軟性を大きく高めている。その意味でも、プロ4年目の彼はチームの「中核」である。

以上

2006.04.21 Reported by 佐々木聡
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