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【J1:第9節 清水 vs 浦和 レポート】浦和今季初黒星。猛攻を時に6バックでしのぎ切った清水が2-1で逃げ切る。(06.04.22)

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4月22日(土) 2006 J1リーグ戦 第9節
清水 2 - 1 浦和 (19:04/静岡/23,406人)
得点者:'23 マルキーニョス(清水)、'25 チョジェジン(清水)、'42 ワシントン(浦和)
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■特J!プレイヤー: 斉藤 俊秀選手(清水)
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「今までやってきたことを、この試合にすべてぶつける」。長谷川監督が試合前に宣言した通りのパフォーマンスで、清水が首位・浦和に初黒星をつけ、天皇杯決勝のリベンジを果たした。

この大一番に向けて清水は、腰の痛みを少し残すセンターバックの青山を復帰させて、今季のベストメンバーで臨む。対する浦和も、小野の復帰が間に合わなかった以外は、いつも通りのスタメン。

立ち上がりは、どちらもリスクを避けたロングボール主体の攻撃から入ったが、お互いに自分たちの得意な形でチャンスを作っていく。3分にはポンテがドリブル突破からワシントンに折り返して決定機を作り、浦和が先制パンチ。7分には枝村が2列目から飛び出してマルキーニョスへパスという形で清水が反撃。どちらも速攻に鋭さがあり、序盤からスリリングな展開となった。

だが、15分前後からは徐々に清水のペースに。攻守の切り換えが非常に速く、相手ボールになっても守備の3ラインを素早くコンパクトに敷き、浦和の縦パスを封じる。ロングボールも高木和と青山のセンターバックがしっかりと弾き返して、いつもの自分たちの形に持ちこんでいった。

そして、一瞬のスキをついて先制点を奪う。23分、中盤左でFKを得ると、浦和の集中が途切れたところを見て藤本が素早くリスタート。兵働のワンタッチのスルーパスでマルキーニョスがゴール左に飛び出し、冷静にゴール右に決めた。さらに、その2分後には、兵働の右クロスをファーサイドで受けたチョ・ジェジンが、浮き球でDFを外して強引に左足のシュートをねじ込む。これで一気に2点差がついた。浦和にとっては、先制点を奪われたのも(リーグ戦では)今季初、2点取られたのも今季初めての経験だった。

その後も、清水が良いバランスで試合を進め、逆に浦和には焦りが目立つ試合展開。清水が3点目を奪うチャンスもいくつか作ったが、そんな中でも42分に浦和がPKで1点を返し、地力と意地を見せて前半が終了。ただ、清水が倍以上のシュートを打つなど(9本対4本)、前半は清水が攻守ともに浦和を上回っていた。

しかし、後半はさすがに浦和が実力を見せる。後半頭から平川に代えて内舘を3バックの右に入れ、闘莉王がボランチに上がり、長谷部がトップ下、山田が右サイドに移動して、攻撃モードに変更。序盤から猛攻を仕掛けて、17分に三都主が裏に抜け出してあわやPKという場面を作るなど、いくつかビッグチャンスを作るうちに清水のDFラインが徐々に下がり、浦和が押しこむ展開になっていく。清水はセカンドボールもほとんど相手に拾われてラインを上げることができず、20分すぎからは防戦一方となった。

この展開を見ながら「あまり早い時間帯から守りに入っても」と感じていた長谷川監督は、残り15分を切ったところで、FWマルキーニョスに代えてDFの斉藤を投入(31分)。ほとんどFWのようなポジションにいる闘莉王に対して、斉藤をマンマークにつけて、ここから完全に1点を守りきる体勢に入る。一見奇策に見えるこの形も、今週の練習の中でシミュレートしてきたもの。ベテラン斉藤の頑張りもあって、これが大きな効果を上げた。

浦和は、37分に黒部を入れ、前線をトリプルタワーにして、さらにパワープレーに持ちこむが、これで清水のボランチ伊東は「かえって(狙いを)絞りやすくなった」と言い、浦和の長谷部は「中が混みすぎた」と指摘。浦和が強引にクロスを放り込んでも、なかなか良い形でシュートに持ちこむことはできなかった。逆に清水としては、浦和の中盤が薄くなったことでセカンドボールも拾いやすくなって、一息つく時間を作ることができた。

それでも、浦和の強力な攻撃陣は決定機をいくつか作り出したが、「選手たちの強い気持ちが(シュートを)ゴールの枠から外してくれたように感じた」(長谷川監督)という言葉通り、どうしても1点が決まらない。清水は非常に集中力が高く、勇気のある守備でゴールマウスに鍵をかけた。

42分に坪井が退場(警告累積)となり、1人少なくなっても浦和は攻め続ける。ロスタイムは5分という長さになったが、そこでも清水が5バック、ときには6バックで守りきり、ついに2-1のまま激戦にピリオドが打たれた。

後半のシュート数は、浦和10本、清水2本。前半と後半ではまったく違うゲームになったが、90分を通して、清水の選手たちが高いパフォーマンスと勝利への執念を見せたことは間違いない。浦和もけっして悪い出来ではなかったが、この日はその清水を上回ることができなかった。

「浦和のような優勝を狙うチームに勝てるだけのポテンシャルはあると思っていたので、それをホームゲームで証明したいという気持ちが強かった」という長谷川監督の思いが、選手たちの頑張りによって実現したゲームとなった。

以上

2006.4.22 Reported by 朝比奈 穣
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