4月26日(水) 2006 ヤマザキナビスコカップ
清水 1 - 2 新潟 (19:00/日本平/6,367人)
得点者:'11 枝村匠馬(清水)、'38 矢野貴章(新潟)、'52 中原貴之(新潟)
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「危惧はしていた」と清水・長谷川監督。「若さが出てしまった」と言うのはキャプテンの山西。どちらも、試合後の一言目に出たのが、そうした言葉だった。清水にとっては、浦和戦での大きな勝利から中2日。今度の相手は、今季出場数が少ない選手主体の新潟。「気を抜いたつもりはないけど、そう言われてもしょうがないような試合内容だった」(兵働)という言葉通りの内容と結果だった。
清水の長谷川監督は、この試合も浦和戦と同じ気持ちで戦うことを選手たちに求めて、あえてメンバーを1人も変えなかった。対する新潟の鈴木監督は、筆者の勝手な予想とは別に「ハードなスケジュールなので30歳以上の選手を休ませようと考えていた」と、若手を積極起用。公式戦初出場のGK北野を含めてリーグ戦で出場のなかった選手が3人。3日前の福岡戦から先発を8人入れ替えて(変わらないのはセンターバックの中野と2トップの矢野、中原)、この試合に臨んだ。
立ち上がりの清水は、とくに良いわけではないが悪くもないといった内容で試合の主導権を握り、11分にはマルキーニョス、チョ・ジェジン、枝村がきれいな連係を見せて先制点を獲得(ゴールは枝村)。これで一気に優位な展開に持ちこむかと思われたが、現実にはその正反対の流れとなる。
その後は、清水の選手たちの反応や出足が鈍り、イージーミスも増えて、逆に失点してもひるむことがなかった新潟が勢いをつかむ。新潟の若い選手たちは試合経験こそ少ないが、相手にプレッシャーをかけられても慌てることなく、全体的によく動きながら落ち着いてボールをつなぎ、3ラインをコンパクトに保って清水のパスワークを抑え、セカンドボールもよく拾って、徐々に自分たちのリズムをつかんでいった。
そして38分には、ファビーニョからの長いボール一発で矢野が裏に抜け出し、GKとの1対1から冷静に決めて、新潟が同点に追いつく。前半は、清水が一度崩れたリズムを取り戻せないまま終了した。
ハーフタイムでは、長谷川監督がきっちりと喝を入れ、清水の選手たちは気合いを入れ直したものの、2分のマルキーニョスのシュートは、前半から落ち着いたセーブを見せているGK北野がしっかりと弾き出す。そして、7分には左の宮沢からのクロスを、身体を使ってうまくキープした中原が左足でゴール左隅に決め、新潟が逆転。
その後は、清水が攻勢に転じたが、攻めの迫力がもうひとつ。そこで長谷川監督は12分に早くも動き、動きの重いチョに代えてケガから復帰してきたルーキー矢島、疲れの見える山西に代えて平松を投入。平松が右の2列目、藤本が左、兵働が左サイドバックに移動するという形で攻勢を強めた。この采配はよく機能し、前線での矢島のスピードが冴え、平松も右サイドバック市川の上がりを引き出して押しこむ時間が長くなった。だが、新潟の守備陣が集中してよく守り、なかなかビッグチャンスは作らせない。
となると清水ベンチはさらに動いて、30分に調子の出ない藤本に代えてDFの斉藤を前線のターゲットマンとして投入し、3トップにして勝負をかける。しかし、この慣れない形では斉藤がなかなか味方にボールを落とせず、もうひとつ機能しなかった。また、15分に左足首を痛めた青山がプレーを続行していたものの徐々に痛みがひどくなり、ほとんど走れない状態になってしまったため、最後は青山を前に上げて、斉藤をセンターバックに下げるという形に変えざるをえなくなった。
清水はホームでの勝点を目指して策を投じたが、無情にも時間は刻々と過ぎ、あと1点を奪えないまま2-1でタイムアップ。これでナビスコカップ予選Cグループは、新潟が勝点4で2位に浮上し、清水は勝点2のままで3位となった。
勝った新潟にとっては、メンバーが大きく変わった中でも、人の動きもボールの動きもあるサッカーが見られ、選手たちも「練習の成果」とコメント。チーム全体にとって、勝点3以上の価値のある勝利となった。
逆に、もっとも危惧していたパターンで敗れた清水。「こういうゲームでしっかりとポイントが取れないということは、まだまだ弱さと強さの両面を持っているチームだと思う」と長谷川監督は語った。若いチームの成長過程において、一度は通る道なのかもしれないが、問題はこの後。この苦い経験を良い薬とできるかどうかにかかっている。
以上
2006.04.27 Reported by 朝比奈穣
J’s GOALニュース
一覧へ【ヤマザキナビスコカップ 清水 vs 新潟 レポート】ホームでの勝点を目指した清水だが、オレンジダービーはアウェイ新潟に軍配。(06.04.27)
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