4月29日(土) 2006 J2リーグ戦 第12節
愛媛 0 - 0 草津 (14:05/愛媛陸/3,119人)
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シュート数は愛媛の13本に対して草津が4本。CKはそれぞれ7本と2本。数字通り、攻める愛媛に対してカウンターを狙う草津という展開の90分だったが、両チームにゴールを奪う決定的なチャンスはあった。
愛媛のチャンスはこの日負傷欠場のGK羽田に代わり、ゲームキャプテンを務めたMF濱岡から生れた。今節出場停止の菅沼の右サイドに入った濱岡が、最初に演出したチャンスは前半9分。右サイドを駆け上がった濱岡のクロスに飛び込んだのは、今季初先発のMF江後。DFの背後から飛び込み、フリーでヘディングシュートを放ったものの、ゴールの枠をとらえることができなかった。
前半に迎えたもう1つのチャンスもこのコンビ。中央から濱岡のスルーパスに飛び込んだ江後は、ドリブルでDFラインの突破を図る。ファウルで止められ、チャンスを生かすことはできなかったが、濱岡のチャンスメークは後半も冴えた。
圧巻だったのは後半14分と44分。まずは14分、自陣で草津ボールをインターセプトした濱岡は、左サイドをドリブルで70m独走してシュートまで持ち込む。これは草津のGK・高木の正面を突いたが、44分に、今度は右サイドを50m独走。DFを引きつけ、最後はフリーのFW大坪へラストパス。しかし、これもGK高木に阻まれゴールは奪えず、前節に続いて後半30分過ぎからロスタイムまで続いた愛媛の猛攻も、結局草津のゴールネットを揺らすことはなかった。
これに対して、草津が迎えたチャンスは前半37分。愛媛のDF井上が、自陣での不用意なプレーで失ったボールを運んだ草津は、右サイドから山崎がクロスをあげる。これに飛び込んだのはMFチカ。DF森脇が振り切られた愛媛にとっては、まさに今季これまでの失点シーンの象徴。肝を冷やした愛媛だったが、シュートはクロスバーに当たって救われた。
前半から草津はMF佐田が左サイドからチャンスを演出したが、後半に入って運動量が落ち、前線から最終ラインまでが間伸びすると決定機を迎えることは次第になくなった。後半24分に得たCKからの唯一のチャンスも、FW太田が放ったヘディングシュートはクロスバー。前節の横浜FC戦に続き、草津は今日もゴールから見放された。
愛媛にとっても草津にとっても、手が届きかけた勝点3。両チームにとっては消化不良のゲームとなったが、光明を見いだした試合でもあった。
まず、草津にとって、2試合続けて完封できた守備面は評価できる。「まだゲーム感が戻りきってない」と試合後に植木監督が語ったチカが第4節以来、およそ1ヶ月ぶりにピッチに戻ったことも好材料。今後試合を重ねていくことで、チームのバランスは更に良くなっていくだろう。
愛媛にとっては1ヶ月前の四国ダービー以来となる無失点で、守備では最後まで高い集中力を保った。そして、危険なプレーが増えて少々荒れ模様にはなったものの、気迫のこもった戦う姿勢は開幕当初のひたむきさを思い出させてくれた。その中で気になったのは、ゴールが遠い攻撃面。FW陣のフィニッシュの精度の悪さには、得点を奪えない焦りが見える。そして菅沼を欠いた中盤のバランス。これまでと比べて、高萩、石丸のワンタッチプレーやサイドチェンジは攻撃のアクセントとなったが、菅沼の代わりに入った江後、広庭は中に絞りすぎてサイドを有効に使うことができなかった。
「Jでもまれて戦えるようになってきた。後は自分達の時間を多く持てば・・・」と試合後に語った望月監督。菅沼が復帰する次節に向け、攻撃面をもう一度見直すことで第1クールの最後、Jに参戦してから全敗のアウェイで初めての勝点を奪うこともできるだろう。
以上
2006.04.29 Reported by 近藤義博
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第12節 愛媛 vs 草津 レポート】愛媛、草津ともに熱いハートを見せた温泉ダービー。スコアレスドローにも光明を見いだした両チーム。(06.04.29)
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