4月29日(土) 2006 J1リーグ戦 第10節
浦和 2 - 0 大宮 (15:04/埼玉/54,774人)
得点者:'32 ワシントン(浦和)、'89 永井雄一郎(浦和)
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浦和が退場者ひとりを出しながらも、大宮との「さいたまダービー」を2-0と制して、暫定ながら首位に返り咲いた。試合後、大宮の三浦監督が、「(昨年と比べ)大きな差を感じなかった。内容は悲観することはない」と語ったとおり、両者の出来に大きな違いはなかった。だが、それでも強烈な個の力で勝点3を手繰り寄せてしまうのが、今季の浦和の強さ。チームとしていい形での攻撃を見せることはできなかったがエース・ワシントンが1ゴール1アシストと決定機でしっかりと任務を遂行し、粘る大宮を振り切った。
ワシントンは前半32分、相手陣内右サイドで大宮のセンターバック、トニーニョと冨田が譲り合うかのようにルーズボールの処理を誤ったところを突きボール奪取に成功すると、自らペナルティエリア内まで持ち込み、冷静にフィニッシュ。GK荒谷を落ち着いてかわして、ゆっくりとボールをゴールに置きにいった。そして、後半のロスタイムには強引なドリブル突破で相手ゴール前に侵入すると、永井の今季初ゴールをアシスト。やや強引とも思えるプレーだったが、その積極性がゴールを生み出す結果となった。
ただ、この日目立ったのは浦和の攻撃力というよりも守備力。前節の清水戦こそ、今季初の2失点を喫したものの、第9節を終えて失点6という数字が示すとおり、固い守りで大宮に付け入る隙を与えなかった。唯一のピンチは前半21分、右CKから冨田にヘッドでねらわれた場面だったが、ゴールライン上でカバーに入っていた平川が懸命のクリアを見せ、事なきを得た。また、相手選手との接触プレーで、前半限りでGK都築がベンチへ下がるアクシデントもあったが、坪井、闘莉王、堀之内で形成する3バックは手堅く、代わって入ったGK山岸に危ない場面が訪れることはなかった。
さいたまダービーということで、両チームのイレブンがエキサイト。前半23分、浦和・鈴木が大宮・桜井への後方からのスライディングで警告を受けた際には、数人の選手が入り乱れるなど、一時試合が中断する場面もあった。その鈴木は結局、80分に2度目の警告を受けて退場処分に。また、55,000人近く入ったスタンドからも大きなブーイングが起こるなど、ダービーらしい雰囲気が漂った。
大宮は、ワシントンにはやられてしまったものの、小野、長谷部、三都主らに対しては、素早いプレスを見せ、自由にやらせなかった。しかし、攻撃面では頼みの小林大も見せ場なく、後半メンバー交代を繰り返すなど打開の手を尽くしたものの、結果には結びつかず。60分にはFW森田を下げ、新加入のグラウ(昨季まで横浜FMでプレー)を途中起用したが、決定機までは至らなかった。
「内容的に五分五分」(三浦監督)の展開も、個の力が勝敗を分ける結果に。攻撃の核となるポンテを出場停止で欠いた浦和だが、リーグでは10試合で5度目となる無失点で今季7勝目(2分1敗)をマーク。大宮はしっかり守って少ないチャンスを活かすというプランを掲げていたものの、ミスから先制点を許してしまったことなども響き、力及ばず5敗目(3勝2分)を喫した。
以上
2006.04.29 Reported by 栗原正夫
J’s GOALニュース
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