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【J2:第23節 愛媛 vs 仙台 レポート】敗戦の中にも手ごたえをつかんだ愛媛と、苦しみながらも貴重な勝点3をものにした仙台。(06.06.22)

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6月21日(水) 2006 J2リーグ戦 第23節
愛媛 1 - 2 仙台 (19:03/愛媛陸/2,161人)
得点者:'26 村上和弘(仙台)、'57 田中俊也(愛媛)、'87 萬代宏樹(仙台)
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「JFL時代から頑張ってくれている選手も使いたいし、明日はびっくりするスタメンですよ」と前日練習の後にコメントした望月監督。その言葉通り、攻撃のキーマン・MF濱岡の代わりに今季初スタメンの赤井を、そしてGKには今季初出場となる川本をスタメンで起用。MF菅沼、FW田村を合わせ前節からはスタメン4人を入れ替え、連戦の続く中でフレッシュな選手を加えて仙台戦に臨んだ。

すると愛媛は序盤こそ仙台のFWボルジェス、MFロペスのスピードに戸惑いを見せたが、仙台の両サイドに空いたスペースを使いながら徐々に攻撃のリズムをつかむ。その起点となったのは仙台のサンタナ監督も試合後に高く評価したFW田中、MF高萩と左サイドのMF菅沼、DF松下。前半24分のカウンターで松下からクロスが入り、田中が触れば・・・というシーンをはじめ、愛媛が試合の主導権を握った。

しかし、先制点を挙げたのは仙台。前半26分にロペス、ボルジェスと素早く繋ぐと最後にゴール前に飛び込んできたのはDFの村上。カウンターで1本調子の愛媛の攻撃に対して、チャンスと見ると一気にスピードアップしてゴール前まで素早くボールを運んだ仙台。緩急をつけた攻撃で劣勢を逆転させることに成功した。ただ、仙台の攻撃が光ったのもこの後の32分、MFチアゴから出たスルーパスに反応したボルジェスが、キーパーと1対1の場面をつくったシーンまで。後半に入ると再び試合は愛媛に傾いた。

その愛媛の攻守を支えたのがボランチの高萩。自陣のバイタルエリアで仙台のブラジル人トリオをケアしたかと思えば、前線に進出してミドルシュートを放ち、スルーパスも狙った。そして愛媛の同点弾もその高萩から。後半12分、高萩が中盤で逆サイドに展開したボールを菅沼が右サイドで仙台DF2人をかわし、ドリブル突破。最後は「前半からサイドを崩せていたので、飛び込めばボールが来ると思っていた」という田中が押し込み、愛媛が同点に追いついた。

その後も前線にボールが入ってもフォローのない状況に、ボルジェスがいらだつ場面がみられるなど、運動量が落ちた仙台に対して試合は愛媛のペースで進む。しかしこの試合はサンタナ監督の采配が仙台に勝利を引き寄せた。「途中交代で木谷、渡辺、磯崎、千葉と強いカルテットができた」とサンタナ監督が振り返った中盤で、仙台は再三サイドをえぐられても中央でピンチを跳ね返す。そして途中出場のFW萬代が愛媛のミスを突いて決勝ゴール。両チームとも暑い中の連戦で消耗戦となったが、最後のところで足がつってしまった愛媛のDF星野を振り切った萬代がこの試合に終止符を打った。

結果として「ナーバスになってしまった」と試合後にサンタナ監督が繰りした仙台が、内容的には消化不良のゲームではあったが貴重な勝点3をものにした。一方の愛媛にとっては、最低でも勝点1が欲しい展開ながら悔やまれる敗戦。ただ、「やろうとしていることは間違いではなく、怖がって後ろでまわすことは減ってきた」と望月監督が振り返ったように、開幕当時のアグレッシブさが垣間見えた愛媛。各選手のコメントにもチームの方向性に迷いは感じられなかった。そして、新しく起用された選手もそれぞれが持ち味を生かしながらチームに変化をもたらしつつあることを考えれば、3連敗にも悲観することはない。むしろ今日のゲームは、今週末に徳島と対戦する四国ダービーに期待をもたせる前向きな敗戦ととらえるべきだろう。

以上

2006.6.22 Reported by 近藤義博
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