6月21日(水) 2006 J2リーグ戦 第23節
横浜FC 1 - 2 札幌 (19:04/三ツ沢/3,479人)
得点者:'8 砂川誠(札幌)、'20 城彰二(横浜FC)、'89 曽田雄志(札幌)
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場内のビジョンが、3分のロスタイムを表示した直後だった。横浜FC陣内の深い位置、バックスタンド側のタッチライン付近。札幌・西谷が蹴ったFKは、ファーサイドへ伸びる。この試合、何度もくり返された横浜FC・トゥイードと札幌・曽田の空中戦。わずかに競り勝った曽田が、頭でミートしたボールは、GK菅野の手から逃げるような曲線を描いて、右サイドのゴールネットに吸い込まれた。このゴールが、第23節にして今季初めて横浜FCが許した1試合2失点となり、横浜FCの連勝を3で止め、札幌が3連勝を飾る決勝点となった。
前半8分、先制したのは札幌。自陣深くから、球足の長いサイドチェンジ。相手に触れて、ボールがラインを割った瞬間、すぐさま西谷が拾い上げてスローイン。抜け出した砂川が、落ち着いて決めてみせた。横浜FCのDFは、完全にスキをつかれる格好となってしまった。だが、横浜FCは早い時間帯の失点にも慌てることなく、試合の主導権を取り戻していく。鋭い出足と豊富な運動量。両SBの攻め上がりを、丁寧に使っていく。
同点ゴールは20分。左からのCKを、逆サイドのゴールラインぎりぎりでトゥイードが折り返す。GKが飛び出し空いたゴールに、城が押し込んだ。今月いっぱいでチームを去ることが決まっているトゥイードのホームラストゲームということもあって、トゥイードの周りには次々と選手が駆け寄り、歓喜と感謝の抱擁がくり返された。
同点から、横浜FC・高木監督は北村を投入しての3トップにシステムを変更。アウグストを前線に上げるなど、バランスを崩すリスクを怖れず、積極的に交替枠を使っていく。対する札幌・柳下監督は「攻撃陣は悪くない」と、早いタイミングでの交代は中盤の守備的な位置に西嶋を入れただけ。ピッチの選手に託す形となった。動く勇気と、動かない覚悟。対照的な采配が、試合に奥行きを与えていた。
「あそこが大きかった」。
試合後、誰もが口にしたのは、後半6分すぎからの横浜FCの波状攻撃の場面。左45度からアウグスト、その跳ね返りを捉えた城、直後のCKからの再び城のヘディングと、わずか70秒間で、3本のシュートがクロスバーを叩いたのだ。結局ゴールならず助かった札幌が、ロスタイムの逆転ゴール呼び込むことになる。運が味方したことを認めた柳下監督だったが、「(攻撃で活躍した)西谷が得意なプレーに専念できるのも、西嶋のように、チームのために苦しい仕事をしてくれる人間がいるからこそ。自分の役割を果たすことが、勝利につながると、みんなが理解するようになった」と、運を呼び込むのに値する、正当な裏づけがあったたことを評価した。
混戦のJ2後半戦。今後の札幌の巻き返しに注目だ。一方敗れた横浜FCだが、監督、選手とも「大事なのは、くり返さないこと」と不安はない様子。初の2失点とはいえ、どちらもリスタートから。修正は効くはずだ。ここから迎える上位チーム(神戸、東京V、柏)との3連戦を前に「悪いものが出て良かった」(早川)とすることができれば、今季3度目の敗戦も、収穫は小さくないだろう。
以上
2006.06.22 Reporte by 渡辺功
J’s GOALニュース
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