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【J2:第23節 湘南 vs 柏 レポート】サイドの攻防は柏に軍配。湘南は連敗を脱せずも、巻き返しの手応えあり。(06.06.22)

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6月21日(水) 2006 J2リーグ戦 第23節
湘南 1 - 2 柏 (19:04/平塚/7,284人)
得点者:'35 ディエゴ(柏)、'62 横山聡(湘南)、'79 李忠成(柏)
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柏の得点はいずれも、左サイドからもたらされたものだった。先制点は35分、自陣でボールを奪うと即座に前線のフランサに収め、前がかりになっている湘南を置き去りにする。フランサがサイドに振ったパスに、湘南GK植村慶も反応鋭く飛び込むが、駆け上がった平山智規が一足早くクロスを送り、中央のディエゴがヘディングシュートを主なきゴールへ見舞った。

79分の追加点もまた、ボールを奪ってからのカウンターだった。谷澤達也に代わりFWに入っていた李忠成から、左サイドの背後を突いたディエゴにパスが渡る。手薄なゴール前にディエゴがクロスを入れ、李が走り込んで左足を振り抜いた。

「パスの奪われ方がよくなかった。ちょうど右サイドが上がっていたタイミングだったので、戻りきれなかった」センターバックの田村雄三が唇を噛む。人数の足りないなかで田村はサイドの守備に回らざるを得ず、その結果、DF間に開いた穴を突かれた。一方、ディエゴは「相手の中盤のマークがうちの右サイドに偏っていた。逆サイドがオフェンシブだったこともあり、そのスペースを狙うのは自然な流れだった」と話している。

サイドアタックは湘南の武器のひとつだ。ただし、リスクと表裏一体の「諸刃の剣」でもある。それを「武器」たらしめるためには、チームとしてのリスクマネジメントが不可欠だが、その意味では田村のいうボールを奪われたタイミングをはじめ、起点に前を向かせ自由を与えてしまった点に口惜しさが残る。対する柏は、「諸刃の剣」の隙を逃さず、澱みなく確実にフィニッシュへと繋げた。

ディエゴの言葉どおり、湘南は佐藤悠介が中盤の底を締め、ディエゴや谷澤らの侵入を防いだ。攻撃に転じると佐藤がプレスを凌いで起点となり、序盤は左サイドを中心に展開を図っていく。そのなかで時間を追うごとに効果的な動きを見せたのが、逆サイドの中町公祐だった。これまでは佐藤から展開したあとの組み立てに課題が見え隠れしていたが、中町が一列前で時間をつくることで攻撃にリズムが生まれた。20分には永里源気が中町とのパス交換で右サイドを駆け上がり、また44分には中町が高い位置で奪うと逆サイドの坂本紘司に振ってフィニッシュまで持ち込んでいる。1点を先制されたのちの湘南の同点劇もまた、中町が演出した。

59分、足を負傷した植村に代わって入った伊藤友彦が、ディエゴの決定的なシュートを阻む。田村が右サイド深くにロングボールを送ると、相手DFの背後に走りこんだ中町がファーサイドにクロスを入れた。このとき、ニアサイドに走り込んだ石原直樹がペナルティエリア内でファウルを誘い、横山聡がPKを沈めたのだった。

同点として勢いの増した湘南はその後、後半から出場した尾亦弘友希が左サイドを上がり決定機を演出するなど逆転を目指す。だが柏も2トップを北嶋秀朗と李に入れ換え、逆に追加点を奪い、勝負は決した。

柏はスピードに乗った連動性で、勝点をさらに重ねた。怪我が多いなか、北嶋の復帰やドゥンビアの加入など好材料も多い。ただ後半の運動量の低下や時に顔を出した緩慢なプレーに、暑さの増す夏場に向けて一抹の不安を垣間見る。

一方の湘南は連敗を8に伸ばしてしまった。好調を維持していた植村の負傷も気がかりである。だが梅田直哉の復帰や若手の台頭、そしてビルドアップに、新たな可能性を見る。湘南は4月1日の第6節から間断なく続いた18連戦を終え、次節、ようやく一息つく。9日間を過ごしたのちの巻き返しに、期待したい。

以上

2006.06.22 Reported by 隈元大吾
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