6月21日(水) 2006 J2リーグ戦 第23節
東京V 0 - 2 神戸 (19:04/味スタ/4,071人)
得点者:'44 オウンゴ−ル(神戸)、'77 朴康造(神戸)
----------
「立ち上がりは東京Vが上回った」とバクスター監督が振り返ったように、開始直後からMF大橋がシュートを放ち、更にCKからDF戸川が狙う。しかし東京Vが完全に主導権を握るには至らず、暫くは互いに出方を伺うような時間帯。ポゼッションしながら突破口を見つけだそうとする東京Vだったが、守備意識の高い神戸に対し決定的な場面はなかなか訪れなかった。
しかしラモス監督は、この展開を「狙い通りにできている」と見ていた。16分にMF大野が腰を痛め交代というアクシデントで「攻撃のリズムが崩れた(ラモス監督)」ものの、神戸のほうも「足元にボールが収まらず攻撃への切り替えがうまくいかなかった(バクスター監督)」ため、ほぼノーチャンス。怪我明けのFWバジーリオのベンチ入りもあり、ラモス監督はまずは「前半は0−0でもいい」と考えていたと言う。
しかし前半ロスタイムが1分と表示された直後、東京Vは失点する。右に開いたMF朴から中央のMFホルヴィへ。そこからエリア内に走りこんだMF田中へ縦パスが送られるという神戸の「練習通りの形(田中)」だったが、シュートは打たせなかった。が、田中がシュート体勢に入ったところを東京V・DF萩村がクリアしたボールが、そのままゴールへと吸い込まれていったのだ。
「あのクリアは仕方がない」とGK高木。絶妙な場所にボールを入れられた以上、諦めのつく失点とも言える。選手達も先制されたことに動揺することなく「ハーフタイムも皆自信に満ちた表情をしていた」とラモス監督。
そして後半頭からはFWバジーリオが投入される。直後、そのバジーリオがMF久場の決定的な場面を演出、53分にはDF石川からのクロスにバジーリオ自身がヘディングで合わせるなど、「いい流れがきそうなムード(ラモス監督)」が漂い始めた。その流れを確信したのは55分、神戸・朴のシュートがバーに阻まれるという東京Vにとっては幸運な場面のカウンターから。中央・平本がゴール前に走りこもうとしているバジーリオにスルーパスを出した瞬間、神戸DF柳川がバジーリオにファウル、この日2枚目のイエローで退場処分となり、数的優位を手に入れたのだ。
仙台戦、柏戦に続き今回も相手に退場者が出た。柏戦では優位を生かすことができず苦い結果に終わったことで、キャンプ中には数的優位になったときの戦い方も確認済み。FW平本も「相手に退場者を出すことは考えてました」と計算ずくであったことを明かす。「前半のうちに神戸のDF3人にイエローカードが出ているのはわかっていたから、ファウルで止めに来るボールを出そう、と」。まさに、東京Vの思い通りの展開になった・・・・はずだった。
ところが、ラモス監督曰く「(数的優位で)余計にやりずらくなってしまったようだ」。10人になっても神戸がうまくバランスを保っていたことは確か。が、それよりも「東京Vに恐さはなかった(神戸MF・朴)」。支配率は圧倒的になっても、2列目からの飛び出しやサイドからの崩しも少なく、足元ばかりのボールでは攻めきれない。合宿での成果を示すことはできなかった。
東京Vが攻めあぐねるなか、逆に神戸にカウンターからMFホルヴィ、FW平瀬と決定的な場面。そして77分、試合が動く。中盤でボールを拾ったホルヴィから平瀬、そのままあっさりと前線にボールが繋がり、田中がエリア内で粘る間に朴がフリーでゴール前へ。GKと1対1になった朴は落ち着いて右足シュート、追加点を挙げた。この得点で「いけた!と思った」と朴。同じ気持ちだったのだろう、ピッチ上の選手は朴をもみくちゃにして称え、そこにはGK荻の姿まで。ベンチも抱き合って朴のゴールを喜んだ。
「もう無理だなと思った」とラモス監督。試合状況、時間帯、ゴールの形・・・どれをとっても東京Vの戦意を喪失させるには充分な追加点だった。これで通算10敗。ここまで少なくとも引き分けに持ち込むことはできたという負け試合が多いが、この試合も例に漏れず。この勝ち点が今後に大きく響かないことを願うしかない。
一方の神戸は6試合負け無し。次は上位の横浜FC戦だが「自分達のサッカーができれば勝てると思う」と話す選手達の口調は力強かった。
以上
2006.06.22 Reported by 高木聖佳
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第23節 東京V vs 神戸 レポート】神戸3連勝!6試合負け無しで依然上昇ムード。東京Vはまたもや数的優位を生かせず。(06.06.22)
- 開幕特集
- 開幕招待
- 国立招待
- J.LEAGUE ALL-STAR DAZN CUP
- 熱き一枚を手に入れろ
- ベイブレードコラボ
- 明治安田のJ活
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 2025 移籍情報
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- NEXT GENERATION MATCH 2026
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE
















