6月24日(土) 2006 J2リーグ戦 第24節
草津 3 - 4 鳥栖 (14:04/松本/2,856人)
得点者:'9 新居辰基(鳥栖)、'43 新居辰基(鳥栖)、'54 新居辰基(鳥栖)、'59 チカ(草津)、'60 山崎渡(草津)、'80 衛藤裕(鳥栖)、'89 山崎渡(草津)
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試合後、ゴール裏を陣取った草津サポーターは、ゲームに敗れ挨拶に来た選手たちを強烈なブーイングで迎えた。しかし、その直後、大音量のチームコールとともに力一杯の拍手を送り、粘り強く戦った選手の健闘を称えた。サポーターの行動は、この日のゲーム内容を的確に表現していた。
ブーイングに値したのは54分までの戦いだ。濱田、山城の両サイドが高い位置に張り、効果的な攻撃を仕掛ける鳥栖に対し、草津は受身に回る。9分、鈴木のシンプルなポストプレーから新居が裏へ抜け出すと、飛び出してきた高木をあっさりとかわし、無人のゴールへ放り込む。先制を許した草津は前線にボールが全く収まらず、攻撃の形が作れない。そして43分、草津に痛恨のミスが出る。後藤がDFラインに返したボールを鈴木が奪取。ゴール前の新居へと渡り、追加点を奪われる。「ゴールへと向かうプレーでの積極的なミスはカバーできるが、消極的なプレーでのミスは失点につながる」と植木監督。前半を0−2で折り返した草津は、後半開始わずかの54分、素早いリスタートからまたもや新居に決められ、早々にハットトリックを決められる。悪夢の54分間だった。
しかし、その時間を「境」に草津は、目覚めた。59分、途中出場した寺田が左サイドで積極的に仕掛けて奪ったCKのこぼれ球をチカがヘッドで叩き込み、反撃の狼煙を上げる。勢いに乗ったチームは60分、チカからのパスを右サイドで受けた山崎が、内側へ切り込み左足で豪快なシュートを決める。「DFが縦を警戒していたので中に入って打った」(山崎)。ゲームの流れは一気に草津へ傾くが、その時間を耐えた鳥栖は80分、衛藤が草津を突き放すゴールを決める。それでも草津は最後まで喰らいついた。ロスタイム、FKのこぼれ球から山崎が押し込み、3−4。しかし、その直後、ゲームの終わりを告げるホイッスルが鳴り響いた。
後半、草津が放った怒涛のシュートは17本。草津は最後まで執念を見せたが、3点のビハインドはあまりにも大きかった。「失望」の54分と、「希望」の36分。草津サポーターは、選手が闘い続けた36分間に対して拍手を送った。
3点差がついた56分間の大きな違いは、鳥栖の「組織」に対して、草津が「個」で戦っていたこと。草津は、個人で奮闘していたが、チーム全体が連動する鳥栖に翻弄された。ワンタッチで次々とパスを回す鳥栖と、パスの出しどころがなく攻撃が遅れる草津。その差は、明らかだった。
鳥栖は3試合ぶりに勝利を挙げ、順位を7位まで上げた。2トップのポストプレーから、シンプルかつ大胆にサイドへと展開するサッカーは可能性を感じさせた。ただ、3−0でゲームを終わりにできないところに、上位進出を果たせない要因があるような気がする。
最下位脱出のチャンスをまたしても逃して2連敗となった草津。ベンチからの指示で喉をからせながら会見に臨んだ植木監督は「ブーイングのあと、あれだけの拍手をしてくれたことに、サポーターの温かさを感じる。監督、選手は期待に応えていくことが必要だ」と話して、一瞬、声を詰まらせた。草津は次節が休みとなり、次戦は7月8日のホーム・湘南戦となる。この2週間でいかに組み立て直すかが今季のチーム成績を左右することになりそうだ。
以上
2006.06.24 Reported by 伊藤寿学
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第24節 草津 vs 鳥栖 レポート】失望の54分と、希望の36分。草津は鳥栖に大きくリードを許しながらも、終盤に執念を見せる。(06.06.24)
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