●7月1日(土)14:00キックオフ(現地時間)/AIS(Australian Institute of Sports)
U-19日本代表 1-2 AIS(Australian Institute of Sports)
得点者:58分 ハーフナーマイク(横浜FM)
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AISとの第二戦を終え、タイ・オーストラリア遠征の全日程を終了したU-19日本代表。4戦1勝1分2敗と芳しくない数字が残る。03年 UAEワールドユース組と、05年のオランダワールドユース組の過去2世代連続して勝利を収めることの出来ていないオーストラリア相手(今回はAIS)に、今回も2連敗してしまった。この2試合は共に先制されながら一度は追いつくことはできた。先制されても動じることなくゲームを運べるようになっていることはこのチームの成長の証ではある。全体に見れば内容も良く、攻守の連係に手応えを感じることのできた2試合。ただ、勝ちきれなかったことに悔いが残る。この遠征ではっきりと残った課題は「決めきることと守りきること」の2点につきる。
「やっていてわくわくした」
AISとの初戦にフル出場した柏木陽介(広島)はそう感じたという。「タイとかインドとは全くレベルが違う。楽しかった」と。AISはワールドカップにも出場していた、ビドゥーカやブレシアーノも排出したオーストラリアのエリート教育システム。18歳、19歳の2年間(現チームは1987年生まれを中心に05年06年の2年間)、寝食を共にしながら毎日練習に励む。87年に始まったこのシステムで、現ユース代表選手のほとんどはこのAIS出身。
さすがにあうんの呼吸で中盤を構成。前線に長身選手を持たないこともあり、A代表の戦いからは想像がつかないポゼッションサッカーを指向、「意外に足下がうまい」とほとんどの選手が驚くように口にした。その一方でA代表と共通するフィジカルの強さも持ち、フィジカルコンタクトの際も小澤竜己(F東京)の表現を借りれば「相手にあたったら堅かったという程」多くの選手が試合後フィジカル強化の必要性を口にしたことからも、その刺激は大きかったのだろう。
そのレベルの高い相手に、ほぼ90分間主導権を握った戦いを見せた。ただ、「一瞬のミスからヘンな形で」(吉田監督)やられ結局2失点。まずは立ち上がりのドタバタの中、6分、相手FKの流れから約25メートルのミドルシュートを決められる。
「誰もアプローチにいかず、見てしまった」と誰の口からも出てきたが、これは初戦でも同様の反省を口にしていた選手もいたはず。これでは「リーダーの不在」と、暗に今回不参加メンバーの不在を嘆く吉田監督の言葉にうなずくしかない。ただ、その後「あんまり落ち込まなかった」と山本真希(清水)、槙野智章(広島)らが振り返るように、あわてず試合を展開。『高い位置で奪って攻める』というこのチームが目指す形が見え出す。そんな中、23分柏木が奪い、ハーフナーマイク(横浜FM)を経由し長谷川アーリアジャスール(横浜FMユース)が運び、ラストは伊藤翔(中京大学附属中京高校)がシュートをエリア内で放つもこれは枠を外れる。28分には、ペナルティエリア外やや右の位置から山本のフリーキックをファーサイドでハーフナーがヘディング。これがバーを叩き、ボールのこぼれた先には誰もおらず。前半終了間際にも香川真司(C大阪)が惜しいシュートを放つなどチャンスはあるが決めきれない。
後半立ち上がりも、チャンスは訪れる。後半10分には伊藤が落とし柏木から受けた山本がペナルティエリア内でシュートを放つも枠を外す。そして後半13分、ハーフナーが相手ディフェンダーと競った際に得たPKをハーフナー自身で決め同点に。しかしこれ以降も得点チャンスは訪れるものの決められない。そして後半28分には、相手が数少ないチャンスをモノにしてしまう。ペナルティエリア内で2対2の数的同数ながら、個人技を持ったフォワードに持ち込まれ決められてしまう。その後フォワードの河原和寿(新潟)をサイドバックに投入するなど追加点を試みるも最後まで追加点は奪えず、試合は終了した。
弱くはない相手AISだが、「実力的に五分五分じゃないかな」「勝てた試合」と指揮官、選手も口をそろえてコメントした試合だけに、どうしても勝利で終えたかった試合だった。約3ヶ月後の10月末にAFCユースを控えるU-19代表は来月末にサウジアラビア遠征、8月にはSBS杯と強化日程が組まれている。
連係に手応えを得た今遠征だっただけに、今後は、ひとつひとつの試合に勝ちきることに重きをおいていく必要がありそうだ。
以上
2006.07.01 Reported by 了戒美子
J’s GOALニュース
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