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【J2:第25節 湘南 vs 札幌 レポート】湘南が連敗を脱出、菅野監督一勝目を飾る!札幌は連勝ストップ。(06.07.02)

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7月1日(土) 2006 J2リーグ戦 第25節
湘南 2 - 1 札幌 (19:04/平塚/4,794人)
得点者:'31 石原直樹(湘南)、'60 池内友彦(札幌)、'81 石原直樹(湘南)
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追いすがる札幌の猛攻を浴びながらロスタイムに突入する。3分が経過し長いホイッスルを聴くと、湘南の選手たちは両腕を突き上げ、ある者は喜びをかみ締めるように拳を固めた。この瞬間、8連敗というおよそ1ヵ月半にわたる長い苦悩から開放された。

「今日は本当に選手たちに感謝しています」就任後、4試合目にして初めて勝利を手にした菅野監督は語った。
「明るく前向きに、全身全霊をかけてトレーニングに取り組んできました。我々のサッカーを再確認し、守備も修正を図った。選手たちの真剣な姿勢が、今日の勝利に繋がったと思っています」

序盤は、しかし札幌が押し込んでいた。特に中盤でボールを奪うと素早く攻撃に切り替え、前がかりになってぽっかりと口を開けた湘南のバイタルエリアに楔を打ち、フッキや砂川誠が背後を狙う。7分にはフッキがシュートを放ち、GK伊藤友彦が辛うじて死守する場面もあった。コーナーキックのクリアを発端に、手数をかけずにチャンスもつくりだした。

だが15分を過ぎる頃、札幌の足が次第に止まっていく。湘南の前からのプレスも効いていた。最終ラインでボールを回すもパスコースを切られ、中盤が省略されていく。効果的なプレスによって、流れは湘南に傾いていった。そして先制の場面は間もなく訪れる。

31分、右サイドからニヴァウドが、今シーズン初スタメンとなった前線の梅田直哉へパスを出す。梅田はワンタッチで相手DFの背後へ送り、2列目からすかさず飛び出した石原直樹がGK林卓人の動きを読んでループシュートを冷静に沈めた。「前で時間をつくってくれるから、ウメ(梅田)の復帰は大きい」佐藤悠介は語った。一方、梅田についた曽田雄志は、「ダイレクトに出されたため、2列目の動きについていけなかった」と悔やんでいる。札幌はその後、サイドから仕掛け、ときにミドルシュートを狙うが、湘南の寄せが速く、また序盤に見せた裏への動き出しも影を潜め、ストレスの溜まる45分間を終えた。

後半に入っても、立ち上がりは湘南のペースだった。が、札幌も黙ってはいない。60分、フッキが右サイドで西谷正也からボールを受け、クロスを入れる。それまでは寄せの鋭さと組織的な守備で、ラストパスを簡単には入れさせていなかった湘南だが、これがフッキの強みだろう。一対一をつくると、ドリブルやミドルシュートといった彼のもつ効果的な選択肢が、相手との距離を生んだ。ゴール前の混戦のなか、池内友彦が抜け出し、ヘディングシュートを突き刺した。

同点とし、札幌は西谷を中心にさらに勢いを強める。だが、「失点しても落ち込むことなく、気持ちを前に持っていけた」と尾亦弘友希が振り返ったように、追いつかれ再び圧されても、湘南はゴールへの意識をさらに表現した。81分、その湘南が追加点をあげる。

攻撃の起点となる佐藤から、左サイドの尾亦へパスが渡る。途中交代していた永里源気が尾亦から受けると、ドリブルで切れ込みクロスを入れた。ゴール前に飛び込んだのは、同じように動き出し先制弾を決めていた石原である。「素晴らしいシュートだった」尾亦も賞賛したヘディングシュートが鮮やかにネットを揺らし、湘南が試合を決めた。

「走っていなかった。ミスも多い。4連勝の前に10試合勝てなかった理由を忘れてしまっている」試合後、札幌・柳下監督は憮然とした表情を見せた。疲れもあったのだろう。しかし組織力のベースは運動量である。モビリティの回復が、あらためて重大な課題となった。

一方の菅野監督も、「今日のことはこれで終わり。またすぐに次に向かっていかなければいけない」と、すぐに次節へ目を向けた。つねづね口にしていた、「一度勝てば、落ち着きが得られるはず」という気持ちを新たにした闘いが、一週間後に待っている。今日の勝利の意味を、つぎの草津戦で証明する。

以上

2006.07.02 Reported by 隈元 大吾
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