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【J1:第13節 福岡 vs F東京 レポート】スコアレスドローもチームの変化を感じさせた福岡。反撃はここから始まる。(06.07.20)

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7月19日(水) 2006 J1リーグ戦 第13節
福岡 0 - 0 F東京 (19:04/博多球/12,142人)
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川勝良一新監督を迎えての福岡の再開第1戦。12,142人のサポーターに見守られて戦った試合は、主導権を握りながらもスコアレスドロー。結果だけを見れば、ゴールを奪えずに勝ちきれないという、これまでと同じことを繰り返したようにもみえるが、その内容は全く違うものだった。「少々危ないシーンを作っても点を取りに行く」(川勝監督)。堅守で凌いでカウンターを狙うサッカーから、自らが積極的に仕掛けてゴールを奪い取るサッカーへ。川勝監督合流後、3週間で福岡が見せた全く別の顔は、今後の戦いに期待が持てるものだった。

違いが顕著に現れたのは攻撃の部分。ボールを奪ってサイドを駆け上がる古賀に呼応して、ゴール前には2トップと久藤、そして場合によってはボランチも中央に顔を出す。「相手の攻めを中断して、ボールを奪って瞬時に攻撃に切り替える。相手の組織が形成されず不安定なところに、4、5人が入っていくというのが最大の狙い」(川勝監督)という、これまで取り組んできた成果が随所に現れ、そして決定的なチャンスを作り出した。

そして守備でも違う面を見せた。ブロックを作って相手に備えるのはこれまでと同じ。しかし、ここぞというところでは積極的にブロックをブレイクし、1対1の対応からボールを奪いにかかった。「ボールに近い人間が相手にグッと寄せる守備が出来た。ボールに対する責任感、自分が戦うんだという気持ちが出ていた」(千代反田充)。守備に対する責任を明確にすることと、ゴールを奪うことにつなげる攻撃的な守備。これも3週間のトレーニングで取り組んできた成果だ。

一方、「DF面を中心に、ポジショニングやマークの修正をしなくてはいけない」とは、アレッシャンドレ・ガーロ監督(F東京)。立ち上がりの時間帯にリズムを掴んだが、その後の中盤の主導権争いで後手を踏み、終始、福岡に主導権を奪われた。トップ下にルーカス、梶山の2枚を並べる布陣は、ワンボランチの今野に大きな守備の負担を強いる結果になる。さらに両サイドは福岡に押し込まれてしまい、中盤で効果的なプレスをかけることが出来なかった。

それでも豪雨のアウェイでの試合、という難しいコンディションで負けなかったことは悪くはない。また、右ひざ十字靱帯、および半月板損傷の大怪我から10カ月と2日振りに復帰した石川直宏と、約4ヶ月ぶりの出場を果たした馬場憂太がともに長い時間プレーするなど、明るい材料も見つかった。ポテンシャルの高い選手を多く擁するチームだけに、リズムを掴めば上昇気流に乗れる可能性は十分にある。そのためには、まず中盤のバランスを整えることだろう。

試合内容、そして置かれている状況を考えれば、引き分けという結果は互いにとって許容範囲の結果。ただし、これがチームにとってプラスになるか、あるいはマイナスになるかは、週末から続く3連戦の結果によって大きく異なってくる。チームが変わったことを示した福岡は、勝利という結果を手にして更に自信を深めたい。そしてF東京も、持てるポテンシャルをフルに発揮するきっかけを掴むためにも、勝利という結果が欲しい。そういう意味では、次節の戦いが両チームにとって大きな意味を持つものになりそうだ。

以上

2006.07.20 Reported by 中倉一志
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