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【J1:第18節 大宮 vs G大阪 レポート】後半猛追を見せるも大宮がG大阪に今季2連敗。(06.08.20)

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8月19日(土) 2006 J1リーグ戦 第18節
大宮 0 - 2 G大阪 (19:04/駒場/11,355人)
得点者:'12 播戸竜二(G大阪)、'89 播戸竜二(G大阪)
★ハイライト&会見映像は【こちら】
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 互いに探りあう中で、前半12分にセットプレーから早くも大宮は失点。早い時間帯の失点だっただけに「チャンスがあると思った」と三浦監督、選手ともに勝機を求め戦ったが最後まで得点チャンスには見当たらず。逆に終了間際にカウンターから失点をくらい最終的には0−2で敗戦。大宮は8位にとどまったものの連勝は2でストップさせ、G大阪を首位に押し上げてしまった。もっともG大阪にしてみれば「(昨年)一度経験しているだけに混戦が最後まで続くと思っている」と宮本が言ったように、首位に浮かれることもなさそうだ。加地、家長、フェルナンジーニョを欠く中で得た貴重な勝ち点3を連戦初戦のアウェイで手に入れた。しかもこの日リーグ初先発の寺田が右サイドを果敢にしかけ「秋につながる若手の成長」と西野監督も手応え十分の試合となった。

 前半、大宮は守りながらリズムを作りカウンターのチャンスを伺う。自然、試合の主導権はG大阪が握りチャンスを多く生み出したのもG大阪。遠藤、二川を中心とした中盤の巧みなパス回しに大宮はプレッシャーをかけきれず、取りにいくではなく受けに回ったような印象を与える戦いぶり。だが、救われたのはマグノ アウベスの不調だろう。スピードで大宮ディフェンス陣に驚異をあたえ、再三ゴール前でチャンスを得るも最後が決まらず。どうにも彼らしくないフィニッシュが続く。
フリーでのシュートチャンスを得た31分、39分、波戸のバックパスのミスからGKと一対一の絶好機を得た40分、全てゴールのわずか左に外す。「5−0くらいでもおかしくない試合だった」と両チーム選手たちは振り返った。失点のシーンは遠藤の絶好のCKにニアで明神が頭で合わせ、最後は播戸に押し込まれた。「このシーンのことは話し合っていかないといけない」と土屋は口にした。

後半、大宮は森田に変え吉原を投入。15分過ぎからは土屋をサイドバックに冨田をセンターバックにポジションチェンジさせ、3−5−2の相手の両サイドのウラへ早い攻撃を仕掛けることを意識する。しかし、中盤で要となるべき小林大がこの日は精細にかけていたこともあり、ゴールを脅かすには至らず。75分には左サイドに橋本を投入。ドリブル突破を持ち味とする彼の投入でようやくゴールへの兆しが見えだすが、ここはG大阪も即座に対応。右サイドに入っていた寺田に変え青木を投入、橋本を抑えるべくマンマークぎみにつけてくる。78分には左サイドで仕掛けた橋本から中央吉原へクロスが入るがこれはGK正面。逆に89分には二川のパスカットからカウンター、最終的には播戸がこの試合2得点目を決め突き放されてしまう。

最終的には実力差の見え隠れした0−2のスコア。「最終的に個の差が出る」と指揮官は嘆いた。だが、総力で戦っていく他はない。後半途中出場選手たちが見せた輝きがこの試合の救いでもあるだろう。

次戦横浜FM戦、短い時間ではあるが立て直しを期待したい。

以上

2006.08.20 Reported by 了戒 美子
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