8月26日(土)J2 第36節 徳島 vs 鳥栖(19:00KICK OFF/鳴門)
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徳島にとって前節・草津戦での敗戦は非常に残念な結果であった。久々の連勝となる勝利を飾り、一気に勝ち点で草津に並びたかったのだが・・・。
ただ、敗れたとは言え徳島は、内容を見れば悲観する必要など全くない。前々節の湘南戦(34節)の逆転勝利で得た勢いはチームにそのまま生きており、また90分を通して積極的な姿勢を貫いた選手たちは、自分たちの姿を取り戻しつつある頼もしささえも感じさせてくれた。
しかし、そのように調子が上向きの徳島ではあるが、前節の一戦で克服しなければならない課題がハッキリと表れたのも事実だ。そして、その課題こそが今節の勝利に繋がる大きなポイントとなるように思われる。その課題とは『決定力』。より具体的に言い変えるなら「シュートの精度」である。それこそが今節の明暗を決めると言っても過言ではないだろう。
前節の草津戦において、徳島は実に22本のシュートを放った。が、結局ノーゴール。対する草津がシュート数8本で1ゴールを挙げていることを考えれば、やはりその『決定力』の差が勝敗を左右したであろうことは否めない。実際に幾度となく決定機を作りながら、最後のフィニッシュがポストを叩いたり、枠に収まらなかったりという場面が数多く見られた。試合後にキャプテン片岡も「チャンスをものにできず勝たなければいけない試合を落としてしまった」と語ったが、その修正が急務であることは誰より選手たち自身が一番分かっているに違いない。
そして、そんな徳島とは対照的に、その『決定力』で大きな武器を持っているのが今節対する鳥栖だ。
鳥栖には押しも押されぬエースストライカー新居がいる。その新居は、前節までに19ゴールを挙げ、並みいる外国人ストライカーを抑えて得点ランキングのトップを快走。さらに33節では首位・柏相手にハットトリックを記録し、今精神的にも充実しているはずだ。となれば、徳島でなくとも彼を止めるのは簡単でない。一瞬足りとも目を離すことの許されない危険な選手と言えるだろう。
しかも、鳥栖で高い決定力を誇るのは決して新居だけではない。山城や奈良崎、またベテランの山口もここぞと言う時にはきっちりとゴールを決めて見せる。鳥栖の攻撃陣に高い決定力を持ったいいタレントが揃っていることは間違いない。
こうして比較すると、やや分が悪そうに思われる徳島だが、FW羽地が調子を挙げてきたことは明るい材料だ。前記の湘南戦では21節(札幌戦)以来のゴール、しかも2得点を挙げ、明らかに体のキレも戻ってきている。まだ、やや思いきりに欠けるところも見受けられるが、それでも高さを活かしたヘディングと得意の左足から放たれる強シュートは今節鳥栖にとって大きな脅威となるだろう。安易に自由を与えればきっと致命傷を負うことにもなりかねない。
何か一見ストライカー対決のような内容となってしまったが、そうではなく、その二人を中心とした両チーム攻撃陣の『決定力』が今節の勝敗を分けると見ている。チャンスの数は少なくとも、きっちりと相手ゴールネットを揺らしたチームこそ勝利を手にするだろう。
8月最後の熱い一戦を制するのは果たして、徳島か、鳥栖か。
以上
2006.08.24 Reported by 松下 英樹
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第36節 徳島 vs 鳥栖 プレビュー】『決定力』が明暗を分ける一戦。8月最後の一戦を勝利で締めくくるのは果たしてどちらのチームか。(06.08.25)
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