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【J2:第36節 柏 vs 愛媛 プレビュー】前節東京Vに大敗するも、首位を維持できた柏。原点に戻り、3試合ぶりのホーム日立台で愛媛を迎える大事な一戦!(06.08.25)

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8月26日(土)J2 第36節 柏 vs 愛媛(19:00KICK OFF/柏)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
★前節のハイライト&会見映像は【こちら】
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MF山根が「チームの流れが悪い。全然、ダメ。気持ちも入ってないし、集中力がない」と試合後にコメントした前節は、国立競技場にて同じ今季J1からの降格組である東京Vに4−1で敗れ、勝点3を献上してしまった。第2クールの東京V戦で大勝したスコアをそのまま返してしまう不甲斐無さ。「1本のパスがずれたりしても、チームがいい時期はミスをカバー出来たのに(柏MF大谷)」、「攻撃も最近の試合は中途半端なところで取られている(柏DF小林亮)」。「先制されると、きつい(FW李忠成)」とダメージを90分の中で克服しきれなかった。

「ここ3試合で9失点してしまっている」と石崎監督が嘆いたディフェンス。3バックの左に、4バックでは左のセンターを務めたDF岡山も「失点が多するのはDFのせい。ちゃんと反省して1対1でも勝っていかないと」と言葉には力なく、脱力感いっぱいに肩を落として話すほどだった。

翌日23日の試合結果によっては、今季第2節からキープしてきた首位を明け渡す可能性もあったが、勝点3差で2位と迫っていた横浜FCが4位の仙台と引分けた。よって横浜FCは3位に順位を落とし、3位だった神戸が勝点を60で2位に浮上した。そのおかげで、柏は勝点62のままだったが、柏の首位をキープ。ある意味、柏にまだまだ『運』は味方しているのかもしれない。

そんな中、チームは「原点に戻って1からやっていこうと切り替えるだけ(DF小林亮)」と木曜、金曜日と練習を進めた。「自分達の敵は自分達(石崎監督)」なのだ。

『1クールで勝点25』を目標にしてきた今季の石崎レイソル。第3クールでの現在の勝点は13。第3クールも残り4試合である為、1節も落とせない計算になる。

ホームに迎える今節の対戦は、「J2の中で一番組織的でまとまっている」と石崎監督も警戒する11位の愛媛FC。前回2回の対戦では、ともに1-0でMFディエゴにMFリカルジーニョという外国籍選手のゴールにより柏が勝利しているが「引いて守ってくる」チームを克服していない柏。強力な守備とカウンターに耐え切るには、やはり原点『全員で守備をしてプレスをかけ、攻撃する』であろう。そして起点でもあり得点源としても頼りがちな外国籍選手のマークも厳しさを増しているからこそ、日本人選手のチャンスメイクとゴールを魅せ付けて欲しい。今節はMFリカルジーニョが累積のために出場停止である。
恐らくリカルジーニョのポジションにスタメンで代わって入る選手とならばMF山根の守備の負担も変化するだろう。「みんながみんな、あと半歩、半身足りないだけ」と言う前節のゴールのお膳立てをしたFW鈴木達也らの活躍や初ゴールにも期待したいところ。

愛媛FCはJ2初参戦の健気な姿勢で、ここまで常に直向きな戦いを見せている。今節もダブルボランチのMF高萩とMF井上が中盤の起点を押さえて安定した4−4−2でくるだろう。柏レイソルユースで育った菅沼が前節FWとして初起用されたりとバリエーションの増加とともにモチベーションは高いはずだ。

今季も残すところ16試合となった今節。勝点2差の中に3チームがひしめき合う。得失点差も気にかけるべき時期。J2の戦い方の真価がまさに問われる1節である。『J1昇格』を当然の目標にして掲げてきた柏のスローガンの『タフネス』さを、フロント・監督・選手、そして温かいサポーターが一つとなり、柏というチームの『タフネス』さを、ここで証明すべき1戦なのである。

以上

2006.8.25 Reported by 脇本 カオル
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