9月16日(土)J2 第40節 仙台 vs 札幌(19:00KICK OFF/ユアスタ)
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第4クールの始まりとなる今節だが、日程的にインターバルがあるわけでもなく、むしろ前節から中2日でなだれ込んでいく。選手の感覚では、改めて「第4クール開始」と触れてもらわないことには、クールの移行に気がつかないというのが本音かもしれない。
とはいえ、クライマックスの始まりであることに変わりはない。各チーム同士、これが今季最後の対決となる4順目。勝点や順位による様々な思惑が絡み合い、情念の渦を作る「熱い秋」の始まりである。
前節、ほぼ3ヶ月ぶりの連勝を果たした仙台は、出場停止だった3選手に代わってスタメン出場を果たした、中田、富田、中島の3人が揃って活躍。ジョエルサンタナ監督に嬉しい驚きを提供した。
ロペス、熊林はこの札幌戦まで出場停止が続くため、前節にプロとしてリーグ戦初ゴールを決めた中島、中盤でファイターぶりを発揮し、相手の攻撃を何度も寸断して見せた富田の連続スタメンはほぼ確定。菅井が戻ってくる右SBでも、前節ボルジェスの同点ゴールを美しいクロスでアシストするなど、攻守にわたって質の高い動きを90分続けた中田の起用は、おそらく継続となるだろう(ただ、ボランチも右SBもこなせる菅井の復帰が、心強いニュースであることは事実である)
「ここ2試合と同じファイティングスピリットを見せれば、私は心配せず、札幌戦も戦うことが出来ると思う」という監督の言葉の通り、主力を欠いて臨まざるを得ないという状況も、今の仙台には大きな問題ではない。むしろ鍵は、柏戦で見せた闘志、徳島戦で見せた余裕を持った戦いぶりなど、良いフォームを継続できるかである。
そんな仙台にとって、今季の札幌はまさに「天敵」。ここまでの対戦成績は3戦して1分け2敗。さらに札幌は今節、出場停止が誰もいない、完全な状態で仙台にやって来る。
なかでも、フッキが好調だ。2試合の出場停止が明けて以降、2試合連続ゴール中。このフッキは仙台戦においても、第2クールの対決だった第22節には2得点をあげて、ユアスタで仙台を粉砕しているし、それ以外の試合でも、例えば第36節の対決における札幌の先制点は、フッキがペナルティーエリア内で4人に囲まれながらもボールキープ、ようやくDFが苦しい体勢ながらクリアしたボールがゴールに近い位置のタッチラインを割り、そこから素早くスローインしてプレーを始めたことで、仙台の守備が落ち着きを取り戻す前にゴールを奪ったものだったなど、仙台は常にフッキに手を焼いている。前節、試合中に丸山が全治4週間のケガを負った守備陣が、いつも以上の緊張を強いられることは間違いない。
そして第4クール全体で考えた時、札幌は昇格戦線のキャスティングボードを握る存在として見逃せない。第3クールにおける、札幌の上位4チームとの対戦成績を眺めると、柏と仙台に勝利、神戸にはアウェーで引き分け、横浜FCには破れたものの、先制して前半をリードのまま終えるなど、横浜FCに冷や汗をかかせる戦いぶりだった。勝点を一つも落とせない戦いを続けている上位陣にとって、ここ3節負け無しと、しっかり調子を上げて第4クールに入ってきた札幌は、実力は間違いなく伴っているだけに、かなり嫌な対戦相手となるだろう。
「全ての試合が決定戦です」。これから始まる第4クールを、ジョエルサンタナ監督はこう評した。いきなり厳しい相手ではあるが、逆にここを乗り越えられれば、仙台にとっては一気に今後の展望が広がる。難関を突破したい仙台と、それを阻止したい札幌。気持ちのベクトルは違うが、そうした対決こそ、第4クールの醍醐味である。この一戦は、それをいやがおうにも感じさせる一戦となる。
以上
2006.09.15 Reported by 佐々木聡
J’s GOALニュース
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