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【J1:第27節 磐田 vs 大宮 レポート】今季初の3連勝にも厳しい表情の磐田。大宮はまたしても勝利を逸し、どちらにとっても課題の残る内容となった。(06.10.14)

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10月14日(土) 2006 J1リーグ戦 第27節
磐田 2 - 1 大宮 (15:04/ヤマハ/11,490人)
得点者:'10 太田吉彰(磐田)、'16 藤本主税(大宮)、'49 前田遼一(磐田)
★ハイライト&会見映像は【こちら】
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今季初の3連勝を狙う磐田と、8試合ぶりの勝利を目指す大宮。どちらにとっても喉から手が出るほど欲しい「勝点3」を争うゲームは、開始からアグレッシブだった。

2試合連続の後半ロスタイムでの劇的勝利で波に乗る磐田は、さらにこの試合、右眼窩(か)底骨折で離脱していた福西崇史が復帰し、勢いを増した。しかし、ここ数試合リードしていても後半で追いつかれるという悪癖が続き、90分間を通しての戦い方に大きな課題を残しているのも事実だった。
小林大悟を大宮のキープレーヤーとして特に警戒していたアジウソン監督は、対人の強さでは群を抜く守備の要・金珍圭が出場停止で抜けた左センターバック(CB)に、縦へのスピードを高く評価され右サイドバック(SB)に定着していた鈴木秀人を起用してきた。

一方の大宮は、勝利こそ奪えなかったもののドローで終わった前節の内容を評価し、本来はMFとしてプレーしてきたチームの得点王・小林大を2試合連続でFW起用し、吉原宏太との2トップ、トップ下には前節14試合ぶりに先発復帰を果たした藤本主税を据えた布陣のままで挑む。

磐田は「良くなかった」、大宮は「攻撃はうちのペース。内容に大きな問題は無かった」と振り返る前半だが、先制戦を奪ったのは「良くなかった」磐田だった。
立ち上がりから攻め込まれ、思うようにボールがおさまらなかった磐田だが、復帰した福西が存在感を示す。コンディションは「まだまだ」としながらも、咄嗟のボディバランスはさすがで、相手ボールを奪うとそこから起点となり攻撃開始。
7分にはカレン ロバートのパスを左足シュート、そこから得たCKのチャンスには鈴木秀人が頭で擦らせたところを狙ってバーに当てるなど、相変わらずの攻撃センスを見せるが決めきれない。

だが、これでリズムをつかんだ磐田は、間もない前半10分太田が中盤でボールを奪うとすぐさまドリブル。カレンも同じタイミングで併走するが、自分で持ち込みGK荒谷との1対1を難なくクリアしてゴールへと流し込んだ。

先取点は奪われたものの、大宮も決して下を向かない。
前半16分、スルーパスに久永辰徳が中央を抜け出しペナルティエリアに進入したところに、すかさず鈴木秀人がスライディングで止めたが、これにはイエローカード。大宮にPKが献上された。藤本は落ち着いて沈め、価値あるゴールに地元・徳島の阿波踊りパフォーマンスも飛び出すほど。わずか6分で試合は振り出しへと戻る。

この後中盤を支配し、自分たちのサッカーを繰り広げたのは大宮だった。だが、小林大が「磐田の守備の方が一枚上手だった」と両手を上げたように、磐田守備陣は鈴木のCB起用が的中した形となり、田中誠との連携でゴール前だけは堅く守って絶対に破らせなかった。

DFラインと前線との選手間の距離が遠く、思うようなサッカーができなかった磐田は、後半最初から服部年宏に代えて犬塚友輔を右SBに、服部のいた左SBには前半ボランチだった上田康太を入れ、右SBの菊地直哉をボランチへとポジションチェンジを試みた。
これが功を奏し、中盤のスペースを上手く埋めることに成功した磐田は、自分たちのペースへと持ち込んでいく。
すると途端の後半4分、左から中へ進入した太田がファウルで止められると、エリアやや外左45度からファブリシオが直接狙い、ポスト直撃。だがそれを犬塚が頭でつなぎ、最後はゴール前の前田が存分に引きつけた頭で強烈に突き刺し再びのリードを奪うと、終了間際にまたしても攻め込まれるシーンを招きつつも、どうにか最後まで守り抜き勝利へとこじつけた。

「残念です。それだけです」大宮・久永がガックリと肩を落とせば、勝った磐田も「ここのところずっと同じミスの繰り返し。90分間を通した戦い方が未熟」とGK川口が声を荒げるなど、選手たちに笑みは無かった。

自らのミスで招いたこの試合の結果。まだまだ発展途上の両チームの争いは、互いに問題・課題は自分たちの中にあるのだと再確認したゲームとなった。
浮き彫りになった問題点を、ぜひ未来へとつなげてほしい。

以上

2006.10.14 Reported by 上岡真里江(ビットマイスター)
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