10月28日(土)J1 第29節 磐田 vs 浦和(14:00KICK OFF/ヤマハ)
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残り6試合で2位・G大阪との勝ち点差を6に広げた首位・浦和。徐々に攻撃力を高めてきた磐田が、その浦和をヤマハスタジアムに迎える一戦。優勝争いに大きな影響を及ぼす可能性も含めて、スリリングな展開が期待できるゲームだ。
ホームの磐田は、今季初の3連勝の後、17位(試合前の時点)の福岡にアウェーで敗れ、現在6位。5位の鹿島の背中が見えてきて(勝ち点3差)、上位に一泡吹かせたいという思いも含めて、リーグ終盤戦の目標が明確になってきた。とくに今回の相手は、自分たちの力試しをするためには、これ以上ないチーム。何の迷いもなくホームで真っ向勝負を挑んでいくだけということで、精神的にはやりやすいゲームと言えるはずだ。また、ケガで離脱していた西と成岡が全体練習に復帰したが、いきなり先発という可能性は低く、スタメンに大きな変化はなさそうだ。
チームの現状としては、エースの前田が好調で、決定力の面だけでなく、攻撃の起点となるポストプレーでも強さを発揮している。また、それに絡む太田やカレンの精力的な動きも効果的で、後方からも判断の速いパスが出てくるため、一発の恐さは十分に持っている。そのため、中盤でのプレッシャーが早い浦和に対してポゼッションで上回れなかったとしても、決定機を作り出す力は備えているはずだ。
ただ、守備に関しては、少し不安要素もある。このところ勝った試合でもシュートを数多く打たれている場合が多く、GK川口をはじめとして最後のところでの粘りはあるものの、けっして盤石とは言えない。とくに今回は、相手のエースが得点ランク首位のワシントン(20ゴール)。ワンチャンスで決める力があるだけに、シュートを止めることより、シュートを打たせないことが重要になる。おそらくワシントンにはマンマーク気味にDFがつくことになるだろうが、ここをどれだけ抑えられるかが大きな注目点となる。
また、浦和は1トップ気味の布陣で、ボランチの長谷部も含めてさまざまな選手が2列目から飛び出してくる。その脅威に対するマークの徹底や受け渡しの精度が求められるが、これも磐田の守備陣にとって大きなテーマとなるだろう。
一方、浦和の戦いぶりは、とくに守備面で非常に安定している。ここ10試合で2点取られたのは2試合だけ。今年のリーグ戦では3点取られたことは一度もなく、28試合で22失点というのは素晴らしい成績だ。この試合では闘莉王が出場停止で、前田の高さへの対応という部分で多少の不安はあるが、大崩れする心配はほとんどない。中盤から厳しくプレッシャーをかけてしっかりと相手の攻撃を抑え、勝負強い攻撃陣が着実に1点、2点と奪っていくという勝ちパターンを持っているため、今回も一切戦い方が変わることはないだろう。
その相手に磐田が勝利するためには、やはり先制点を与えることは許されない。その意味でも、守備陣の頑張りがカギを握るゲームとなりそうだ。
また、この試合にはもうひとつ試合をおもしろくする要素がある。この対戦は、過去2年は静岡スタジアム・エコパ(5万人収容)で行なわれていたが、今回はヤマハスタジアム(1万7千人収容)での開催。おそらく多くの浦和サポーターが駆けつけるだろうが、限られた収容数の中でサポーターの比率はどうなるのか。スタンドとピッチが非常に近いスタジアムで、どのような応援合戦が繰り広げられるのか。ここまでヤマハスタジアムでの対戦成績は、10勝2敗と磐田が圧倒しているが、磐田がホームの有利をどれだけ生かせるのか。
サポーターの力が、試合内容や結果に大きく影響を及ぼしそうなゲームでもある。
以上
2006.10.27 Reported by 井上慎也
J’s GOALニュース
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