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【J2:第47節 草津 vs 札幌 レポート】シュート数とオフサイド数が示すチーム力の差。草津、10月のホーム3連戦で勝利を飾れず(06.10.29)

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10月29日(日) 2006 J2リーグ戦 第47節
草津 0 - 2 札幌 (14:04/群馬陸/4,219人)
得点者:'33 フッキ(札幌)、'64 フッキ(札幌)
★ハイライト&会見映像は【こちら】
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草津にとっては、0-2という点差以上の「完敗」だった。試合後、草津側スタンドから湧き起こるブーイング。しかし、そのブーイングを、札幌サポーターの歓喜の「声」がかき消した。札幌にとっては4試合ぶりの「完勝」と言える内容。このゲームで両チームが見せたサッカーには、大きな差が存在していた。サポーターの期待に応えようと、気合を入れてゲームに臨んだ草津だったが、歴然としたチーム力の差を埋めるだけのパフォーマンスを見せることはなかった。
草津はこの試合、「賭け」に出た。司令塔・島田を今季初めてボランチで起用したのだ。ここ数試合、トップ下の島田にボールが入らず、苦戦を強いられてきた草津は、中盤の底でゲームを組み立てるという策に出た。序盤は、この作戦が効を奏したといえる。DFラインの前でボールを受けた島田は、やわらかいタッチで前線へボールを配給し、チャンスを演出していく。
しかし、ゲームのリズムは時間を追うごとに札幌に流れていく。札幌がボランチ・島田に適応したこともあるが、草津のボールの奪われ方があまりにも悪すぎたのがいちばんの要因だろう。草津はパスミスから簡単にボールを失い、札幌にカウンターを許す。フッキの先制点はそんな状況で生まれた。

33分、左サイドでボールを持ったフッキがドリブルでペナルティエリアに進入。対応した寺田を抜き去り、ゴールへと迫る。このシーンは草津がサイドラインへクリアするが、問題はその直後の場面だった。ピンチを切り抜けた気の緩みからか、スローインへの準備が一瞬遅れてしまう。その隙を見逃さなかったのがフッキだった。スローインを素早く受けると、再び左サイドからペナルティエリアに突進。草津・寺田が足をかける形になりPKで先制点を献上した。

1点を追いかける草津は後半、初出場となるブラジル人FWマーロンを投入。3バックから4バックへとシステムを変更し、状況の打開を図るが、そんな草津の希望を打ち砕いたのは、またもやフッキだった。後半19分、右サイドでボールを受けたフッキは草津DF陣のチェックを次々とかわしてGKと1対1になると、右足で豪快にゴールを叩き込む。「フッキひとりを抑えられないのはチームの力のなさ」(植木監督)。後がない草津は、気持ちだけでボールを前に運ぶが、攻撃が単調で札幌の壁を打ち破ることができなかった。

このゲームで草津のシュート数がわずか5本だったのに対して、札幌は18本。札幌は、脆弱な草津の守備体系をあざ笑うかのように次々と決定機を作ってみせた。草津は(この試合に限ったことではないが)リスクマネジメントがあまりにも未熟で、中途半端に前に出ては札幌の逆襲を受けた。草津が取ったオフサイドの数は8にも及んだが、それは意図的に取ったものではなく、助けられた回数でもあった。それだけ札幌が草津DFの裏を取っていたのだ。1本のパスがもたつく草津に対して、複数のパスをワンタッチでつなぐ札幌。これはシーズンを通じて培った力の差だ。柳下監督が「まだまだ決められるチャンスはあった」と語ったように、札幌は大勝してもおかしくない内容だった。

草津は今月の「ホーム3連戦」で1分2敗と勝点を伸ばすことができなかった。この結果によって、草津は下位脱出を図ることが極めて難しくなるなど、受けたダメージは大きい。特に攻撃に関しては、現時点での「限界」を痛感させられた。「攻撃のイメージが共有できずに、ピッチ上で同じ絵が描けていない」と秋葉。ならば、今、選手たちは何をするべきなのか。来季へ向けての「下書き」を引く時間は、あと5試合450分しかない。


以上

2006.10.29 Reported by 伊藤寿学
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