今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【U-19日本代表 vs U-19韓国代表 プレビュー】韓国には負けたくない! 中2日のハードスケジュールながら、気力充実で準決勝へ(06.11.09)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
●AFCユース選手権インド2006 準決勝
11/09(木)19:30キックオフ(日本時間)/ソルトレークスタジアム
U-19日本代表 vs U-19韓国代表
・試合速報はこちら
---------------

珍しいことだ。U-19日本代表・吉田靖監督は普段、そう感情をあらわにしないし、真意が分かりかねるほど淡々と話を進める。だがその吉田監督が言う。「準決勝である以前に韓国には負けられない」と。この世代での韓国との対戦成績は4勝1敗。ただ、韓国が本気かつベストメンバーだったのはその1敗の時だけで、あとはお互いリーグ戦や他の要素が関与してベストメンバーが組めなかったなど参考にはならない。だからこそ、だろう。手の内を知り尽くした宿敵との準決勝の前に、意外なほど吉田監督は語気を強めていた。

ただ条件を考えると日本が若干不利であることは間違いない。準々決勝から同じ中2日ながら、日本はバンガロールからコルカタへ、1700kmの空路移動を強いられた。さらに、韓国はずっとこのコルカタで戦ってきておりピッチ状態も把握している。日本は前日練習の1時間触っただけ。だが、「これらはマイナスではあるが気力は充実している」と槙野(広島)。最後は気持ちの勝負と言うが、戦いはシンプルになりそうだ。

U-19韓国代表は、すでに韓国代表を経験し、昨年のFIFAワールドユース選手権オランダ大会の経験者でもあるエース・SHIN, Young Rokが前線に張る。大柄なだけでなくスピード、シュート力ともに、この世代のアジアナンバー1といっても過言ではない。彼を含む2トップをいかに止めるかがまず鍵になる。「相手の2トップもいいかもしれないけど、オレとフク(福元=大分)もいいから」と陽気に話すのは槙野。また、「両サイドや中盤の攻撃的なところにタレントがそろい、息が抜けないと思う」と吉田監督。「こちらの内田(鹿島)、梅崎(大分)のことも分かっていると思うから、(再度を使わず)あえて中を使うということもある」とも話す。互いに手の内を知り合っていることが、どう作用するかも楽しみだ。

U-19日本代表は、大きな目的であった世界切符・来年のU-20W杯出場権を獲得し、ひと息ついたところという感じか、冒頭10分だけ公開された前日練習でも、初戦の北朝鮮戦前に比べればのんびりとしたもの。1時間と限定で行われるスタジアム練習だったために「急いで急いで」とスタッフは急かすものの、いつもの調子にしか見えない。この日は梅崎が冒頭だけ別メニューとなったため、報道陣には戦慄が走ったが、これも「移動のバスで車酔いをした」とのこと。なんとも牧歌的というか…彼ららしい空気間を残したまま、準決勝に臨むことになりそうだ。

気持ちの勝負である以上、強い気持ちが必要。だが、平常心は肝心だとも思う。「歴史を作りたい、そういう声が我々にも届いてくるようになりました」。そう話すのは加藤GKコーチ。連覇を狙う韓国を叩いて一気に、頂上へ駆け上がりたい。

以上

2006.11.09 Reported by 了戒美子
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着