11月23日(木)J1 第32節 浦和 vs 甲府(15:00KICK OFF/埼玉)
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第30節の前にあった首位浦和と2位G大阪の勝点差6は、第31節終了時に3へと縮まった。浦和が苦手としていた敵地での名古屋戦を0対1で落とし、遠藤、播戸という攻撃のキーマンを欠いたG大阪が、苦しみながらもホームで千葉を1対0と下した結果だ。加えて、3位川崎Fも土壇場で福岡を2対1と振り切り、首位から勝点4差と、逆転優勝への望みをつないでいる。
さて、迎える第32節、首位浦和はホーム埼玉スタジアムでの甲府戦となるが、名古屋戦の敗戦を払拭する勝利を挙げることができるだろうか。得意のホームでは今季まだ負けなし、昨年9月から続く無敗記録(現在、最多タイの20)を味スタでのF東京戦を挟む、G大阪との最終戦まで維持することはできるだろうか。
「内容は悪くない。たまにはツイてない試合もある」(ブッフバルト監督)。「ああいう試合もたまにはある。仕方がない。切り替えが大事」(ワシントン)。名古屋戦の敗戦について、監督、エースはともに内容よりも、ツキのなさをアピールした。
もちろん、シュート18本を放った内容を全否定するつもりはない。ワシントンの決定機がゴールポストに嫌われるという不運があったのも事実。しかし、名古屋の3トップ対策として、今季初めて採用した浦和の4バックは、守備面では効果をもたらしたものの(ヨンセンに奪われたゴールは相手3トップに許した唯一のシュートだった)、攻撃のリズムを欠く原因となったことは否めないだろう。
前半、前線のワシントンとポンテをフォローするように、中盤のサイドには三都主と山田が入ったものの、中途半端な位置取りが目立ち、思うような攻撃の形が作れず。後半、山田が内にポジションを取るようになりリズムは好転したが、一瞬の隙を突かれ、名古屋に決勝弾を許してしまった。
今節の相手、甲府も名古屋と形は違えど、3トップでの戦いを主とするチームである。得点源のバレーが左サイドに張り出し、中央には2試合連続ゴール中の茂原が構え、右サイドでは山崎(あるいは宇留野)が存在感を放つ。やや変則的なその布陣は、浦和にとっては厄介といえるかもしれない。
今季J1初昇格ながら、すでに残留を決めていて失うものがないだけに、アグレッシブな甲府のサッカーには不気味さが漂う。
リーグ最小失点(31試合26失点)と堅守を誇る浦和は、今季ホームでは15試合でわずか5失点しか喫していない。しかしながら、故障の堀之内、坪井の不在は気がかりだ。名古屋戦で4バックを採ったブッフバルト監督の真意は分かりかねるが、その辺と無関係ではないかもしれない。
19日には、突如としてドイツの大衆紙に今季限りでの退団話が報じられたブッフバルト監督が会見を開き、「大きな目標(リーグ優勝)が迫っている時期。チームにとって一番大切なのはリーグ優勝。あと2週間集中させてほしい」とし、来季以降の去就についての明言は避けた。とはいえ状況から判断すれば、ブッフバルト監督の退団は決定的といえる。
初のリーグ制覇を前に、聞こえてくる雑音は消して小さくない。ブッフバルト監督以下、選手に大きなプレッシャーもあることだろう。残り3試合、まずは甲府戦に集中することが大事だが…。
以上
2006.11.22 Reported by 栗原正夫
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第32節 浦和 vs 甲府 プレビュー】無欲の甲府が不気味に映る。浦和、得意のホームで名古屋戦の敗戦を払拭する勝利なるか?(06.11.22)
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