12月2日(土) 2006 J1リーグ戦 第34節
浦和 3 - 2 G大阪 (14:04/埼玉/62,241人)
得点者:'21 マグノアウベス(G大阪)、'27 ポンテ(浦和)、'44 ワシントン(浦和)、'59 ワシントン(浦和)、'78 山口智(G大阪)
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赤い埼玉スタジアムに飲まれたとは思わない。現に試合後「むしろ、勝手に自分のことを応援してもらっていると都合よく考えてプレーしていた」と話す選手もいたし、わずかながら駆けつけてくれたG大阪サポーターの声援を、心強く感じてもいた。実際、そうした状況はこの一戦を迎える前に知識として頭に入っていただけに、会場入りの際にバスに向かって激しいブーイングを浴びても、スタジアムが真っ赤に躍動するのを見ても、選手たちに動揺はなかった。「こういう雰囲気で決戦を戦えるのが幸せ」だと語った選手もいる。だからだろう。前半は落ち着いて試合に入る。決戦独特の緊張からか若干の堅さは見られたが、それは浦和も同じ。立ち上がり15分は、互いに足元にボールが収まらないような展開になる。
だが『らしい』サッカーを示していたのはどちらかと聞かれれば、G大阪だと言い切れる。引いた相手に対して、中盤で繋ぎゴールを目指す。ケガから復帰のFW播戸も含め、それぞれが『個性』を活かしながらの組み立てを行っていく。
そんな中、今日のプランの1つだった待望の『先制点』をFWマグノ アウベスが奪う。21分。MF橋本からの絶妙のパスに合わせて抜けた播戸が、ゴール前やや右よりで相手DF2人を背負いながら中央にパス。それをFWマグノ アウベスが右足で泥臭く決める。一瞬「本当にゴールが入ったよね?」とビジョンのリプレーに目を凝らすほど、スタジアムは何もなかったように『沈黙』。ガンバサポーターのほうに目をやると、確かに喜んではいるのだが、今日のガンバサポーターの数はおよそ1,000人強。発表された62,241人という観客動員数を思えば、その声がかき消されるのも当然だろう。だが、間違いなくG大阪は先制点をものにする。
ところが、これがG大阪に思わぬ誤算をもたらす。というより試合前に西野監督が話した「点数は一度に3点入るわけじゃない。1点取れたら2点、2点取ったら3点と積み重ねていく」という言葉を思えば、そう攻め急ぐ必要はなかったが「いける」という手応えが選手を走らせたのか、G大阪は攻守のバランスを徐々に失い、攻め急いだせいかボールがスムーズに回らなくなる。
そこで食らった27分のカウンター。浦和FWポンテに右サイドをえぐられ、そのままゴールを許してしまう。「点を取れたのは良かったが、そのあとの点の取られ方で局面の甘さが出たり、僕のマークの遅れがあったり、カバーリングの問題があったり…」と話したのはDF山口だが、まさにその言葉通りの守備の甘さが露呈。しかも、イーブンで折り返せたのなら良かったが、危ない時間帯、前半終了間際にFWワシントンに追加点を許し1−2とビハインドを負って前半を終える。今日の試合におけるG大阪の逆転Vの条件『3点差以上での勝利』を思えば痛すぎる失点。
それでも「何とか点を奪いにいこう」と攻撃の姿勢を示すG大阪は、MF橋本に代えてMF遠藤を投入! 復帰が心待ちにされてい彼を起点に、点を取りに行こうという示す。ただ、浦和もまた同点、逆転と効率よくゴールを重ねられたからだろう。前半には見られなかった落ち着きを取り戻してゲームを運ぶ。そんな中、59分には再びFWワシントンのゴール。不運にもG大阪のDFシジクレイがケガで痛んだ直後、1人少ない状況の時にフリーでチャンスを与えてしまい3−1と突き放されてしまう。
この追加点でより守りの姿勢を強めた浦和に対し、『点を取らなければ優勝が手に入らない』G大阪はDFシジクレイの交代に合わせて4バックにシステム変更。最後まで前がかりの姿勢を見せ、ゴールに執念を見せるものの、今季リーグ戦では最少失点数を誇る浦和のこと。そう簡単にこじあけさせてはくれない。
78分にはMF遠藤の左コーナーキックを中央で明神が頭でそらし、それをファーサイドに詰めたDF山口が決めて1点を返すも、あとが続かず。最後は一方的に浦和ゴールを攻め立てるも、セットプレーからのDF宮本のヘッドはゴール右へ。同じくセットプレーからのMF二川のヘッドも枠をとらえられず。2−3のままロスタム2分を過ぎ、タイムアップ。ものすごい浦和サポータ−の歓喜の叫びがスタジアム中を包み込む中、肩を落としたG大阪イレブンは足早にピッチをあとにした。
この結果を受け、G大阪の2006Jリーグの成績は3位に。『連覇』の夢は消え、『再挑戦』をしたかった来年のACLへの出場権も手に入れられなかった。
以上
2006.12.02 Reported by 高村美砂
※【J1:第34節 浦和 vs G大阪 浦和側レポート】
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