12月2日(土) 2006 J2リーグ戦 第52節
札幌 0 - 2 鳥栖 (14:04/札幌ド/14,349人)
得点者:'29 高地系治(鳥栖)、'48 新居辰基(鳥栖)
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「私が率いて3シーズン目になるわけだが、とにかく力を抜かずに練習とゲームをやってきた、その集大成が今日のゲーム」と、今季をもって監督の座から退く松本監督が振り返ったように、アウェイの鳥栖がほぼ完勝といっていい内容で札幌に勝利した。
前半はどちらかといえば札幌の方が相手ゴール前でのプレーが多かった。開始6分過ぎには砂川、フッキの個人技を生かして2度ほどチャンスを作り、10分過ぎにはフッキが右サイドに流れて蹴ったクロスに西谷が走り込んだり、15分には素早いリスタートから相川が持ち込むも得点には至らない。札幌は細かなパス交換でチャンスをうかがうも、決めきれずにいた。
対する鳥栖はMF尹が軸となり攻撃を展開。中盤の底から精度の高いミドルパスを供給し、前線に起点を作った。同時に鳥栖は藤田、新居のツートップの働きが見事だった。藤田はタイミングの良い動き出しで尹からのパスコースを作り出し、新居は相手DFにサンドされた狭い局面でもしっかりボールをコントロールしてチャンスにつなげてみせた。守備時には前線から相手のパスコースを的確に限定し、札幌の後方からの攻撃を終始スローダウンさせていた。
札幌は前線では攻撃的な姿勢を出しながらも、全体をコンパクトに保つことができず徐々にリズムを失った。尹から効果的なミドルパスが配球されたことで右MF芳賀や守備的MFの大塚が引き気味になって最終ラインに吸収される局面が多く、DF中央の池内がラインを押し上げようとしてもMFの選手とはなかなか呼吸が合わず、ラインコントロールにズレが生じるシーンが目立った。29分に生まれた鳥栖の先制点時もそう。ラインが深くなっていたためにボールを持ち上がった高地へのプレッシャーが遅れ、さらにそのラインも乱れていたために尹との壁パスからあっさりと抜け出されてシュートを決められてしまった。
結果として鳥栖は4位で今シーズンを終えることになるのだが、昨シーズンの8位という順位からの躍進を見せた理由のひとつには試合運びの安定があるだろう。この試合でも1点をリードして突入した後半は中盤と最終ラインでの2ラインを網のようにしっかり保ち相手の攻撃を引き出す。ツートップは前がかりになった相手の裏のスペースを丹念に突く。そうした上でリスクの高いパスを減らして丁寧にパスをつなぐことで、しっかりと主導権を掌握するサッカーをするようになった。
48分に奪った追加点は右サイドのスペースへ濱田から絶妙なパスが送られ、そこに走り込んだ新居が冷静に、飛び出したGKの頭上を越すシュートを決めてのもの。松本監督が試合全体を「集大成」と語ったが、この得点もまさに新居らしさが凝縮されたものだった。
2点を追う札幌は右サイドに藤田、左サイドに川崎というアタッカーを投入して得点に意欲を見せるも、センターバックの金、飯尾を中心とした鳥栖の守備陣が終始冷静な対応でしのぎ続けた。結局、2−0で鳥栖がリードしたまま、タイムアップの笛がなった。
この日のタイムアップの笛は普段とは違うものだった。長いシーズンの終わりを告げる、特別なものだった。札幌・柳下監督も松本監督も、今季でそれぞれのチームの監督から退く。試合後の会見で松本監督は涙ながらに過去を振り返り、柳下監督は「お世話になりました」と言い席を立った。「一日一日を大切にトレーニングしてまだまだ成長して欲しい」と柳下監督は若いイレブンにエールを送り、松本監督は「この選手たち、素晴らしいだけあって今日のゲームが終わった瞬間、来年こそという気持ちがすでに芽生えてきていると思う」と自らの率いたチームを褒めた。そう、今日のタイムアップの笛は、もちろん今季のリーグ戦の終了を告げるものではあったが、同時に、また来る明日からの始まりを告げる笛でもあるのだ。
以上
2006.12.02 Reported by 斉藤 宏則
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第52節 札幌 vs 鳥栖 レポート】柳下札幌と松本鳥栖のリーグ戦ラストゲーム。安定した試合運びでアウェイの鳥栖が勝ち点を確保。鳥栖が4位、札幌が6位でシーズンを終えた。(06.12.02)
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