12月2日(土) 2006 J1リーグ戦 第34節
清水 3 - 0 広島 (14:04/日本平/13,581人)
得点者:'17 チョジェジン(清水)、'70 枝村匠馬(清水)、'73 チョジェジン(清水)
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清水にとって今日は、さまざまな意味で絶対に勝たなければいけない試合だった。そのために選手たちは気持ちを前面に出し、集中力を高めて守り、決めるべき選手が決めた。
長谷川監督の亡き母・澄代さん(11月27日逝去)を悼んで、清水の選手たちは右腕に黒い喪章をつけてピッチに飛び出していった。目標であるトップ5を達成するために、長谷川監督に勝利を捧げるために、立ち上がりから清水イレブンは気合い十分。鋭い出足で中盤を支配して攻めに出る。
一方、広島のほうはケガ人の続出と、アジア大会で3人(フィールド・プレイヤーは青山敏と前田の2人)が抜けたことで、深刻な人手不足。ボランチにはケガが治りきっていない李が入り、前線で佐藤とコンビを組むのは、本来はMFの桑田という苦肉のスタメンで、ベンチにはDFが5人並んで、MFは0人、FWは1人という異常事態になっていた。
ただ、立ち上がりの清水の攻勢が落ち着いた後は、少し気合いが入りすぎたのか清水のミスが目立ち、広島が3回ほど惜しいチャンスを作った。しかし、ここはキャプテン山西とGK西部の踏ん張りでしのぐ。それでも広島は、苦しいメンバー構成の中でしっかりと自分たちのサッカーをして、ポゼッションも徐々に高めて、自分たちのペースを作り始めていた。
だが、清水はセットプレーで悪い流れを断ち切る。17分、藤本の左CKからチョが高い打点のヘッドでゴール右に決め、先制点をゲット。これが清水のホーム400ゴール目となった。さらに19分には、チョの飛び出しを倒して止めた広島のリベロ・戸田に、早くも2枚目のイエローカードが出て、退場処分。1点のビハインドを背負った広島が、残り70分以上を10人で戦うことになった。これで、清水が圧倒的に優位になるかと思われたが、広島の選手は慌てることなく全員が自分の仕事を忠実にこなし、互角に近い展開に持ちこむ。清水がチャンスを決めきれなかったこともあり、前半は1-0のまま終わった。
後半に入ると、広島は10人になってから一時4バックにしていた最終ラインを3バックに戻し、両サイドの駒野と服部を生かして反撃のチャンスをうかがう。だが、清水のほうも前半より落ち着いた試合運びを見せ、自分たちのペースを取り戻していく。守備でも、リスクマネージメントを徹底して広島のカウンターを封じ、結果的に後半はシュート2本に抑えた。
そして、25分にカウンターからの枝村のシュートで清水が2点目を奪うと、「2点目でゲームは決まってしまった」(広島・ペトロヴィッチ監督)という言葉通り、清水が余裕を持ってゲームをコントロールするようになり、広島はさらに苦しくなる。28分にはチョがきれいなコントロール・シュートを決めて3点差とし、その後も清水のほうが多くのチャンスを作ったが、結局3-0のままタイムアップの笛を迎えた。5連勝中の広島も、ただでさえ台所事情が切迫している中で退場者が出れば、本来の力を出した清水に完敗したのもしかたないところだろう。リーグ前半戦でつまずいた広島だったが、終盤で何とか持ち直し、10位で今季のリーグ戦を終えた。
清水のほうは、磐田が敗れたことでひとつ順位を上げて4位でフィニッシュ。「トップ5」という最大の目標を達成した。その他の数値目標に関しても、「勝点50以上」に対して、最終的には勝点60と大幅プラス。「得点は昨年のプラス10」に対して、プラス20の60得点。「失点は昨年のマイナス10」という目標だけは、マイナス8の41失点とわずかに及ばなかったが、開幕前の目標をこれだけしっかりとクリアするチームはめったにない。
試合後、清水の選手たちが口にしたのは、「去年からずっと同じコンセプトで戦ってきた」(伊東)、「自分たちのサッカーが自信を持ってやれている」(市川)、「胸を張れるだけの内容のゲームができている」(山西)といった、自分たちのサッカーに対する誇りと自信。それこそが数字以上に大きな収穫と言えるのではないだろうか。
エスパルスのサッカーを愛してやまなかったという母・澄代さんも「きっと喜んでくれていると思います」と語った長谷川監督。サポーターには、来季に向けてのさらなるステップアップを誓った。
以上
2006.12.02 Reported by 前島芳雄
J’s GOALニュース
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