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【J2:第52節 仙台 vs 神戸 神戸側レポート】神戸は仙台に惜敗し、3位でシーズンを終了。土壇場でJ1自動昇格の道を逃し、J1・J2入れ替え戦で最後の望みをかける。(06.12.02)

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12月2日(土) 2006 J2リーグ戦 第52節
仙台 2 - 1 神戸 (14:04/ユアスタ/15,626人)
得点者:'11 中島裕希(仙台)、'64 ロペス(仙台)、'89 近藤祐介(神戸)
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 試合前日の夜10時、神戸をバス3台で発ち、約12時間かけて乗り込んできたサポーター。試合当日の朝8時、大阪・伊丹空港発仙台行きの飛行機2機にそれぞれ便乗して駆けつけたサポーター。その他、各所からJ1昇格内定の瞬間を見ようと仙台・ユアスタに足を運んだサポーター。そして、仙台までは足を運べなかったけれど、神戸ユニバーで行われたパブリックヴューイングや、テレビ観戦で神戸の勝利を目に焼き付けようとしたサポーター。それらすべての後押しを受けて、最終節、アウェイ仙台のピッチに臨んだ神戸イレブン。絶対にこの日でJ1復帰を決めたい、その強い思いで仙台相手に戦った神戸だったが・・・。

 結果は無情だった。1-2。柏が湘南に勝ったことで、神戸は3位に転落し、この日J1復帰を決めることはできなかった。最終節を神戸同様に勝利で飾りたいという意欲に満ちていた仙台の前に、「わからないうちに(チーム全体が)緊張してしまっていた」(茂木)という神戸はミスから崩れてしまった。

 第46節の札幌戦以来、勝利から遠ざかっていた神戸。さらに、今節では北本、河本、有村のDF3選手が出場停止となったことで、ディフェンスラインを再構築せざるを得なかった。右サイドバックに丹羽、センターには柳川と小林、左サイドバックには坪内という今季初のセットを並べ、ボランチにJ2リーグ戦初出場となる遠藤が入る形となった神戸の守備陣だったが、1年間ともにトレーニングを積み重ねたとはいえ、このセットで準備したのは約1週間。プレッシャーもあって安定からは程遠かった。

 11分という早い時間帯に決まった1失点目。左サイドでプレスを受けた柳川がGK荻にバックパス。しかし、ここでもきついプレスに合い、荻が左足から右足に持ち替えてクリアしようとしたところを仙台の中島に奪われ、そのまま先制点を許した。ピッチコンディションが悪かった事、そこを荻が丁寧に処理しようとしたこと、新人の柳川にかかった重圧、様々な要因が重なったとはいえ、この失点でチーム全体がその後に焦ってしまったのは明白だった。「早い時間帯での失点が多いし、先に失点すると焦ってしまう」と試合後に近藤も語っていたが、これは選手誰もが試合前から注意していたこと。「先制点は許してはいけない」というのがチーム全体の共通理解だっただけに、本当に悔やまれる。

 神戸の守備陣はあたふたしながらも、失点後はなんとか持ちこたえいていた。点を取りにいった自チームがボールを奪われ、カウンターでピンチを招くことも多々あったが、柳川も荻も、ミスを取り返そうと必死に奮闘した。それでも、64分のロペスのミドルには対応できなかった。この失点も、いわゆるミスからだった。神戸の右サイド、丹羽と朴康造の連係がうまくいかず、そこを仙台の磯崎に付かれ、中央でフリーのロペスにパスされると、神戸が最も警戒していた選手に豪快に決められてしまった。

 なんとか同点に追い付こうとした神戸にチャンスがないわけではなかった。むしろ、前半は決定機を多く作っていたのは神戸だった。開始27秒での三浦のミドル。17分の平瀬のヘッド。その2分後の遠藤のボレー。26分のフリーで放った朴康造の左ボレー。カウンターから田中がドリブルで独走して丹羽が右サイドから猛烈にゴール前に詰めた34分のプレー。これらのどこかで決めていれば、また違った展開になっていたかもしれない。タラレバはよくないのだが…。

 近藤、ガブリエル、茂木と投入したスクランブルも機能せず、後半のシュート数はわずか2本。後半、2点差がつき、さらに大黒柱である主将の三浦が警告2枚で退場になってからは、もう神戸に攻める形さえできなかった。仙台にいいようにゲームを支配され、神戸はチームとして最後までチグハグなままだった。そんななかでロスタイムに見せた近藤のゴールが、唯一、神戸の次への希望となった。

 これで「2006J1・J2入れ替え戦」への出場が決まった神戸。その戦いはもうすぐ、4日後の12月6日に迫っている。対戦するのは福岡。川勝監督をはじめ、薮田、佐伯、吉村、布部など、以前神戸に在籍していた面々が揃い、しかも神戸の松田監督は今季途中まで福岡で指揮を執るなど、「何かと因縁めいたものがある」(坪内)相手だ。6試合白星なしという悪い形でシーズンを終えてしまった神戸だが、それはもう過去の話。まずはホームの神戸ウイングで再起を誓う。

 「今度こそ最後だから、みんなで頑張りたい」(田中)、「入れ替え戦をやって上がれば強くなると言われるように頑張る」(坪内)、「もう次に向けてやるだけ」(北本)、「あとふたつ(試合が)ある。切り替えるしかない。ウチはJ2から挑むので、ウチとしては失うものはない」(三浦)。まだ神戸の選手たちは死んでいない。仙台戦でもアウェイのなか大声を張り上げて最後まで勝利を願ったサポーターのためにも、全神戸サポーターのためにも、あと2試合、J1復帰のために神戸はすべてをかけるしかない。

以上

2006.12.02 Reported by 前田 敏勝
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