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【J1:第34節 大分 vs F東京 レポート】有終の美は飾れなかったが、若手の成長と目標を達成した今季の大分。リーグ終盤に形を取り戻したF東京は、天皇杯につながる勝利(06.12.02)

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12月2日(土) 2006 J1リーグ戦 第34節
大分 0 - 1 F東京 (14:04/九石ド/20,854人)
得点者:'58 ルーカス(F東京)
★ハイライト&会見映像は【こちら】
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試合開始前の気温が13.1度。寒さが身にしみる九州石油ドームのピッチに、半袖のユニフォームで立った選手たちがいた。
大分・DF深谷、MF梅田と根本である。この試合に賭ける意気込みで、寒さを吹っ飛ばしたのだろう。この3人が今日の試合のポイントを握っていた。

大分とF東京のリーグ最終戦、両チームとも中盤に5人の選手を配置した戦いを挑んできた。3DFの大分は、DFのサイドの守備はサイドMFが埋める。その分、サイドMFは運動量が求められやや引き気味となるが、2トップの内どちらかがポストプレーを行う事で、攻撃に参加する時間をかけることが出来る。カウンターや縦の攻撃が生きてくる。
対するF東京は、4DFで1FW、2列目からのMFの飛び出しや、両サイドからの波状攻撃を得意とする。同じ5MFでもボールをゴールに運ぶ手段には違いがある。

前半は両チームともお互いの良さを消し、主導権を握ろうとがんばった。大分はDF深谷がテクニックのあるルーカスをことごとく抑え、MF梅田はF東京のMF戸田を徹底的にマークした。結果、F東京の前半のシュートは2本に抑えることが出来た。
しかし、FW松橋とラファエルは、F東京のDFジャーンと伊野波に決定的な仕事をさせてもらえず、シュート3本に抑えられてしまった。中をしっかりと固め、奪ったボールを縦に早く送り続けた大分と、ボールを左右に散らしワイドな攻撃を試みたF東京は、お互いに決定的なシーンを作る事が出来ず、無得点で前半を終了した。大分にとって悔やまれる事は、数多くあったFKで前半のうちに流れを引き寄せる事が出来なかったことといえる。

後半に入るとF東京がペースを掴んだ。立ち上がりに大分ゴール正面20mの位置からルーカスのFKは、GK下川がクリアで防いだ。直後のCKはF東京のファールがあって、大分は難を逃れた。50分過ぎのFKは、栗澤のボールにジャーンのヘディングが僅かに合わず、大分の失点にはならなかった。
しかし、一度掴んだペースの中では、一瞬の気の緩みが大きな落とし穴になる。58分に素早いリスタートでボールを入れたF東京は、梶山から前線に張っていた石川に渡り、ヒールで流されたボールをルーカスが右足で大分ゴールに突き刺した。

今季の順位を7位で終了するためには、2点が必要となった大分。スタンドもベンチも一体となって、ピッチに声援を送り続けた。77分には、MFエジミウソンに代えてFWの内村を送り込んだ。続けて、81分にDF上本に代えて19歳のFW市原を入れた。今季初出場となる市原は、10分近くをよく走り1本のシュートを放つ事が出来た。後半だけで、9本のシュートを放ったが、最後までネットを揺らす事は出来なかった。
90分の中で前後半36本の直接FKを得た大分。特に60分、65分、90分には、ペナルティエリア角からの同じようなFKを得ている。キッカーはこの角度を得意とするレフティ根本。この3本のうち1本でも弾道に変化があれば、結果は違っていたかもしれない。79分には、1人少なくなったF東京を、最後まで追い込むことは出来なかった。

試合前には手拍子と掛け声で選手を鼓舞する大分サポーター。ハーフタイムには応援歌を歌い、風船を飛ばし一体感を持つ。歌詞の中に「気持ちは一つ」とあるが、まさにスタジアムが一体となって戦っている。その結果、8位でリーグを終了することができた。出来すぎでも、不完全燃焼でもなく、今季の大分の実力である。多くのサポーターに支えられ、リーグの中でも上位の観客動員数を記録した。これも地域密着を理念に活動した株式会社大分フットボールクラブの実力である。選手もスタッフもそして多くの大分を愛するファンも、胸を張ってほしい。

有終の美を飾る事は出来なかったが、若い選手が育ち、上位を苦しめ、リーグを盛り上げてくれた。リーグ順位8位、今季の目標どおりの数値を残した大分。天皇杯と来季に期待を持たせてくれるチームである。


以上

2006.12.02 Reported by サカクラ ゲン
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