●SDT CUP 2007 Jリーグプレシーズンマッチ IN 愛鷹
14:00/静岡・愛鷹/6,648人
清水 2−2(PK5−4) 横浜FM
得点:46'矢島卓郎(清水)50'坂田大輔(横浜FM)79'那須大亮(横浜FM)89'チョ ジェジン(清水)
---------
最後はPK戦で勝負をつけるというプレシーズンマッチとしては珍しい結末。ただ、結果とは別に、両チームとも開幕に向けての準備という意味では、プレシーズンマッチ本来の目的を十分に果たしたゲームだった。
どちらもキャンプの疲労をたっぷりと残し、日本代表組が抜けた中での一戦は、清水、横浜FMとも今季から採用する可能性が高い新布陣でスタートした。
清水のほうは、4-4-2という意味では昨年までと同じだが、中盤の形が昨年までのボックス型からダイヤ型へと変化。4バックが右から市川、平岡、高木和、児玉(新加入)。ダイヤ型の中盤は、底に杉山、右に伊東、左に兵働、トップ下にフェルナンジーニョ(新加入)という配置。そして2トップはチョと矢島というスタメンとなった。
清水の注目点は、何といってもG大阪からレンタル移籍してきたフェルナンジーニョと周囲とのコンビネーションと、そこからどれだけ効果的な崩しを見せられるかという点。その意味では、前半はフェルナンジーニョの切れがもうひとつだったが、後半になると調子が出始めて、開始1分にスルーパスから矢島の飛び出しを引き出し、先制点をアシスト。その2分後にもフェルナンジーニョ→矢島→兵働→チョと見事にボールがつながり、今日一番のきれいな崩しを見せたが、チョのシュートはDFにクリアされ、追加点は決まらない。
試合全体を通しても決定機は清水のほうが多く作り出していたが、フェルナンジーニョがコンディションとコンビネーションの両面でもっとフィットしてくれば、昨年よりも攻撃のバリエーションが増え、決定機の数はかなり増えてきそうだという予感は十分に感じられた。長谷川監督が「前半から良い形が出ていたが、最後のフィニッシュの場面というのがなかなか……」と振り返った通り、最後の決定力という部分が今年の大きな課題になりそうだ。
守備面では、中盤でフェルナンジーニョ以外の3人の負担が大きくなるが、守備意識の高い選手が揃っていることやセンターバック・高木和の安定した守りもあって、ミス以外では大きな穴は生じることなく、流れの中からの失点はなかった。
そうした中、清水で目立った動きを見せたのは、ボランチの杉山とトップの矢島。昨年、体調面の問題もあって出場機会が少なかった杉山は、今年は初めから非常に好調で、本人が「体調が悪かった」と言う今日も、攻守に気の利いた仕事を披露。矢島も、チーム内でもっとも切れの良い動きを見せ、幅広く動いてチャンスメイク、得点の両面で大きく貢献した。2人とも、今年の活躍が期待される選手だけに、清水サポーターにはうれしい手応えを感じられたはずだ。
一方、横浜FMのほうは、4バックが右から吉村、栗原、那須、小宮山。中盤は河合と山瀬のボランチに、マルクスのトップ下。そして右からマルケス、鈴木、坂田の3トップという4-3-3の布陣を敷いた。
前半は、早野監督が「運動量が少なく、ミスも多かった」と語ったようにやや低調だったが、そんな中でも攻守の切り換えの早さは目立っていた。清水が速攻をかけようとしても、横浜FMの選手たちが素早い帰陣で付け入るスキを与えないという場面がたびたび見られたことは、疲労がたまっている中で大きな収穫と言えるだろう。
そして後半に入ると、清水と同様にエンジンが暖まってきて、2得点をゲット。注目の3トップでは、右のマルケスがサイドの高い位置でしっかりとタメを作り、サイドバックのオーバーラップを引き出すという場面も何度か見られたし、左サイドの坂田の飛び出しや中に入っていく動きも効果的。中央では鈴木が身体を張ってターゲットになるなど、選手のキャラクターを活かすという意味でも、大いに可能性を感じさせてくれた。
ボランチ・山瀬の機をみた攻め上がりも、相手にとっては非常にイヤな形になっており、トップ下のマルクスがもっとフィットしてくれば、この4-3-3という布陣はなかなか楽しみなものになるのではないだろうか。
試合のほうは、横浜FMが相手のミスをついて2点目を奪い、一度は逆転したが、土壇場で清水が同点に追いついて2-2。90分が終わると延長戦なしでPK戦となり、最後はGK西部が那須のシュートを止めて(PK戦5-4)清水が勝者となった。
以上
2007.02.18 Reported by 前島芳雄
J’s GOALニュース
一覧へ【プレシーズンマッチ:清水 vs 横浜FM レポート】キャンプの疲労が残りながらも互いに今季目指す戦い方が見えた一戦は、PK戦で清水に軍配!(07.02.18)
- 開幕特集
- 開幕招待
- 国立招待
- J.LEAGUE ALL-STAR DAZN CUP
- 熱き一枚を手に入れろ
- ベイブレードコラボ
- 明治安田のJ活
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 2025 移籍情報
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- NEXT GENERATION MATCH 2026
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE
















