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「何か私の言うことを理解し始めたという感じはした」とイビチャ・オシム監督は言った。2007年最初の日本代表合宿はわずか4日間という短さだったが、選手たちは指揮官の求める「効率的な走り」「多様性」「さまざまな状況への適応能力」などを表現しようと懸命に取り組んだ。確実な前進を示したのが、最終日に行われた東海大学とのテストマッチ。特に2試合目を戦ったジェフ千葉、川崎フロンターレ、サンフレッチェ広島らの連合チームは面白いようにボールをつなぎ、次々とゴールを奪った。「試合を見てもらえば分かるけど、ワンタッチ、2タッチでパスを回して、動きながらのサッカーができていた。みんなが少しずつオシムさんのサッカーを理解しているということ」と山岸智(千葉)も強調していた。彼らは3月24日のペルー戦、7月のアジアカップに期待が持てそうな内容で合宿を締めくくった。
16日から本格的に行われていた2007年オシムジャパン初合宿も19日がラスト。この日は千葉県内で14時から東海大と2試合(45分×4本)を消化した。東海大は今季から関東大学リーグ1部に昇格する強豪。16日に日本代表が戦った流通経済大、筑波大とそん色ない実力を備えるチームだ。
第1試合の日本代表は、浦和レッズ・ガンバ大阪らの連合軍で戦った。彼らを同じチームにしたのは移動便の都合という。先発はGK山岸範宏(浦和)、DF(右から)加地亮(G大阪)、坪井慶介、田中マルクス闘莉王(ともに浦和)、橋本英郎(G大阪)、ボランチ・佐藤勇人(千葉)、阿部勇樹(浦和)、2列目・遠藤保仁(G大阪)、相馬崇人(浦和)、FW巻誠一郎(千葉)、高松大樹(大分)の4−4−2。鈴木啓太(浦和)は左でん部痛で欠場した。
4−2−3−1システムの東海大がベストに近いメンバーを出してきたこともあり、序盤の日本代表はボールをつなげず苦しんだ。前日の練習で徹底したFWにクサビを入れながらのビルドアップを試みるも、巻と高松のところにうまくボールが入らず、動きが連動しない。もう1つのテーマだったサイドを起点とした攻撃も、初めて左でコンビを込んだ橋本と相馬の動きが重なるなど、ギクシャクした感は否めなかった。闘莉王が苛立ち、「点を取ってくれ〜」と叫ぶ場面もあったほど。相馬も「前半はビルドアップがうまくいかなかった」と反省していた。
それでも、左内転筋に張りを訴えて途中交代した阿部に代わって播戸竜二(G大阪)が入ると、少し流れがよくなる。播戸は不慣れな攻撃的MFに入ったが、鋭い動き出しを連発。前半37分に遠藤からのスルーパスを巧みに受け、ようやく先制点を決めた。
後半はGK林彰洋(流通経済大)が先発した。チーム全体に硬さが取れ、運動量も増えてくる。たびたび攻撃参加する闘莉王の背後を坪井や橋本がカバーするなど、バックアップ体制もよくなってきた。そして9分に闘莉王の長いパスに反応した高松がゴール。2点目を奪った。さらに合宿を通じて精彩を欠いていた巻が待望の3点目を挙げ、終盤は佐藤勇人が得点。4−0で勝利した。しかし1本目を総じると「長いボールでカウンターを狙う浦和勢」と「短いパスをつないで攻撃を組み立てるG大阪勢」のサッカー観の違いが終始、出てしまった。「そのギャップを埋めていくことが今後の課題」と遠藤も指摘した。
2本目はGK川口能活(磐田)、DF(右から)田中隼磨(横浜FM)、今野泰幸(FC東京)、中澤佑二(横浜FM)、駒野友一(広島)、ボランチ・中村憲剛(川崎F)、攻撃的MF・野沢拓也(鹿島)、藤本淳吾(清水)、右FW佐藤寿人(広島)、左FW山岸智、FW我那覇和樹(川崎F)の4−5−1からスタートした。
こちらは非常に攻撃的な陣容だったため、先制点も早かった。開始6分に田中隼のクロスを我那覇が巧みに相手をかわしながらゴール。1点を奪ったのだ。この後、日本代表は中村のワンボランチが災いしてカウンターを食らう場面を何度か露呈してしまうが、徐々にバランスが修正されていく。そして15分にアウトサイドとしてテストされた佐藤寿人が2点目を奪った。直後に川口が右ふくらはぎを痛めるアクシデントが発生。川島永嗣(川崎F)との交代を余儀なくされる。が、日本代表の勢いは失われるどころか、パス回しと連携が目に見えてよくなっていった。
23分に今野、28分に我那覇がそれぞれ得点した後は、まさにゴールラッシュとなる。チーム5点目となる29分の我那覇のゴールは2タッチ以下のパスが6〜7本つながって生まれ、35分の途中出場・矢野貴章(新潟)のボレーシュートも数人が連動した結果の得点だった。その後も藤本、駒野、我那覇、我那覇とゴールし、前半が終わってみれば9−0。後半も我那覇がこの日5点目を奪い、10−0で勝利した。
得点を量産したのも見事だったが、それ以上に素晴らしかったのが、効率いいビルドアップとボール回し。選手たちは1タッチ、2タッチでパスをつなぎ、2人目3人目が連動してゴールを狙っていた。まさにオシム監督が理想とする「人とボールの動くサッカー」を具現化していたのだ。東海大がペースダウンしたことも大量得点を助長したが、敵将は「2本目の試合は日本代表のパス回しと組み立てが実に見事だった」と舌を巻いたという。それだけ内容のいい試合だった。
短期間の合宿だったが、FW陣が全員得点するなど、選手たちも確固たる手ごたえをつかんだ様子。オシム監督の配慮もあり、選手間のコミュニケーションも増え、チームとしての一体感も高まってきた。次は3月24日の国際親善試合・ペルー戦だが、この調子なら「賢く走れる強い日本代表」が見られる可能性は高そうだ。今から1ヵ月後が非常に楽しみになってきた。
以上
2007.02.19 Reported by 元川悦子
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●日本代表候補トレーニングキャンプメンバー(2/15〜19@千葉)
●キリンチャレンジカップ2007〜ALL FOR 2010!〜
2007年3月24日(土)19:30キックオフ(予定)/横浜国
日本代表 vs ペルー代表
・大会概要、チケットの発売について(リリース)
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