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【2007 戦力分析レポート:甲府】焦点は、速さ・組織・規律などの優位点の活かし方。06年をベースに「たけし軍団」は更なる進化を目指す(07.02.26)

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各クラブ監督・選手の今年の目標は!? 「今年の“Will Be”教えてください!」
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【今季のみどころ】

甲府のJ1リーグ1年目は「よく健闘した」という評価になるが、順位という点では悔しさが残る1年だった。9位の横浜FMに勝点で−3、16位の福岡に勝点で+15点という内容なのだが、甲府にそう興味を持たない人が順位表を見れば「やっぱり甲府は降格ギリギリの15位」と思うだろう。甲府のサッカーを評価する人が少なからずいる確信はあるが、キャンプの報道を見れば、甲府は全国メディアでなかなか扱ってもらえない。甲府の名前が出たときでも主語ではなく、「〜が甲府と対戦して負けた(勝った)」という扱い。この現状は面白くないので、07シーズンは誰もが認める順位を手にしたい。

では、具体的には何位なら満足なのか。大木監督は具体的な数字は挙げない。今年も「優勝を目指してやらないと駄目」ということになる。得点源のバレーとキャプテンの倉貫が移籍した15位のクラブが「優勝」という言葉を使うことには、今年もピンと来ないかもしれない。それが普通だろう。でも、甲府に注目していると今年は昨シーズンよりは大分ピンと来るのだ。それが難しいことは判っている。しかし、それを目指すのが「たけし軍団」の心(サッカー)の拠り所でもあり、求心力でもある。それは、「たけし軍団」が世界クラブ選手権出場を目指しているから。それも本気で。ただ、たけし軍団は「何が何でも勝ちゃいい」とは思っていないし、ビッグネームを補強して強くなる気も金もない。「日本人が世界に通用するためのサッカー」を追求して勝ちたいのだ。

この方向性を持つ甲府が注目されなければ代表も強くなれない。新潟も同じ意味で、もっと注目されていいチームだ。Jリーグでフィジカルや個人の能力に頼ったサッカーで勝っても、代表が同じスタイルで世界を相手に勝てないのならJリーグでの勝利が代表の強化には繋がらないからだ。日本人の遺伝子が、アングロサクソンやアフリカン相手に単純なフィジカル能力で勝てる見込みはない。勝負すべきは、速さ、組織、規律などの優位点をどう活かすかだろう。06年のサッカーをベースに、更にハイプレッシャーのなかでもそれを発揮できるような進化を遂げることが出来れば、甲府が主語になる報道も増えるはず。

【注目の新戦力】

●FW 16 アルベルト
06年の甲府はどんなチームが相手でもポゼッションをしてゴール前にボールを運ぶことが出来ることは証明した。しかし、当然のこと課題はある。FW、CB、左SB、GKは強化が必要なポジションであった。なかでも、バレーの抜けた穴を塞ぐことが最優先課題だった。その期待を背負うのがベテランのブラジル人FW・アルベルトだ。バレーとはタイプが違い、ボールキープ力、ヘディングなどが特徴。キャンプで彼の能力が充分に発揮されたとは思わないが、バレーが天性の才能を活かしたFWなら、アルベルトは職人タイプのFWではないだろうか。ボールの受け方など甲府のスタイルに慣れる必要があるが、フィットすればバレー以上の得点力が期待できる(する)。

●FW 28 木村勝太、FW 37 國吉貴博
横浜FMユースから加入したFW・木村、静岡学園から加入したFW・國吉も期待できる存在。木村はフィジカルにも恵まれた典型的なCFタイプで、自分のプレースタイルを持っている。同じポジションにアルベルト、ジョジマールがいるだけに、すぐにチャンスを掴めるかどうか判らないが、甲府で大きく育てたい選手だ。國吉は小柄だが、3トップのサイドアタッカーとしてキャンプから高い評価を受けている。貴重な左利きの選手でもある。FW、CBを中心に補強を行った甲府。オリンピック代表候補の増嶋が期待されるのは当然のことだが、今年の補強選手は2年後、3年後の甲府の主力になっていくことが期待される選手が少なくない。ただ、2〜3年燻ってから、いきなり急成長してレギュラーになれるようなことはないだけに、今年からしっかりとチャンスを掴んで成長して欲しい。

【開幕時の布陣予想】

開幕から横浜FM、名古屋、浦和、G大阪と、伝統も人気も経済力もあるクラブとの対戦カードが組まれている甲府。他に楽に勝てる相手があるという訳ではないが、この4ゲームをどんな結果で乗り切るかで期待と心配のレベルが決まってしまう。勝点4あたりが、小さくて大きな目標である「J1残留」を安堵させてくれるギリギリの数字になりそうだ。

そのためには新加入FWのアルベルトの出来がポイントになる。「甲府がアルベルトを活かすサッカーをするのか」、「アルベルトか甲府で活きるサッカーを身に付けるのか」。この点を明確に出来なければ06年度の42ゴールを上回ることは難しい。アルベルトが機能しなければジョジマールを中央に入れるオプションもあるが、現時点では茂原を入れる形の方が有力。攻撃に関してはリーグ戦のなかで、作り上げていくことになりそうで、序盤は得点力という面では苦労することが多くなりそうだ。リーグ戦終盤に新加入FWの木村や富岡が先発の座を争っていれば得点力は自然とアップしているはず。

中盤の3人は不動だ。しかし、彼らをベンチに下げるような成長をみせる若手の出現が必要でもある。保坂、鈴木(健太)、大西らは有力候補。守備面では、64(失点)という数字を秋本、増嶋らレベルアップしたCB陣を中心にした守りで減らすことはできるはずだ。津田や池端も先発の可能性があるだけに、モチベーション高く競い合って欲しい。

甲府にとって肝心なことは「普通のJ1」チームになってしまわないこと。頭も身体も対戦相手以上にハードワークしてこそ戦えるチーム。それを忘れても椅子を用意してくれるほどJ1は優しくないだろう。スモールフィールドで勝負する甲府オリジナルのサッカーをJ1リーグ2年目も貫きたい。

Reported by 松尾 潤

※布陣予想は2月28日時点のものです

2006年成績
リーグ戦J1 15位
ヤマザキナビスコカップ予選リーグ敗退
天皇杯ベスト8
移籍情報
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キャンプレポート
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