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【2007 戦力分析レポート:山形】相次ぐ移籍で大きな変革期を迎えた今季はチームキャプテンが復活。戦術面最大のポイントはFW陣の奮起(07.02.26)

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【今季の見どころ】

選手の入れ替わりは毎年必ず経験することだが、今季の山形はここ数年でもっとも大きな変革期を迎えている。

このオフの間、チーム在籍年数13年のMF高橋健二、11年のDF太田雅之(ともに現役引退)、9年のDF内山俊彦(→神戸)、8年のMF永井篤志(→仙台)、5年のGK桜井繁(→甲府)など、長くチームに在籍したチームの核とも言える選手が大量にチームを離れることになった。引退する2選手からバトンを受け継ぐべき「次世代のリーダー」たちからも移籍が相次いだことで、長い期間培ってきたチームカラーなど「精神性の継承」という大きな課題も抱えながらのシーズンインとなった。

そうしたなか、7年ぶりに復活したチームキャプテンに指名されたのは、財前宣之とともにチーム最年長となった宮沢克行。力でぐいぐい引っ張るタイプではないが、選手個々に細かい目配りとケアができ、チームとサポーターとの関係、チームとフロントとの関係にも心を砕いている。プレーの技術の高さや冷静な戦術眼も含め、チーム全体の戦う意識をひとつにまとめ上げるという点ではまさに適任だが、その真価が、厳しい状況で発揮されることを期待したい。

戦力的には、昨シーズン23得点を挙げたFWレアンドロ(現神戸)が抜けた影響をどうくい止めるかが最大のポイントだろう。今季のFW7人のうち、昨年の最多得点は林晃平の6点。続いて根本の3点。この数字だけを見ても、FW陣には相当な奮起が必要だということが判る。ただ、そうした決定的な仕事をするためにも、FWにはぜひともクリアしてもらわなければならない仕事がある。

山形の攻撃ではポゼッションがその特長として挙げられるが、それをゴール前のシュートまでつなげるのに必要なのが、高い位置での起点づくり。樋口靖洋監督は昨年同様、ひとりはDFラインの裏を狙い、もうひとりはDFラインと中盤の間で受ける縦関係のコンビネーションを2トップに求めている。それぞれプレースタイルの違う4人のFWを迎え、さまざまな組み合わせを試したことで、キャンプ中はボールの受け手と出し手の意図やタイミングを合わせるまでに多くの時間を要している。連携構築のためのコミュニケーションはシーズンを通して必要となるだろうが、この起点づくりがスムーズにいけば、昨シーズン以上のシュートチャンスは約束されるだろう。

今年2季目の指揮を執る樋口監督は、試合内容を勝点に結びつけられず8位に終わった昨シーズンの反省を生かし、攻守でイニシアチブを執り、ゲームコントロールをさらに押し進めようとしている。守備においても積極的にボールを奪い、追い込むなど、目指すのはリアクションではなく、あくまでもアクションサッカー。厳しい48試合を乗り切るために、昨シーズンはつまずいた第1クールでいいスタートを切りたい。

【注目の新戦力】

●FW 11 豊田陽平
●DF 13 石川竜也

新たに4選手が入れ替わった7人のFW陣のなかで、チーム浮沈の大きなカギを握るのが豊田陽平だ。名古屋から期限付きで移籍した北京五輪世代。代表復帰のためには、Jの舞台での出場、そして活躍が必須条件となる。7人それぞれの特長が際立つ今季FW陣のなかでも、185cm・79kgの恵まれた体格は特筆で、それに見合うスケールの大きなプレーも見応えがある。相手を背負い足元で収めるプレーは、2列目、3列目からの飛び出しを呼ぶために多用されるだろう。さらにヘディングの高さも魅力で、サイド攻撃を得意とするチーム戦術にはまる要素は十分にある。

出場機会を求めての移籍は、「黄金世代」のDF・石川竜也にもあてはまる。左サイドのスペシャリストとして、精度の高いクロスやロングフィードで攻撃の起点として強力な補強となったが、準優勝した99年のワールドユース・ナイジェリア大会で主力として活躍した国際経験や、常勝クラブ鹿島での経験、さらに昨シーズン途中から移籍した東京VでJ2の舞台も経験済み。そうした経験値の高さが、瞬時の舵取りが必要な状況でチームにベストな選択をもたらしてくれそうだ。

また、J2での実績十分のFW北村知隆や、大卒新人のDF園田拓也、MF佐藤健太郎も即戦力として十分に期待できそうで、選手層自体は昨年以上のものがある。

【開幕時の布陣予想】

J2参入以来の4−4−2は、すっかり山形の遺伝子に組み込まれている。戦術も一貫して戦ってきた昨シーズンと変わらない。組織再編から着手するチームが多いなかで、蓄積・継承できる部分が多いのはアドバンテージと言える。

GKは今季から背番号1を背負う清水健太が最有力。昨シーズンも43試合に出場、大きな心配はない。
DFラインは、昨シーズンに見違えるほどの成熟を見せたレオナルド、小原のCBコンビを軸に、右SBに木村誠、左SBに新加入の石川竜也が起用されそうだ。さらに鷲田雅一、大卒新加入の園田拓也などCBのバックアップの充実ぶりは、昨シーズンから進歩した点だ。

MFではチーム始動直前に永井が移籍したのは痛かったが、そのほかのメンバーはほぼ残っている。左に財前宣之、右に宮沢克行のチーム最年長コンビがサイドで起点をつくりボランチには昨シーズンに急成長を遂げた秋葉勝と、味方を鼓舞する“吠える選手会長”・渡辺匠が有力。さらに、2月下旬にチームに合流した臼井幸平や佐々木勇人も控え、少数だが精鋭だ。

FWは、ポストプレーができる豊田陽平がシーズンを通して軸になりそう。開幕2トップの相棒は北村知隆になりそうだが、根本亮助、林晃平、横山拓也なども虎視眈々とポジションを狙っている。

Reported by 佐藤 円

※布陣予想は2月28日時点のものです

2006年成績
リーグ戦J2 8位
天皇杯4回戦敗退
移籍情報
山形 移籍情報
キャンプレポート
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